日本史の大学受験勉強!レベル別におすすめ参考書や進め方をご紹介

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日本史の勉強において重要なポイント

今回は、とにかく覚えるが勝ちな日本史の勉強方法について書いていきます。

しかし、日本史の覚える量は膨大で、どの用語を覚えればいいのかわからなくなってしまったりするものです。

また日本史は漢字が多く、覚えられない上に書けないという状況が生まれてくるので大変でしょう。

そんな日本史を効率よく勉強するための方法を書いていきます。

1つの単語を深く掘り下げる

日本史の勉強において重要なポイント1つ目は1つの単語を深く掘り下げることです。

基本的には、1つの用語に対して様々な方向から見たり、いくつかの事柄を関連付けて理解できているかが重要です。

例えば“荘園”という単語1つとっても、『これは何の荘園なんだろう』『この荘園の特徴は?』ということを頭に入れておくことにより、 その単語の時代背景にも詳しくなることができます。

一問一答をたくさん覚えるのではなく、1つの用語から様々なことを思い出せるようにつなげていきましょう。

そうすることで論述問題にも対応できる日本史脳が出来上がっていきます。

テキストに新しい発見は書き込む

日本史の勉強において重要なポイント2つ目は、テキストに新しい発見を書き込むことです。

日本史では教科書や講義の参考書のように軸となるものが非常に重要です。

1つの参考書に新たな発見を書き足し、自分だけの参考書を作り上げていくようにしてください。

自分だけの参考書を作ることによって『この本を見れば、安心』というものを作っておきましょう。

付箋にメモ書きを残しておくことで、過去の気付きを未来に共有することができます。

気付きは時間が経つと忘れてしまうことがあるので、きちんと書き込んでおきましょう。

志望校の研究は怠らない

日本史の勉強において重要なポイント3つ目は志望校の研究をすることです。

日本史の対策は同じ大学でも学部によって大きく対策が異なります。

特に早稲田大学、慶應義塾大学ではその傾向は顕著です。

例えば、論述問題が中心なのに、一問一答問題集ばかりやっていたら志望校へ遠まわりになってしまいます。

まだなにも知識のない状態で志望校の入試問題を解く事は出来ませんが、どういう問題が出るのかという傾向と対策は頭に入れておきましょう。

覚え方は自分に合ったもので覚える

日本史の勉強において重要なポイント4つ目は自分に合った覚え方で覚えるという点です。

世界史でもっとも多い質問は『日本史の用語覚えられないんですけどどうやって覚えた方がいいですか?』です。

しかし、これは個人差があるもので一概にこれがいいと言えるものではありません。

覚え方は基本的には英単語の覚え方と同じで大丈夫です。

声に出す、何回も書く、ゴロで覚える、連想で覚えるなどを試してみましょう。

その中で自分に一番あった暗記方法を見つけて実践していきましょう。

論述問題は添削してもらう

日本史の勉強において重要なポイント5つ目は論述問題を添削してもらうことです。

論述問題が中心の大学の受験生は、添削指導を受けることをおすすめします。

自分では論述問題の採点をすることは難しいので、身近に添削指導をしてくれる人がいると心強いです。

学校の先生を積極的に利用していきましょう。

また、論述対策としては無駄に何問も解き続けるよりも良問を丁寧に完答出来るようになるまで仕上げる方が伸びます。

論述問題も「一冊を完璧に」しましょう! 

レベル別日本史の勉強法

ここまで日本史を勉強する時の重要なポイントを紹介していきました。

ここからは、レベル別の日本史の勉強法と参考書をご紹介します。

レベルに合った勉強法を試して、志望校合格を目指しましょう。

日大レベル

薄いインプットの参考書と共通テスト対策、志望校の過去問題を解いておきましょう。

これは短期間で終わらせることができます。

「金谷の 日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本(4冊)」「30日完成 スピードマスター 日本史問題集 日本史B」、「共通テスト過去問題集」、「元祖 日本史の年代暗記法」を完璧にしていくと良いでしょう。

金谷の 日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本(4冊)

金谷の 日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本(4冊)

【特徴】

これは日本史を流れで覚えることができるように解説されている講義系参考書です。

知識を背景と共に解説していくので、単語だけで覚えるよりも頭に定着します。

音声CDがついているので聞き流して学習することもできます。

【使い方】

講義系参考書なので一通り通読してみましょう。

その後、何度か通読を重ねることで頭に定着させることができます。

重要なことは一度で全てを覚えようとしないことです。

30日完成 スピードマスター 日本史問題集 日本史B

30日完成 スピードマスター 日本史問題集 日本史B

【特徴】

これはアウトプットを素早く行うことができる参考書です。

非常によくまとまっているので、30日間で1周できると掲げています。

手軽に復習したい人におすすめな1冊です。

【使い方】

講義系参考書を使ってインプットした後、知識が頭に入っているか確認するために使いましょう。

直接書き込むと何回も使うことができなくなるので、別の紙に書いて解くと良いです。

また、赤字で答えを書き込んで赤シートで確認するといった使い方もすることができます。

MARCHレベル

時間がある人はMARCHと早慶レベルの用語をセットで学んでいき、共通テスト対策をしましょう。

時間がない人は、共通テスト対策の後、MARCHの過去問題をクリアすると良いです。

しかし、その場合は日本史で点は稼ぐことはできません。

正誤問題と論述は出ても基礎レベルしか問われないので安心です。

日本史探究授業の実況中継(1)

日本史探究授業の実況中継(1)

