みなさんは英単語を100個暗記しようと思ったらどのように覚えますか?
簡単には
あなたの暗記、間違っていませんか?その1
あなたの暗記、間違っていませんか?その2
でご紹介しましたが、
その場合、範囲の100個の英単語のスペルと日本語訳を100個一気に、10個ずつ書き、
そしてテストをすればいい・・・というわけではないんです。
みなさんもイメージしていただければ分かるとおもうのですが、100個も一気に書いて、
そのあと覚えたか確認するためのテストをしても、はじめの方の書いたものなんて忘れていますし、
100個も一気にやったら疲れます。
そのため、
今日覚える範囲が100だとしても、一気に100個覚えない。適量ずつ分けて覚える。
これが非常に重要になってきます。
その「適量ずつ分ける」ということについて詳しく話していきます。
「適量」と言われても、どのくらいかわかりませんよね。
しかも分けて覚えるといっても、どう分けて覚えていくかわからないとおもいます。
「適量」とは、自分が一回に覚えられるひとまとまりのことです。
たとえばイメージしてください。英単語の暗記カードがあります。
表には単語、裏には訳が書いてある普通の単語カードです。
知らない、まだ覚えていない英単語カードをを100枚渡されたとします。
そして
「100枚一気に覚えてください。」
と、言われたら
「多っ!!」
って思いませんか?さすがに100枚、一気に覚えてくれって言われたら厳しいですよね。でも、
「10枚覚えてください。」
って言われたらどう思いますか?
「10枚なら覚えられる!」「むしろ10枚なんて一瞬で覚えられるんじゃない?」
なんて思うのではないでしょうか。個人差があるとおもいますが、5~10分程度で、
何度か間違えてもいいですが、その間に比較的楽に覚えられそうな量を「適量」と読んでいます。
5〜10分の1回のサイクルで比較的楽に覚えられそうな「適量」にわけることが重要!
その適量は、自分で考えてみたり、実際にやってみたらわかるとおもいます。
5枚だったらどうだろう、20枚だったらどうだろうというように想像してみるのです。
5枚→「5枚だとさすがに簡単に覚えられそうで、張り合いがなさそう。」
10枚→「10枚でもいいけど、これよりは多く一回に覚えられるかな。」
15枚→「15枚でもいいけど、ちょっと中途半端だな。」
20枚→「20枚ぐらいなら、きりもいいし、覚えた後に適度に間違えて、適度に復習できる数かも!」
30枚→「さすがに30枚は厳しいかなー。やっている途中で心が折れてしまいそうだ。」
と、考えたら、この場合、20枚が適量だとなります。
想像じゃわからない、アバウトで分かりにくいということでしたら以下の方法をとってみてください。
10個、テクニックを使って覚えてみる。(書く、言うなど)
↓
10個確認してみる。
↓
正解率80%以上→10個ではなく、15か20個に増やしてこの作業をやってみる。
正解率60~70%→適量。今後、10個単位で勉強を進めていく。
正解率50%以下→10個ではなく、7個、5個にしてこの作業をやってみる。
というかんじです。
暗記の得意な人はその適量は多く、苦手な人は少なくなります。
また、この量はできるだけ多い方が進むスピードは速くなりますので、無理をしてはいけませんが、
多い方が有利なのは覚えておいてくださいね。