英文法の問題演習ができるおすすめ教材をレベル別に4冊ご紹介
今回は、英文法の問題演習ができる教材をレベル別に4冊ご紹介します。
実は、英文法の学習をする際、基礎的な項目を暗記するインプット形式の学習だけでは、点数が伸びません。インプット形式の学習を終えたら、その知識を使って実際に問題を解いてみるアウトプット形式の学習が必要になります。というのも、基礎的な英文法教材では英文法の単元ごとに問題がまとまっているため、その情報をヒントに答えが分かってしまうことが多いからです。
アウトプット形式の問題集では、あえて文法単元が順不同で出題されていますので、問題を解くために必要な知識がしっかり頭の中に入っているかどうかがチェックできます。そこで今回は、アウトプット形式の学習に使える問題集を4冊ピックアップしました。
共通テストレベルの演習には『マーク式基礎問題集 英語文法・語法基礎』と『”毎年出る”頻出共通テスト英文法・語法』、MARCHレベルなら『英文法ファイナル問題集 標準編』、早慶レベルなら『英文法ファイナル問題集 難関大編』をおすすめします。自分のレベルに合わせて、最適な問題集を選んでください。
それでは、それぞれの問題集の特徴について1つずつ見ていきましょう。
センターレベルの英文法問題が演習できる『マーク式基礎問題集 英語文法・語法基礎』と『”毎年出る”頻出共通テスト英文法・語法』
最初にご紹介する2冊、『マーク式基礎問題集 英語文法・語法基礎』と『”毎年出る”頻出共通テスト英文法・語法』は、ともに共通テストレベルの英文法問題が演習できる教材です。
共通テストの大問2では毎年、英文法知識を使って解く空所補充問題が出題されています。最初にご紹介する2冊の問題集では、この共通テスト大問2の過去問の中から例題が出題されているため、センターレベルの文法問題が解けるかどうかのチェックが可能です。
共通テストの英文法問題は、入試対策の標準的な英文法や語法の知識が頭に入っていれば解ける問題がほとんどとなっています。そのため、もし『マーク式基礎問題集 英語文法・語法基礎』や『”毎年出る”頻出共通テスト英文法・語法』に出題されている問題があまり解けないようであれば、基礎的な知識のインプットが足りていないということです。
その場合、知識をインプットするための教材に戻ってしっかり復習する必要があります。反対に、これらの教材の問題が解けるようであれば、さらにレベルの高い演習用教材へと進んでいきましょう。
MARCHレベルの英文法問題が演習できる『英文法ファイナル問題集 標準編』
次にご紹介する『英文法ファイナル問題集 標準編』は、MARCHレベルまでの英文法問題が演習できる問題集です。この教材も、英文法項目がランダムな順番で出題されているため、大学入試対策で身に付けておきたい文法項目がしっかり身についているかどうかチェックできます。
さらに、『英文法ファイナル問題集 標準編』では、間違った問題に印をつけていくと、自分の苦手な英文法の単元が何なのかがわかるチェックシートが付属しています。そのため、『英文法ファイナル問題集 標準編』を一通り解くことで、復習すべき英文法の単元が浮き彫りになるのが特徴です。もし、苦手な文法単元が見つかった場合には、その単元を集中的に復習して克服しておくようにしましょう。
早慶レベルの英文法問題を演習したい人におすすめ『英文法ファイナル問題集 難関大編』
最後にご紹介する『英文法ファイナル問題集 難関大編』は、早慶レベルの英文法問題が演習できるアウトプット形式の問題集です。『英文法ファイナル問題集 標準編』の姉妹シリーズとなっていて、チェックシートや問題構成などは基本的に同じです。ただし、扱われている問題の難易度が高くなっています。
いきなり『英文法ファイナル問題集 難関大編』を解くよりも、先に『英文法ファイナル問題集 標準編』を解いて苦手な単元がないかどうかをチェックしてからステップアップしていくのがおすすめです。易しい難易度の問題から苦手分野を1つずつ克服していく方が、いきなり難しい問題集にチャレンジしてたくさん間違ってしまうよりも効率よく学習できます。
早慶レベルの英文法の問題はマニアックで難しい問題も多いですので、『英文法ファイナル問題集 難関大編』を使ってしっかり対策をしていきましょう。
まとめ
今回は、英文法の知識を問題演習を通じてチェックできる4冊の問題集をご紹介しました。
共通テストレベルの英文法問題を仕上げたい人は、『マーク式基礎問題集 英語文法・語法基礎』または『”毎年出る”頻出共通テスト英文法・語法』を使用しましょう。また、MARCHレベルの英文法問題をチェックしたい場合は『英文法ファイナル問題集 標準編』、早慶レベルの英文法問題をチェックしたい場合は『英文法ファイナル問題集 難関大編』がおすすめです。
英文法の問題は、知識をインプットしただけでは点数を取るのが難しいため、問題演習が大切になります。今回ご紹介したアウトプット形式の教材を使って、自分の苦手分野を見つけ、一つずつマスターしていってください。自分のレベルに合わせた問題集を使って、現時点での英文法力と、志望する大学で必要とされる英文法力のギャップを着実に埋めていきましょう。