文系でも理系でも、大学受験合格を目指すなら「英語」は必要な科目ですよね。
しかし、「英単語や英熟語は頑張って覚えているけれど、長文がなかなか読めない」と困っている高校生も多いのではないでしょうか。
この記事では、英語の長文が読めない原因や、英文をストレスなく読めるようになる勉強法などをご紹介します。参考書や問題集を使って英語の長文対策に取り組む際に、ぜひ参考にしてみてください。
1段落目が抽象的なときには戻らない
英語長文の種類やジャンルにもよりますが、1段落目が抽象的で何が書いてあるのかよくわからないという場合も多いです。
このようなときは、何回も1段落目を繰り返し読んだからといって内容がわかるわけではないので、戻らなくてOKです。

1段落目は、あえて難しい表現で書かれていたり、導入のためのストーリーであって文章の本質ではなかったりするので、抽象的な1段落目に時間をかける必要はありません。
何度も戻って読んでも、結局内容が理解できずストレスになってしまうだけなので、この場合は戻らずに、具体例が出てくるところまで読み進めましょう。
具体例を読んで意味がわかると、1段落目で筆者が言いたかったことが理解できる、ということもあります。
つながりを考える
「英語の長文を読んでいて、前半部分は理解できたけれど、中盤から読めなくなってしまう」という高校生も多いですが、これは「段落ごとのつながりを意識できていない」ことが原因です。

長文を読む際は、途中途中で出題される問題を必死に考えていたり、少し難しい英文の構文になまされたりと、その場その場で発生する目の前のことに集中してしまいます。
そうすると、直前の段落や前半部分の内容を忘れてしまい、「長文を最初から読み返さないと!!」と時間だけがどんどんかかることに……。

無駄な時間を解消するためには、段落ごとの内容を簡単にメモしておくのがおすすめです。もし、内容を忘れてもメモを見れば、短時間で把握できます。
また、筆者の考えや出題者の意図が理解できない原因は、つながりを意識せずに、目の前の英文だけに集中してしまっているからです。
「いったん少し前の段落から振り返ってみる」という方法がストレスも少なくおすすめなので、ぜひ試してみてください!
状況をイメージする
日本語の意味を考えることに集中してしまい、「文章に書かれている状況がイメージできていない」ことも、英語長文が読めない原因のひとつです。

共通テストの英語では、出来事を時系列にあわせて並べ替える問題が出てきますが、頭の中で状況をイメージしながら読めていれば簡単に解けます。
しかし、文字だけで意味を捉えようとしたり、日本語訳することばかりを意識してしまうと、状況が浮かばずに、内容を忘れてしまいやすいです。
英語の長文を読むときには、文字だけで意味を追わずに、内容を映像・画像としてイメージすると、ストレスなく読めて理解しやすくなるでしょう。
ちなみに、状況をイメージするのは小説や物語だけでなく、論説文でも同じです。

例えば、環境破壊に関する長文であれば、海が汚れている様子や、木が伐採されている様子などをイメージすると良いでしょう。
一定のスピードではなく強弱をつけて読む
英語の長文を、スピードの強弱をつけずに読んでいる高校生も多いです。

一定のスピードで読んでいることが原因で、後半で構文が難しくなったり、内容が抽象的になったりしても、意味をしっかりと理解しないままささっと進んでいる場合がよくあります。
簡単な文は速いスピードで読む、少し難しい文は意味を理解できるようにゆっくり読む、といった強弱をつけることがポイントです。
また、構文については、全部の文に「S」や「V」などを書いている時間はないので、複雑な構文のときにカッコでくくってみたり、読むスピードを少し遅くしてみたりしましょう。
さらに、一文が長く複雑な場合は、カンマごとに意味を整理するなど、丁寧に読む必要があります。

ちなみに、一単語ごとに読んでいると時間がかかるので、熟語やイディオムなどのかたまりで読むことを意識するとスピードが早くなります。
その長文ならではの重要語を理解する
英語の長文を読んでいると、その文章に何度も出てくるような重要語に気づくと思います。
重要語の内容が、固有名詞だったり抽象的な単語だったりする場合、単語の意味を理解していないと長文が読めない原因になります。

