日大レベル
薄いインプットの参考書と共通テスト対策、志望校の過去問題を解いておく。これは短期間で終わる。「①金谷の 日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本(4冊)」「②30日完成 スピードマスター 日本史問題集 日本史B」、「共通テスト過去問題集」、「②元祖 日本史の年代暗記法」を完璧にしていく。
MARCHレベル
時間がある人はMARCHと早慶レベルの用語をセットで学んでいき、共通テスト対策をする。時間がない人は、共通テスト対策の後、MARCHの過去問題をクリアする。しかし、その場合は日本史で点は稼げない。正誤問題と論述は出ても基礎レベルしか問われない。
早慶レベル
知らない用語が出てくる上に、史料対策も必要となってくる。早稲田などは大学に所縁のある人物が出題されたりと、過去問題集から出題傾向を学ぶ必要が出てくる。論述と正誤問題の難易度が上がるために、ここは徹底的に対策しておく必要がある。
東大レベル
記述、論述の徹底的な練習が必要になる。教科書を極めて知識を完成させることが大切。問題集をクリアした後に、インプットの教科書に戻って知識・理解を深める、完成させる必要がある。過去問題のやり込みが一番重要になってくる。
日本史の勉強法について
日本史の勉強方法について書いていきます。 日本史はとにかく覚えるが勝ちです。 しかし、日本史の覚える量は膨大で、どの用語を覚えればいいのかわからなくなってしまったりするものです。 また日本史は漢字が多く、覚えられない上に書けないという状況が生まれてくるので大変です。 そんな日本史を効率よく勉強するための方法を書いていきます。
1.詳しさを間違えるな!
一般的に日本史は、狭くて深い科目だといわれますが、ここで言う「深さ」とは単純に誰も知らない用語を覚えるということではありません。 基本的には、一つの用語に対して様々な方向から見たり、いくつかの事柄を関連付けて理解できているかが重要です。 たまに『こんな難しい単語知ってるんだぜ!』という人がいますが、マニアックな単語を覚えることにあまり意味はありません。 受験生なら誰もが知っている用語をすべて網羅することが重要です。 また例えば“荘園”という単語ひとつとっても、『これは何の荘園なんだろう』『この荘園の特徴は?』ということを頭に入れておくことにより、 その単語の時代背景にも詳しくなることができます。 一問一答をたくさん覚えるのではなく、一つの用語から様々なことを思い出せるようにつなげていきましょう。 そうすることで論述問題にも対応できる日本史脳が出来上がっていきます。
2.テキストに新しい発見は書き込もう!
社会全般で言えることですが、日本史では教科書や講義の参考書のように軸となるものが非常に重要です。 一つの参考書に新たな発見を書き足し、自分だけの参考書を作り上げていくようにしてください。 自分だけの参考書を作ることによって『この本を見れば、安心』というものを作っておきましょう。 例えば、一つの参考書に付箋で“図表の◯◯ページ参照”と書いてあるものを貼り付けることによって、過去の気付きを未来に共有することができます。 気付きは時間が経つと忘れてしまうことがあるので、きちんと書き込んでおきましょう。
3.志望校の研究は怠るな!
日本史の対策は同じ大学でも学部によって大きく対策が異なります。 特に早稲田、慶応ではその傾向は顕著です。 例えば、論述問題が中心なのに、一問一答問題集ばかりやっていたら志望校へ遠まわりになってしまいます。 まだなにも知識のない状態で志望校の入試問題を解く事は出来ませんが、どういう問題が出るのかという傾向と対策は頭に入れておきましょう。 また一つの学部の過去問をやっただけで傾向を知った気にはならず、志望校の問題はすべて一通り解いて確認してください。
4.覚え方は自分に合ったもので!
世界史でもっとも多い質問は『日本史の用語覚えられないんですけどどうやって覚えた方がいいですか?』です。 しかし、これは個人差があるもので一概にこれがいいと言えるものではありません。 覚え方は基本的には英単語の覚え方と同じで大丈夫です。 声に出す、何回も書く、ゴロで覚える、連想で覚えるなど。 いろいろ試してみましょう。その中で自分に一番あった暗記方法を見つけて実践していきましょう。
5.近代以降は学校に合わせるな!
先にも書きましたが、陥りがちなパターンとして直前期まで入試の範囲が終わっていないということがあります。 一般的な高校では日本史や世界史などの歴史科目の範囲が終わるのは、12月のような入試直前期です。 これでは全く過去問も解けませんし、演習の時間も十分にとることができません。 さらに泣きっ面に蜂ですが、大学入試では最も近代以降が頻出します。(明治大学や慶應大学の一部の学部では、近代以降以外出題しないと明記しています) ほとんど入試ではでない古代の分野から学校がじっくり解説します。 これは教育課程上仕方のないことですが、受験生にとってこれは仕方のないことでは済まされません。 現役生だとしても歴史は授業に先行して参考書で勉強しましょう。 他の受験生を追い抜くチャンスがあります。
6.論述問題は添削してもらうべし!
論述問題が中心の大学の受験生は、添削指導を受けることをおすすめします。 自分では論述問題の採点をすることは難しいので、身近に添削指導をしてくれる人がいると心強いです。 学校の先生を積極的に利用していきましょう。 また、論述対策としては無駄に何問も解き続けるよりも良問を丁寧に完答出来るようになるまで仕上げる方が伸びます。 論述問題も「一冊を完璧に」しましょう!