共通テストの地学基礎を選択する人は、情報量の少なさに不安を覚える人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は共通テストの地学基礎の特徴や勉強法、おすすめの参考書を紹介します。
共通テストで地学基礎を選ぶ人は参考にしてみてください。
共通テストの地学基礎の特徴
地学基礎にはどのような特徴があるのでしょうか。
まずは共通テストの地学基礎にどのような特徴があるのかを解説します。
地学基礎を選択しようとしている人は参考にしてみてください。
計算量、暗記量が多くない
共通テストの地学基礎の特徴1つ目は、計算量や暗記量が少ないことが挙げられます。
そのため、短期間で仕上がる科目と言うことができるでしょう。
少ないからこそ、押さえるべきポイントをしっかりと覚えることが重要です。
思考力を問われる問題が出される
共通テストの地学基礎の特徴2つ目は、思考力を問われる問題が出されることです。
共通テストの地学基礎では、資料やデータを読み取って答える問題が出てきます。
そのような問題に対応するためには、知識を応用する力を身につける必要があるでしょう。
地学選択で受験できる大学が少ない
共通テストの地学基礎の特徴3つ目は、地学選択で受験できる大学が少ないという点です。
共通テストの地学基礎は大学受験の出願科目として選択できる大学が少ないです。
そのため、選ぶ前に自分の志望校で使うのかどうか事前に調べておきましょう。
また、たくさん受ける中で1校だけ地学基礎を使うという場合も効率を考えて検討し直すことをおすすめします。
共通テスト地学基礎の勉強法
地学基礎の特徴について紹介しましたが、どのように勉強すればいいのか分からないという方もいるのではないでしょうか。
ここからは共通テスト地学基礎の勉強法をご紹介します。
何から手を付けていいかわからない人は参考にしてみてください。
講義系参考書でインプットする
共通テスト地学基礎を勉強する時は、まず講義系参考書を使って知識のインプットを行っていきましょう。
ポイントは一度で覚えようとするのではなく、何度も繰り返し読むことで知識を身につけていくことです。
いくつも手を出すのではなく、完璧にする1冊を決めて、インプットを行っていきましょう。
問題集でアウトプットする
次に、問題集を使って得た知識をアウトプットしていきましょう。
重要なのは丸付けの後解説を読むことなので、解いて満足しないように気を付けましょう。
解説を読むときはそうすれば正解できたのか、なぜそうなるのか意識しながらやると良いです。
再び講義系参考書を読む
問題集を一通り解いてみたら、講義系参考書をもう1度読みましょう。
問われ方が分かった後なので、1度目とは違った視点で読み進めていくことができるでしょう。
このように、知識をインプットしてアウトプットする繰り返しが重要です。
共通テスト地学基礎のおすすめの参考書
共通テスト地学基礎を対策するにあたって、どんな参考書を使えばいいのでしょうか。
ここからは、共通テストの地学基礎にオススメな参考書を紹介します。
特徴や使い方を共に紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
使用する地学基礎の参考書と大まかな勉強法
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地学基礎の必修整理ノート
【特徴】
この参考書はインプットとアウトプットを両方行える1冊です。
書き込み式となっているので、重要な単語を一つ一つ覚えていくことができます。
テストによく出る計算問題についても詳しく解説されているので完璧にすることができるでしょう。
【使い方】
きめる!センター地学基礎と併用しましょう。
暗記部分を中心に学習し、余裕がある場合は章末問題も解きましょう。
解説が詳しくないので、暗記だけでも良いです。これでわかるの講義部分を必ず読みつつ覚えて、使える知識として定着させていきましょう。
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解決! センター 地学基礎
【特徴】
この参考書は、センタ――試験の形式に沿った問題集で、共通テストの本番に近い演習の練習を行える1冊です。
良く出る問題の解法を身につけるのに役立つでしょう。
また様々なジャンルの出題パターンに対応できる実力を身につけることができます。
【使い方】
センター形式の問題集です。
レベルが分かれているので、まずは下のレベルを仕上げ、そのうえで、上のレベルを仕上げていきましょう。
問題数はそれほど多くないので、完璧にした後、問題集や共通テストの予想問題などでさらに練習を積んでおくとよいです。
これまでの参考書に戻り、知識の確認をしながら解いていきましょう。
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2025共通テスト総合問題集 地学基礎
【特徴】
この参考書は河合塾の模試の問題が収録されています。
解説が豊富なので、それぞれの問題がどうしてその答えになるのかがすぐにわかります。
共通テスト対策にピッタリな1冊と言えます。
【使い方】
