日大のレベルを目指していて、受験科目に政治・経済を使用する場合、どのように勉強を進めていけば良いのでしょうか。
そこで、「何から手を付けていいのかわからない」という方に向けて参考書を使った日大レベルの政治・経済の勉強の仕方をご紹介します。
効率的に学習を進めて、高得点を取り、志望校合格を目指しましょう。
日大レベルの政治・経済のおすすめ入門系参考書
日大レベルの政治・経済の勉強を始める時に、講義系の参考書を読んでもあまり頭に入らないことがあります。
そんな時におすすめなのが入門系の参考書です。
事前に入門系の参考書を読んでおくことで、何も知らないまま講義系の参考書を読むよりも効率的に学習することができます。
この部分では、日大レベルの政治・経済におすすめな入門系参考書を紹介します。
清水の新政治攻略政治の仕組み時事現代社会対応・清水の新経済攻略経済理論と時事現代社会対応
日大レベルの政治経済に備える時、一番最初に取り組んで欲しいのは「清水の新政治攻略政治の仕組み時事現代社会対応」「清水の新経済攻略経済理論と時事現代社会対応」の2冊です。
これらは、「政治経済はこんなことをやる」ということをつかむ参考書で、政治経済をやったことがない人、高校受験でやったことがない人、そして本格的に受験にいきなり入るのは厳しいという人におすすめです。
この教材を使うことで少なくともセンターまでに必要なレベルは最低限の内容はおさえられ、政治経済を難しいと思っている人はハードルを下げることができるのではないでしょうか。
実際に詳しくやっていくと本当に難しいですが、先におさえておく必要がある基本的な大筋というものはこれでおさえることができるでしょう。
注意点
しかしこれは暗記として使う教材ではないので、読み込んで理解して暗記の準備をする形として使います。
実際に政治経済は教科としてあまりやっておらず、テレビのニュースなどでは政治関連は見たことがない人、それから中学受験をやっていないため政治経済をしっかり勉強をしたことがない人でも、ここからやればやっていけるでしょう。
目標としては1週間に1冊を何回か読み、2冊を1か月から1か月半くらいで終わらせるイメージです。
日大レベルの政治・経済のおすすめ講義系参考書
政治・経済でどんなことを学ぶのかについての概要が分かったら、次は講義系の参考書に進みましょう。
講義系の参考書は、実際に入試に出てくる知識の説明が載っているものです。
問題演習に入る前にしっかりと知識をつけましょう。
この部分では、日大レベルの政治・経済のおすすめ講義系参考書を紹介します。
- 蔭山の共通テスト政治・経済(大学受験Nシリーズ)
- 共通テスト 公共、政治経済集中講義
蔭山の共通テスト政治・経済(大学受験Nシリーズ)
上記の参考書が終わったもしくは学校で政治経済を一通り習ったことがある人が、受験レベルで始める場合最初に使う参考書は「蔭山の共通テスト政治・経済」という講義用教材です。
「面白いほど」シリーズの昔の作者ですが、「蔭山の共通テスト政治・経済」という参考書自体は教科書ほど詳しいわけではありません。
そのため面白くわかりやすく書かれている分、網羅性が高いわけではありません。
用語が出てこないケースもありますので、その場合は語集や教科書、資料集等を使ってフォローをしていくことで大筋をおさえることができます。
なのでわからない単語などがあったら資料集などで調べながらやるといいでしょう。
共通テスト 公共、政治経済集中講義
「蔭山共通テスト政治経済」と同時並行で使うのが「共通テスト 公共、政治経済集中講義」という問題集です。
基本的にはこの「集中講義」を完璧にするようにします。
この問題集はとてもよくまとまっていて、やったことがある人はこれでいいですが、やったことがない人は難易度が高くて心が折れるかもしれません。
本当に要点のみを載せているおり、1テーマについて用語の穴埋め、センター形式の問題、1問1答、そしてまとめページがあり、とてもコンパクトになっている教材で全部で50テーマあります。
基本的にこれをやっていれば基礎はかなり丁寧に身につけることができるでしょう。
この「共通テスト 公共、政治経済集中講義」が終わったら、「マーク式基礎問題集」の政治経済をやります。
日大レベルの政治・経済のおすすめ問題集
- マーク式基礎問題集 政治・経済
- 共通テストの過去問
- 私大攻略の政治経済
センター形式の「マーク式基礎問題集 政治・経済」で実戦演習!
この「共通テスト 公共、政治経済集中講義」が終わったら、「マーク式基礎問題集」で問題演習をしていきましょう。
これはマーク形式の問題集で共通テストや私大の出題傾向を基に問題が収録されています。
これをやることでどういうことを聞いてくるのかを知り、正答率が悪い範囲は「集中講義」に戻ってもう1回テーマを固めなおして聞かれ方を覚え直しましょう。
正誤問題は学ぶことが多いですし、経済だとデータを見たりすることもあるため問題ごとに解き方が色々あります。
それを見た上で戻らないといけないということを理解しておくことも重要です。
ここの段階であるのが「用語を覚えたのに意外にマーク形式が解けない」とショックを受ける人がいますが、正誤問題形式が解けるようになれば大抵の問題は解けるようになるので復習を徹底しましょう。
共通テストの過去問
「マーク式基礎問題集」が終われば次は共通テストとセンター試験の過去問に取り組むことがおすすめです。
センターの政経は難易度が高いため、8割ぐらいを超えられたらいいでしょう。
それでも難易度は高いため、ここまでにかかる時間がおよそセンターの過去問を含めて3ヶ月というのが1つの目安です。
過去問抜きでやれば2ヶ月半くらい、かかっても3、4ヶ月で仕上がるでしょう。
これが終わったらもう1度このレベルを固め直すか、十分に解ける場合は発展に挑戦してみましょう。
私大攻略の政治経済
上記の問題集を十分に解くことができ、更なる知識を固めたい人におすすめなのが河合の「私大攻略の政治経済」です。
これはセンターよりも正直なところ簡単で、中身がステップ1、2、3と3つに分かれているのですが基本的に日大レベルまででしたらステップ2までで十分です。
すなわち日大レベルでやりたい人はステップ1、2をやればいいでしょう。
これは3週間から1か月で終わらせるイメージです。
注意点
ここまでやれば日大レベルは十分ですし、例えば共通テストを使わない私立の人の場合はセンターの過去問をカットして代わりにこれをやるのもありです。
政治・経済を共通テストのみ使う人でしたらその過去問でもいいですが、一般でも使う人は共通テストは難易度が高いのでこちらを先にやってもいいでしょう。
日大レベルの政治・経済の勉強の進め方は?おすすめ参考書をご紹介!|まとめ
日大レベルの政治・経済に備えるためにおすすめな参考書を紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。
政治・経済の勉強の進め方としては、入門系の参考書で概要を掴み、それが終わったら講義系の参考書で知識を入れ、問題集に取り組むといった順番でやるのがいいでしょう。
どの参考書をやるにしても、1番重要なことはその参考書をマスターするまで繰り返すことです。
理解しきれていないまま次の参考書に進まないように丁寧にやり、志望校合格を目指しましょう。