皆さんこんにちは、武田塾の高田です!
今回はチリの勉強法の全解説を行っていきたいと思います。
皆さん地理とはどのような科目のイメージでしょうか?
理系の人が使うことが多い科目というイメージはあるかもしれないのですが、社会の他の科目である日本史や世界史と比べて覚える量が少ない科目などのイメージがあるのではないでしょうか?
ただ地理でも気をつけないといけないのは覚えたからといって点数が取れる科目ではありませんというところ。
単純な地理の問題に加えて統計問題や地図問題などの少し考えさせる問題が多いのが地理の特徴なので、そのあたりをうまく攻略できればすごく楽しい科目に変わります!
ぜひ今回の記事・動画を通して対策法を学んでいってください。
地理勉強のポイント!
地理の勉強のポイントは理解できているかどうかので、地理を勉強する際は講義系参考書を必ず活用してください。
おすすめの参考書は「村瀬のゼロからわかる地理B」「大学入学共通テスト 地理Bの点数が面白いほどとれる本」で、暗記には「共通テスト 地理 集中講義」など覚えることが少なくある程度絞ってあってコンパクトにまとめて覚えられるものをおすすめしています。
難関私大を目指す人でガッツリ暗記の対策がしたい人は「大学受験 ココが出る!! 地理Bノート」などを使うことがおすすめ。
地理には地形や気候農業・工業などとは別に系統地理という分野と世界の各国の特徴を学ぶ知識の分野の2つに分けられるのですがどれも理解することが重要で、系統地理については特に理解しながら暗記していくことが重要です。
地理は理屈で覚えれば暗記量は少なくて済みますが理屈を無視して覚えてしまうと暗記量が増えてしまったり、入試問題で使えない知識になってしまうので、背景を理解しながら知識をインプットしていってください。
民族や言語宗教や文化・どんな政治が行われているか・盛んな産業・抱えている問題など、覚えるべきことは多いためつい後回しになりがちな国の背景も理解しながら覚えることがポイントになってきます。
理屈や物事の現象の背景とセットで覚えていけば入試までに忘れにくく、なおかつ応用が効きやすい勉強の仕方になるのでぜひ実践してほしいです。
地理を勉強する上での注意点
地理を勉強する上で気をつけてほしい点は、地理の問題は地図上の位置を正確に覚えていないと入試では解けないように作られているので地図帳で場所を確認しながら勉強することです。
アメリカでトウモロコシの生産が盛んなエリアはどこでしょう?というふうにアメリカの地図が与えられ、その場所を指定しないといけない問題とかもよく出題されるので、実際の入試問題を意識しながら勉強することをおすすめしています。
アウトプットの練習
今まではインプットについてのお話でしたが、ここからはアウトプットについて説明していきます。
アウトプットにおすすめの参考書は「共通テスト 地理B 地図・統計の考察問題71」や「瀬川聡の 大学入学共通テスト 地理B[系統地理編]超重要問題の解き方」シリーズです。ここで地理の考えさせる問題の対策をしっかりしてください。
この考えさせる問題の対策が進んだら共通テストの過去問や予想問題集で演習をしていきましょう。
地理で高得点を取る人はどんな人?
地理で高得点を取る人はこの考えさせる問題いわゆる統計問題や地図問題をうまく攻略できる人です。
その反対に地理で点数が伸び悩む人は、ここが1番の難所・苦労する場所になっているのでこの対策をしっかり行ってください。
その時は、これまで行ってきた地理の勉強でインプットした知識と与えられた資料の情報をうまく結びつけて正解にたどり着くようにすることがポイントで、間違えた問題を解きっぱなしにするのではなく、どう考えれば正解へとたどり着いたのか復習をすることが成績を伸ばす鍵になります。
地理は知識ももちろん重要ですが、同じ知識でも正解にたどり着ける人とそうでない人がいて、これは統計問題や地図問題へのアプローチの仕方が違うからです。
間違えた問題についても与えられた資料の着眼点が合っていたかどうか、アプローチがどこまでは正解していてどこからずれてしまったのかについてしっかり見直しや振り返りをすることでその技術はどんどんどんどん上手くなっていきます。
1問1問、目の付け所が合ってたかどうかを確認しながら振り返りをしていってください。
インプットとアウトプットの繰り返し
アウトプットの勉強をしていく中で意外とこの範囲しっかり覚えてなかった・理解不足だったという範囲が出てくると思うのですが、そのあたりはインプットをもう1度し直して知識をさらに固めていってください。
インプットして知識を覚え、アウトプットして知識を確認する。そしてその中で見つかった弱点などはもう1度インプットして知識を埋め直すという風にインプット→アウトプット→インプットを繰り返して地理の知識を完璧に仕上げていくことが最短ルートです。
難関私大と国公立の対策方法の違い
難関私大と国公立の対策方法は異なり、難関私大ではさらに細かな知識が求められ、国公立では記述や論述問題が増えていきます。
そのため、難関私大を目指す人は難関私大に備えてさらにインプットできる参考書で知識を覚え、国公立を目指す人は記述の対策をすることが必須です。
共通して知識問題や記述問題も対策できる参考書としては「実力をつける地理100題」。この参考書がおすすめです。特に難関私大の知識対策は知識をひたすら覚えていけばいいので対策に困る人は少ないかと思うのですが、国公立の人は記述の対策どうしたらいいのか悩む受験生がいると思います。
国公立の場合、「実力をつける地理100題」でもそのほかの記述論述の参考書でも論述の参考書には模範解答と採点基準が載っているので、正解の答案を覚えるぐらいまで復習し、正解の答案を再現できるまでやること。これが地理の論述の勉強の最短コースです。
こうして出会った地理の論述問題を覚えるまでやっていく、そしてこういう問題が来たら自分は完璧な答案が書ける!などのようにストックを貯めていくようなイメージで対策をしていってください。
地理の勉強方法|まとめ
ここまでが地理の勉強法になります。
ちょっと難しいなと思った人も多いかもしれないのですが、地理もどやればやるほど楽しい科目なので、考えることが好きな人にとっては地理はものすごく面白い科目になると思います。
ぜひ今話した勉強法を意識してもらい、対策していってもらえたらきっと地理が得意科目になるので、頑張ってください!