社会科目の1つである倫理。
倫理を入試科目に選んだ人は、共通テストと一般入試の倫理ではで何か違いが無いのか気になりますよね。
そこで、今回は共通テスト倫理は一般入試の倫理と何か違いがあるのかどうかについてご紹介します。
他にも、共通テストの倫理の傾向や勉強法などを紹介するのでぜひ参考にしてみて下さい。
共通テスト倫理と一般入試の倫理の違いはあまりない
結論から言うと、共通テスト倫理と一般入試の倫理に大きな差はありません。
一般入試の倫理の問題が解けるレベルの人は、基礎的な問題を解くことができるので共通テストのレベルの問題を解くことができるためです。
しかし、共通テストの倫理は資料を読み取る問題など独特な問題形式も存在するので、過去問演習をして問題に慣れる必要があります。
自分の志望校の問題と共通テストの対策はそれぞれしておくと良いでしょう。
共通テスト倫理の傾向
共通テスト倫理と一般入試の倫理に大きな差はありませんが、共通テストの傾向を知っておくことは重要です。
そこで、ここからは共通テスト倫理の問題の傾向について解説していきます。
共通テストで倫理を選択しようと思っている人は参考にしてみてください。
資料問題が出る
共通テスト倫理の問題には図表が多く、資料から情報を読み取って答える問題や文章が説明している絵を選ぶ問題などが多いです。
そのため、ただ知識を丸暗記しただけでは解くことができない問題ととなっており、覚えた知識を応用する思考力が試されています。
暗記事項が少ない
共通テスト倫理は地理や歴史などの社会科目と比べると、暗記事項が少ないことが特徴です。
暗記する良が少ない分、覚えた知識を応用させる問題が多いので、アウトプットの練習をたくさんすると良いでしょう。
共通テストの科目の中でも、倫理は比較的準備時間が短い科目です。
思考力が試される
共通テスト倫理では知識の確認と言うよりは、思考力を試される問題が多く出てきます。
そのため、知識をそのまま覚えるのではなく、背景知識なども合わせて覚えると良いです。
このように、倫理は自分の頭で考える問題が多い科目です。
共通テスト倫理の勉強法
ここまで、共通テスト倫理の傾向を解説していきました。
ここからは共通テスト倫理の勉強法について説明します。
読むだけで終わりにせず、実際に実践して力を付けていきましょう。
全範囲やってみる
共通テスト倫理の勉強法の1つ目は、全範囲一通りやってみることです。
倫理は他科目と比べると範囲が短いのでまずは一通りやってみましょう。
その時、単語を一つ一つ覚えていくのではなく、時代の流れに沿って覚えていくと問題を解くときに役立ちます。
人物1人ずつ縦の流れを掴む
共通テスト倫理の勉強法2つ目は、人物1人ずつの縦の流れを掴むことです。
共通テストでは時代の流れや背景を知っておくと知識を応用しやすくなります。
そのため、一人一人の縦の流れを確認してまとめて勉強することをおすすめします。
各人を比較する
共通テスト倫理の勉強法3つ目は、各人を比較することです。
それぞれの人物や時代をまとめて、情報を比較してみると暗記しやすいです。
それぞれの違いを押さえて共通テスト倫理に対応できるようにしましょう。
演習量を多く確保する
共通テスト倫理の勉強法4つ目は演習量を多く確保することです。
前述した通り、共通テスト倫理では資料を読み取る問題が多く出題されます。
そのような問題は慣れていないと解きづらい傾向があるので、過去問演習をたくさんする必要があります。
共通テスト倫理にオススメの参考書
ここからは共通テスト倫理を対策するためのオススメの参考書についてご紹介します。
共通テスト倫理は問題形式に慣れることで点数が伸びるでしょう。
今回ご紹介する参考書を使って点数アップを目指してみてください。
蔭山の共通テスト倫理

【特徴】
この参考書は、代々木ゼミナールの人気講師である蔭山先生の講義を再現した内容が収録されています。
読むだけで倫理の流れを掴むことができ、インプットの参考書として最適です。
共通テストの指向問題に対応するための知識が詰まっているので、共通テスト対策にピッタリな1冊です。
【使い方】
まずは一通り通読しましょう。
一度で終わりにせず何度も読むことによって知識が頭に定着します。
ポイントは1度で全てを覚えようとするのではなく、何度も繰り返し読む中で覚えていくことです。
共通テスト 公共、倫理 集中講義

【特徴】
この参考書は、重要な学習テーマを厳選して掲載し、インプットとアウトプットが同時に行える参考書です。
別冊で一問一答の問題集がついているので演習量を確保できます。
倫理だけでなく公共の内容も入っているので、公共の内容も履修したい人におすすめです。
【使い方】
講義部分を読んで知識をインプットしましょう。
知識のインプットが終わったら、演習部分を使ってアウトプットを行いましょう。
テストのページではどれだけ自分に知識が定着しているか確認することができます。
問題集マーク式基礎問題集 倫理

【特徴】
この参考書は共通テストや私立大学のマーク式問題の傾向を分析した問題が載っています。
分野別の構成になっているので、苦手分野の克服に使うことができます。
共通テストレベルまで実力を付けることが可能です。
【使い方】
問題集なので一通り解いてみましょう。
解答・解説を確認する時は、どうすればその回答を思いつくことができたかといった考え方に焦点を当てると良いです。
何度も繰返して解いて、1冊分完璧にしましょう。
完全master倫理+公共問題集

【特徴】
この参考書は共通テスト倫理、公共の対策をすることができる参考書です。
解説が丁寧で、知識の背景にある思想を具体的にイメージすることができます。
また、解き方についても詳細な解説がされているので、読み落とすことなくおさえましょう。
【使い方】
問題集なのでまずは一通り解いてみましょう。
一番重要なのは丸付けをする時で、ただ解答と見比べるだけでなく、どうすればその解答に辿り着けたかを考えながら復習をすると頭に入りやすいです。
間違えた問題は講義部分を見て復習すると良いでしょう。
共通テスト倫理と一般入試倫理の違い|まとめ
今回、共通テスト倫理と一般入試倫理の違いを中心にご紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。
共通テスト倫理と一般入試倫理の間には大きな違いはありません。
また、共通テスト倫理には資料を読み取る問題が多く出題されるので、問題形式に慣れる必要があります。
共通テスト対策に対応している参考書を使って対策していきましょう。
共通テスト倫理の対策を万全にして、志望校合格を目指してみてください。