共通テストと一般入試の違い(英語編)
センター利用入試の場合、志望校がどこであろうと共通テストの内容だけを勉強すればよいのですが、一般入試はそうはいきません。志望校に応じて様々な出題形式の対策をしなければいけません。 では、どういった出題がされるのか見てみましょう。
まずは共通テストで出題される問題です。解答方式はオールマークシートです。
共通テスト英語の代表的な出題形式
- 第1問・・・発音、アクセント
- 第2問・・・文法4択、会話表現、整序英作文
- 第3問・・・長文(意味類推、意見要約、文補充)
- 第4問・・・長文(図表、広告)
- 第5問・・・長文(ヴィジュアル問題を3題)
- 第6問・・・長文読解 + リスニング
見てわかるように長文の量が非常に多いものの、一般的な英語の問題といった形式のもので作られています。
では一般入試ではこれに加えてどのようなものが出題されるのでしょうか?
一般入試にあって、共通テストで出題されないもの
- 文法正誤問題(例.早稲田大学商学部)
- 定型英作文
- 自由英作文
- 空欄補充
- 要約問題(例.青山大学国際政治経済学部)
- 和訳問題
- 説明問題(例.慶応義塾大学文学部)
- 段落整序(例.東京大学)
この辺りの形式が追加されます。マークシートが記述・論述ありになることで増えるものが多いです。
当然、どの問題もそれに応じた対策は必要です。
さらに共通テストで出るような形式のものも出るのでこちらもやった上で対策をしなければいけません。難関大学や国立大学ではこういった形式が増えます。
しかし、難関大学でもこういった形式が追加されず、オールマークシートのところもあります。
有名なところでは、慶応大学の法学部や上智大学の法学部です。こういった大学は英語が簡単なのかというとそんなことはありません。
難しいマーク問題というのは下手な記述よりよっぽど怖いです。
なぜなら、難しい問題でも部分点を取れる解答は書ける場合があるのですが、マークの場合そういった救済がいっさいないからです。
慶応レベルの問題で正解をしっかり選ぶのはかなり厳しいです。
こういった大学、学部に応じた対策は過去問をしっかり調べた上でやる必要があります。
難しい文法をひたすらこなしていたが実は長文問題しか出ない大学だった、という悲しい結果にならないよう、
自分の志望校の出題形式はしっかり調べておきましょう。