地学基礎の講義系参考書ならこの4冊
今回ご紹介するのは、地学基礎の講義系の参考書4冊です。地学基礎は共通テストで利用する受験生が多い科目ですが、学校によっては地学基礎の授業がなかったり、時間割や選択科目のかねあいで履修していなかったりする人も少なくありません。そのため、参考書を使って独学で学ぶ必要があるのですが、そんなときに役立つのが今回ご紹介する講義系の参考書になります。地学基礎について分かりやすく解説した講義系参考書を4冊ピックアップしましたので、それぞれの特徴の違いなどに注意しつつ、自分に合った参考書を選ぶようにしてください。それでは、1つ1つの参考書について順番に見ていきましょう。
イラストと解説が分かりやすい『きめる!センター地学基礎』『青木の地学基礎をはじめからていねいに』の2冊
最初にご紹介するのは、『きめる!センター地学基礎』と『青木の地学基礎をはじめからていねいに』の2冊の教材です。この2冊は、地学基礎の参考書の中でも比較的イラストが多くてカラフルな紙面構成になっているのが特長です。地学基礎で出題される問題には、グラフや地形、天気図といったようなビジュアルをつかったものが多いので、解説書についても文字だけではなくイラストや写真が多いものを選んだ方が分かりやすいです。ビジュアルできちんとイメージできることが、地学基礎の問題を解くためには大切になってきます。『きめる!センター地学基礎』も『青木の地学基礎をはじめから丁寧に』も、両方ともイラスト解説の分量は同じくらい豊富なので、地学基礎を受験する場合にはこの2冊のうちのどちらかを使って基本を理解していくことをおすすめします。また、解説も両方とも分かりやすいですが、2冊を比較した場合に分かりやすいのは『きめる!センター地学基礎』の方と言えるでしょう。地学基礎を初めて勉強する人や、地学基礎に苦手意識がある人は、『きめる!』の方を中心に学習を進めていってください。
重要ポイントの解説が豊富な『共通テスト地学基礎の点数が面白いほどとれる本』
次に紹介する『共通テスト地学基礎の点数が面白いほどとれる本』は、地学基礎の教材の中でも特に解説が分かりやすい教材になっています。先に紹介した2冊と比較すると、イラストやビジュアルによる解説の分量はすこし少なめですが、その分文章の量が多くて解説が手厚くなっているのが特長です。この本の長所として、講義系の解説書のメリットである「どこを覚えればよいのか?」「どこが重要なポイントで、暗記すべき事項なのか?」が分かりやすいことがあげられます。そのため、教科書を読んでもどこがポイントなのかいまいちわからない人や、学校で地学基礎の授業を取っていなくて自力で勉強を進める必要がある人にも使いやすい参考書です。どこを覚えればいいのか分からない人や、手厚い解説があった方が良いという人は『共通テスト地学基礎の点数が面白いほどとれる本』はとても使える教材になります。タイトルには「共通テスト」と書いてありますが、まずはこの教材に書かれている知識をしっかり理解し、さらにステップアップして学習を進めていくことも可能です。
覚えるべき事項が表でまとまっている『みんなのセンター教科書』
最後にご紹介する教材は、『みんなのセンター教科書』です。この教材は、共通テスト対策として有名な地学基礎のテキストですが、解説の分かりやすさやイラスト・ビジュアル情報の分量は先に紹介した3冊に比べると劣ります。ただ、長所としては覚えるべきポイントが表でまとまって整理されているので、必要最低限の暗記事項をきっちり覚えたい人にとっては使いやすいレイアウトになっている点があります。そのため、地学基礎の説明や授業をうけて一通りは理解できているけれど、結局共通テストや入試ではどういう問題がでるのかイメージがつかめていないという人には最適な教材です。覚えるべきところと、覚えなくても良いところが明確にまとまっている教材ですので、一通りの勉強を終わらせた後の知識チェック用としても役立てることができます。ほかの教材と併用しながら、知識のチェック用として『みんなのセンター教科書』を使っていくようにするのが良いでしょう。
まとめ
今回は、地学基礎の講義系の参考書を4冊ご紹介しました。地学基礎は、センターで利用するけれど学校の授業がないという人が多い科目です。そのため、今回ご紹介したような講義系の参考書を使って、自力で学習していく必要があります。どの教材も分かりやすい基本的な教材となっていますが、図表やイラストが多くて解説も充実しているという点では最初に挙げた2冊『センター地学基礎』『青木の地学基礎をはじめからていねいに』がおすすめです。後半にご紹介した『共通テスト地学基礎の点数が面白いほどとれる本』は、覚えるべき項目がシンプルにまとまっているので知識の整理用として使えます。また、『みんなのセンター教科書』は、センターを解くために必ず覚えておきたい事項が説明されていますので、一通りの知識を身につけた後のチェックに有効です。今の自分の状況に合わせて、適切な問題集を選んで地学基礎をマスターしていってください。