和文英訳・自由英作文の勉強法
英作文は初めから自力で英文を書くものではなく、ある程度の量の文を暗記し、減点をされないための書き方のルールを覚え、採点基準を満たすように書いていくのがよい。
学習をしていくうえで、気を付けなければいけないのは、この減点をされない解答を書けるようにするという点である。
日本語として意味が成立していても、文法上の間違いや表現として不適切なものを使わないように正しい形の文章を覚え、それらの文章を使って書いていけるようにしていく。
自力で書くということはまずは考えず、例文を使って文章を使って書くことを徹底しよう。
自由英作文を書く場合でも、まずは和文英訳をこなし、ルールと例文を叩き込もう。
和文英訳と違い、まずどのような解答を書くかを考える必要があるので、解答として書きやすい文章を思いつく力が必要となる。
これを鍛えるためには、過去問などで実際に文章を書いて、書き直してという作業を繰り返す必要があるため、自由英作文の過去問演習はできるだけ繰り返し、その都度解答を自力で作るようにする。
学習の開始時期は志望校のレベルの参考書に入ったら開始しよう。早慶レベルの人は早慶レベルの参考書と同時に開始、MARCHレベルの人はMARCHレベルの英語参考書と同時に開始しよう。
例文暗記に関しては、必ず書けるようにすること。音読で終わらせないように注意する。
和文英訳・自由英作文の勉強がうまくいかない場合の大学受験 英語・勉強法チェック
①意訳を書こうとしていないか
英作文がかけていると思ったのに、点数が悪いという場合はこのケースが多い。
英作文や和訳は「採点基準を満たした、減点をされない解答」を書くことが最も重要である。
きれいな英文を書こうとして、複雑な表現を使い、それにミスがあり減点をされるということは絶対に避ける必要がある。
加点を気にするよりも、減点を徹底的に減らす書き方・勉強法を身につけよう。
②暗記をおろそかにしていないか
文章を書くことだけを繰り返して例文暗記を怠っていると、いつまでたっても正解になる文章力が身につかない。
英作文は英借文とも言われ、知っている英文を組み合わせて書くことが重要である。
すなわち、書くためにはある程度例文を頭に入れて、それを使って書く必要があり、自分で文章を考えるのはそれからである。
ロクに文章を覚えていない状態で、書き始めないようにしよう。
③書き直しをやっているか
特に自由英作文で重要なのがこれである。
一通りの例文と書き方を覚えたら、書き直しを何度も行い、自分なりの解答を書きあげ、向上させていこう。
解答の丸暗記をするだけでは、解答を考える力は上がっていかないので、何度も同じ問題に挑み、よりいい解答をかけるような勉強法を心がけよう。