重要語の意味が捉えられていない場合は、1段落目に戻るのもおすすめです。
なぜなら、1段落目では「この単語はこういう現象のことを指しています」のように、定義を説明している場合が多いからです。
また、単語の重要度を見極めることも意識しましょう。
長文のなかで5〜10回ほど出てくる単語は重要語と判断して大丈夫ですが、例えば「教授の肩書き(例:〇〇大学〇〇専門の〇〇)」などはそれほど重要ではないので、1つずつ読んでいては時間がもったいないです。
論理関係を意識する
英語の長文が読めないという高校生は、文章の論理関係が意識できていないことが多いです。
例えば、「However」という単語があった場合、「前の文とは反対の内容が書かれている」と意識できれば、「However」以降の文の意味がよくわからなくても、前の文から意味を予測することができます。

ただし、すべての「and」や「but」が同じように重要というわけではないので、「and」や「but」などが出てきたや機械的に全部に印をつけるのはおすすめできません。
重要ではない「and」や「but」(例:名詞と名詞をつなぐ「and」)に印をつけてしまうと、重要な「and」や「but」、意識すべき「and」や「but」がわからなくなってしまいます。
同じように、すべての文に「/(スラッシュ)」を書いている高校生もいますが、時間がもったいないので、本当に意味がある部分だけに書くようにしましょう。
言い換える意識を常に持つ
英語の長文をストレスなく読むためには、「これってつまりどういうこと?」「ということは?」のように、言い換える意識を持つようにしましょう。

文章のなかで、具体的な内容が続いたときも、「筆者はこれからこういうことが言いたいのかな?」と、筆者の意図を考えることがとても重要です。
単に文字だけを追うのではなく、筆者の言いたいことを考えながら読むことで、問題で問われたときの得点力にもつながります。
ただし、「文章の流れがこうだから、きっとこうなんだろうな」と考え方が完全に逆になっていないかには注意しましょう。
前の文章から勝手に先に筆者の意図を予想するのではなく、「文章を読んで、実際に書かれていることを理解し、それを言い換える」という順番が大切です。
長文の問題集・参考書を解いているときに諦めない
大学受験本番についてのアドバイスではありませんが、普段の勉強で『関正生のThe Rules英語長文問題集』などの英語長文の問題集や参考書を使っているときに、「諦めない」ことも大切です。
長文が読めない、ストレスを感じるからといってあっさり諦めてしまっている高校生が多いです。

長文を読むためには、英単語・英熟語の知識、文法の知識などさまざまなことが必要で、大変なのは十分わかります。
しかし、「状況をイメージする」「重要語を意識する」「論理関係を意識する」など、ストレスなく読むための勉強法を試さないで諦めてしまうのはもったいないです。
参考書や問題集を使った普段の勉強から、わからなくても何とか食らいつくような、粘り強い姿勢を培っておかないと、大学受験本番でも長文が読めないという結果になってしまいます。

『関正生のThe Rules英語長文問題集』では、問題が12問ありますが、単に終わらせただけでは成績は伸びず、「ちゃんと食らいついた人」が伸びるのです。
普段の勉強では、大学受験本番のように制限時間が決まっているわけではないので、わからない文があったときにも、意味を理解しようと粘ることが大切です。
理解しようと考えているときや、頭を使っているときにこそ、記憶に残りやすく自分自身の成長にもつながります。
まとめ

英語の長文が読めない、苦手だという高校生も多いと思いますが、この記事でご紹介したように、「状況をイメージする」「重要語を意識する」といった勉強法を取り入れることで、ストレスなく読めるようになります。
また、長文が読めないとストレスになって、途中で諦めてしまう高校生もいますが、何とか食らいついて、粘っているときにこそ成長します。
英語の長文が読めるようになるのは簡単ではありませんが、ぜひ参考書や問題集を使った日々の勉強でも諦めないことを意識し、努力していきましょう!