河合の模試の過去問を新課程版に改訂した問題集。
難易度は共通テストの標準的な難易度に近いため、過去問が一通り終わったらまず最初に解いてください。
過去問をそのまま使うことやりにくいうえ、新課程の問題集がまだ充実していない分、これらの実戦問題集のやりこみが非常に重要です。
どういった出題形式が予測されているのかも実戦問題集を通して学んでおきましょう。
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共通テスト 地学基礎 集中講義 改訂版
【特徴】
「共通テスト 地学基礎 集中講義」は共通テスト対策に特化した参考書です。
各テーマ毎に、実際の試験形式に沿った問題が多数収録されています。
また、テーマそれぞれの重要ポイントが整理されている部分もあるのでアウトプットだけでなくインプットも行えます。
【使い方】
まずは問題集の解説部分を読んで知識のインプットをしていきましょう。
その後、問題部分に取り組むことで知識のアウトプットを行うと良いです。
繰返し取り組んで、知識を定着させていきましょう。
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[短期攻略シリーズ]短期攻略 共通テスト 地学基礎
【特徴】
「[短期攻略シリーズ]短期攻略 共通テスト 地学基礎」は共通テスト対策を短期間で行える参考書です。
この参考書を使用すれば、1ヶ月で基礎から共通テストレベルまで身につけることができます。
問題の難易度が★印の数で分かるので、解けた問題の難易度から自分がどのレベルなのかが一目でわかります。
【使い方】
問題集となっているので、1題ずつ解いていきましょう。
解説を見て、どうすれば解けたのか考えるようにすると、次に間違えないで済むでしょう。
何度も繰り返し解き、出来ない問題をなくしていくと良いです。
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きめる!共通テスト地学基礎
【特徴】
この参考書は、初めて地学基礎を学ぶ人でも分かりやすい解説がなされていることが特徴です。
写真や図、表を多く浸かっているので視覚的にも分かりやすくなっています。
別冊の要点集では、本冊で学んだことをまとめてチェックすることができます。
【使い方】
まずは通読し、基本的な知識を身につけていきましょう。
その後、別冊の要点集を使って知識がしっかりと身についているか確認するためにアウトプットしていくと良いです。
インプットとアウトプットを繰り返して頭に定着させていきましょう。
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共通テスト過去問研究
【特徴】
この参考書は共通テスト理科の過去問を4年間分収録しています。
レベル感としては、一般的な教科書レベルの問題が揃っています。
詳しい解説も載っているので、分からなかった問題を気軽に復習することができるでしょう。
【使い方】
全範囲の知識を修得してから取り組むようにしましょう。
まずは解いてみて、解答を確認する時はどうすれば正解できたか解答プロセスも考えると良いでしょう。
時間配分なども考えながら解く事をおすすめします。
共通テスト地学基礎の勉強のポイント
共通テスト地学基礎はどのように対策していけば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで、まずは地学基礎の勉強法について紹介します。
何から手を付けていいかわからないなんて人は参考にしてみて下さい。
分野ごとに基礎知識を覚える
地学基礎の勉強のポイント1つ目は、分野ごとに基礎知識を覚えることです。
地学基礎の問題は分野ごとに独立しているので、分野ごとに勉強していくことが最も効率が良いです。
また、地学基礎では基礎的な内容が聞かれるので、教科書に出てくるような内容は網羅するようにしましょう。
問題演習を重ねる
共通テストの地学基礎を対策するには、問題演習を重ねるようにしましょう。
共通テストの問題では、資料やデータを読み取って答えるものがあり、思考力が問われます。
そのため、知識を応用する必要があり、その思考力は参考書を読むだけでは身につけることはできません。
問題演習をたくさん行い、思考力を身につけるようにしましょう。
計算ミスに気を付ける
共通テストの地学基礎で問われる計算問題は、小学生レベルの計算です。
簡単だからこそ小さな計算ミス等に気をつけるようにしましょう。
計算ミスに気を付けることで、失点を最小限にしていくことができます。
共通テスト地学基礎の勉強法&おすすめ参考書|まとめ
今回、共通テスト地学基礎の勉強法やおすすめ参考書について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
共通テストの地学基礎は暗記量が少ないことやデータを読み取る思考力が問われることが特徴的です。
また、それぞれの分野毎にまとめて勉強することや、問題演習を繰り返すことなどが勉強法としておすすめです。
最後に、おすすめした参考書を使ってみてくださいね。
今回紹介したことを踏まえて共通テスト地学基礎の点数アップを目指していきましょう。