【特徴】

これは読んだだけで日本史の流れが入ってくる講義系の参考書です。

実際の予備校の授業を基に作られているので文字を読むのが苦手な人でもスラスラ読めるでしょう。

「授業サブノート」というものを使うと知識のアウトプットもすることができます。

【使い方】

講義系参考書なのでまずは一通り通読しましょう。

何回も読むことで頭に定着するので、習慣的に読むようにすると良いです。

そして、付属の「授業ノート」を活用することでアウトプットまで済ませましょう。

日本史B一問一答2nd edit 完全版

日本史B一問一答2nd edit 完全版

【特徴】

この参考書は日本史の重要単語を一問一答形式でまとめたものです。

頻出順に星の数が載っているので、一目で問題のレベル感が分かります。

共通テストで問われる用語をほぼ100%収録されているので、共通テスト対策にもぴったりです。

他にも、難関国公立大、難関私大で問われる用語についても95%以上収録されているのでMARCHの対策にも適しています。

【使い方】

一問一答形式なので、赤シートで解答を隠し、答えてから解答を確認していきましょう。

この参考書は繰り返すことで真価を発揮するので、何度も繰返し使うと良いです。

一度で覚えようとするのではなく、何度も繰り返していく中で覚えていくことが重要です。

早慶レベル

知らない用語が出てくる上に、史料対策も必要となってきます。

早稲田などは大学に所縁のある人物が出題されたりと、過去問題集から出題傾向を学ぶ必要が出てきます。

論述と正誤問題の難易度が上がるために、ここは徹底的に対策しておく必要があるでしょう。

早稲田大学入試対策用日本史問題集

早稲田大学入試対策用日本史問題集

【特徴】

この参考書は、早稲田大学の政治経済学部、法学部、文化構想学部、文学部、教育学部、商学部、社会学部、人間科学部、国際教養学部の入試対策に特化したものです。

通常の過去問よりも解説が詳しく載っていることが特徴です。

また、各学部の出題傾向や学習時のポイントも解説されているので、該当する学部を志望している人は参考にしてみてください。

【使い方】

早稲田大学レベルの参考書なので、入試標準レベルは解ける程度の実力をつけてから挑戦しましょう。

まずは解いてみて、解説をじっくり読むことが重要です。

解説を読んだら、どうすればその解答に辿り着けたかを考えると解答プロセスが身につきます。

実力をつける日本史100題

実力をつける日本史100題

【特徴】

実力をつける日本史100題は、標準レベル・頻出テーマの問題が収録された問題集です。

解いていく中で、日本史の流れと重要事項の理解を確認していくことができます。

解答が充実しているので、じっくりと読んで身につけていくことをおすすめします。

【使い方】

問題集となっているので、まずは一通り解いてみましょう。

解答解説を確認する時は、考え方を吸収することを意識しながらやりましょう。

流れに重点が置かれているので、解くときも流れを意識しながらやると効果的です。

東大レベル

記述、論述の徹底的な練習が必要になります。

記述問題や論述問題に正答するためには、教科書を極めて知識を完成させることが大切です。

そのため、問題集をクリアした後に、インプットの教科書に戻って知識・理解を深める、完成させる必要があります。

最後に、過去問題のやり込みが一番重要になってくるので怠らないようにしましょう。

東大の日本史25カ年

東大の日本史25カ年

【特徴】

この参考書は東京大学の日本史を25年分収録しています。

論述に関する解説が充実しているので、論述問題の解き方を確認することができます。

論述問題だけでなく、資料問題の解き方も確認することができます。

【使い方】

東京大学の過去問が収録されているので、東京大学レベルの問題を解ける段階になってから取り組むようにしましょう。

まずは一通り解いてみて、解答解説を読むことに重点を置きながら勉強しましょう。

解答を読むときは、知識をどう活用していくのかのプロセスを確認すると考え方が分かるようになります。

勉強がうまくいかない場合の日本史勉強法チェック

ここまで日本史のレベル別の勉強法について紹介していきました。

ここからは勉強が上手くいかない場合の原因をご紹介します。

うまくいかない原因を突き止めて勉強を効果的に進めていきましょう。

覚えるのに時間をかけすぎて回数がこなせていない

暗記事項を覚えるために丁寧に時間をかけて1回のみ勉強するのは時間がかかってしまうだけであまり意味がないです。

頭に定着させるためにはスピーディーに何回も復習することが必要になってきます。

兎と亀なら兎のように走り抜け、同じところをハムスターのようにクルクル復習すると良いでしょう。

講義用の参考書に時間をかけすぎている

最終的には問題集や過去問を解けるようになっていないといけません。

そのため講義用の参考書に長く時間をかけるよりも、覚えることは問題集で覚えて講義用の参考書は読んでおく程度に留めておいた方が、勉強が捗りやすいです。

インプットとアウトプットのバランスを取りながら勉強することをおすすめします。

間違えにくい覚え方ができているか

問題集をこなしながら用語を覚えることで効率的に日本史を勉強していくことができます。

よく間違える単語や用語をセットで覚えて、特徴や時代を区別し、まぎらわしいものを判別することができるか確認しましょう。

覚えて確認して整理するという流れを解いていく中で覚えていくと良いです。

日本史のレベル別勉強法|まとめ

今回、日本史のレベル別勉強法についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

日本史を勉強する時は、1つの単語を深く掘り下げることや、テキストに新しく分かったことを書き込んでいくことが重要です。

また、自分の志望校のレベルに合った勉強法や参考書を使うことを意識すると良いです。

今回紹介したことを参考にして、志望校合格を目指しましょう。

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