英文法が苦手な人でも分かりやすい参考書4冊をご紹介
英文法が苦手な人でも分かりやすく学べるおすすめ参考書を4冊ご紹介します。
基礎的な文法事項がよくわからないという人は、『大岩のいちばんはじめの英文法』や『安河内の新英語をはじめからていねいに』がおすすめです。文法の内容理解と同時に問題演習もバランスよく進めていきたい人は、『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。』を使いましょう。
問題演習を数多くこなして知識を定着させたい人には、『高校とってもやさしい英文法』と『高校英文法基礎パターンドリル』がおすすめです。それぞれの教材に特徴があるため、自分の実力やゴールに合わせた参考書選びが大切になります。
以下にご紹介する各教材の特徴を1つずつ確認し、ベストな参考書を選択してください。
英文法の基礎から理解できる初心者向けの2冊『大岩のいちばんはじめの英文法』と『安河内の新英語をはじめからていねいに』
最初にご紹介する『大岩のいちばんはじめの英文法』と『安河内の新英語をはじめからていねいに』は、どちらも英語が苦手な人向けの分かりやすい参考書です。
ともに東進ブックスから出版されていて、予備校の先生の授業をそのまま参考書としてテキスト化した講義系の参考書となっています。英語が苦手で、英文法を基礎から理解したい人におすすめの教材です。大学入試の英文法で頻出の分詞構文や仮定法といった内容を理解するための解説が充実しています。
2冊とも解説が分かりやすいのが特徴ですが、比較すると『安河内の新英語をはじめからていねいに』の方が問題や解説のレベルが高いです。基礎から学習を始めて、さらに高い段階へとステップアップしていきたい人は『安河内の新英語をはじめからていねいに』を使用してください。
共通テストなど、基本的なレベルの英語をまずマスターしたいという人には『大岩のいちばんはじめの英文法』がおすすめです。自分の現状の英語のレベルや目指すゴールに合わせて、どちらか一方の参考書を選びましょう。
英文法の知識解説と演習問題が1冊でバランスよくカバーできる『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。』
次にご紹介する『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。』は、1冊の中に講義部分と演習部分がバランスよく含まれた参考書です。大学入試で必要な英文法の内、絶対に覚えておきたい基礎的な部分が学べます。解説は最初の2冊ほど詳しくはありませんが、初心者の人でも十分に理解できる内容です。
また、覚えた知識を定着させるための練習問題もたくさん含まれていますので、まずは英文法の基本的な知識を押さえたいという人には『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。』をおすすめします。解説部分にはイラストが多用されていて、分かりやすく理解ができるほか、練習問題は書き込み式なので取り組みやすい内容です。繰り返し学習する場合にはコピーして書き込むようにしましょう。
さらに、練習問題の英文が付属のCDに音声として収録されているので、リスニングや音読練習にも使えます。
問題演習の量を数多くこなしたい人におすすめ『高校とってもやさしい英文法』と『高校英文法基礎パターンドリル』
最後にご紹介する『高校とってもやさしい英文法』と『高校英文法基礎パターンドリル』は、どちらもシンプルな構成が特徴です。1問ごとの解説が簡潔にまとまっている分、掲載されている問題の量が多くなっています。英文法の基礎的な知識が理解できた後に、問題演習を通じて知識を定着させていくための教材です。
『高校とってもやさしい英文法』は、各文法テーマが見開き2ページでまとまっている分かりやすいレイアウトとなっています。左側が解説ページになっていて、その内容が理解できているかを右側の問題でチェックできるという構成です。扱われている例文はやさしいものが多いため、文法の重要事項を短期間でおさらいできます。
一方、『高校英文法基礎パターンドリル』も1テーマが2ページごとにまとまった分かりやすい構成ですが、扱っている問題は選択問題、整序問題、英作文と幅広いです。徐々に難易度が高い問題に取り組んでいくことで、英文法の実力を上げることができます。
頻出の問題について、ドリル形式で反復練習できる教材です。英文法の問題は知識を覚えた後、問題演習を積み重ねることで点数がアップします。基礎知識をインプットした後は、『高校とってもやさしい英文法』や『高校英文法基礎パターンドリル』などを使って問題演習を積み重ねていきましょう。
まとめ
今回は、英文法が苦手な人や初心者の人でも取り組みやすい参考書を5冊ご紹介しました。
英文法が苦手な人は、基本的な解説が詳しく書かれている教材として『大岩のいちばんはじめの英文法』や『安河内の新英語をはじめからていねいに』がおすすめです。また、文法理解と問題演習を1冊にまとめて短期間でこなしたい人は『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。』を使いましょう。
文法知識が理解できた後、問題演習を積み重ねて英文法の得点力をアップしていきたい人は『高校とってもやさしい英文法』や『高校英文法基礎パターンドリル』など、問題数が多い教材がおすすめです。
今回ご紹介した参考書の中から自分のレベルに合ったものを選んで、英文法の知識を固めていきましょう。