日大・MARCHレベルの化学をマスターするためには、基礎を固めることが1番に求められます。
化学の基礎知識を定着させるためには、講義系の参考書に取り組んでから知識がどれくらい定着しているかを演習系の問題集で確認することがおすすめです。
そこで、この記事では日大・MARCHの合格を目指す方におすすめの化学の参考書・問題集をご紹介します。
日大・MARCHレベルの化学の勉強法
化学はまずは大まかに全範囲を理解してから細かい単元を学習することが大切です。
そのため、最初から入試に対応できるレベルの人以外は、一通り化学の下地作りが必要です。
理論、無機、有機と区切って学習するのではなく全体を把握するようにしましょう。
日大・MARCHレベルの化学のおすすめの参考書
日大・MARCHの化学に備えるためには、いきなり問題集に取り組み始めるのではなく、講義系の参考書を用いて基礎知識を定着させることが重要です。
この部分では、日大・MARCHに合格を目指している方におすすめの化学の講義系の参考書を2つご紹介します。
- 宇宙一わかりやすい高校化学
- 高校これでわかる化学基礎
宇宙一わかりやすい高校化学
「宇宙一わかりやすい高校化学」がおすすめです。
理論、無機、有機化学に分かれていて三冊構成で、別冊で問題集も付いています。
高校で化学を学習したことがない人でも読み進められます。
これだけで入試が解けるレベルにはなりませんが、次に使う参考書のために使用する参考書です。
使い方
読み進めながら、別冊の問題集を解くことが大事です。
問題を解く際は完璧にしようとは思わずにざっと全体的に解けるようにしましょう。
3冊全て使用するかは人によりますが、目安として3冊復習込みでだいたい4ヶ月くらいで仕上がります。
こんな人にもおすすめ
基本的には化学が必要な受験生に一度は読んでもらいたい参考書です。
学校の授業が追いついていない人の土台づくりにも使えます。
高校のこれでわかる化学基礎
高校のこれでわかる化学は高校の教科書をそのままわかりやすくしたような講義系の参考書です。
必修整理ノートは基本的に穴埋めをすることで用語覚えることができる参考書です。
問題集は解かず、化学の用語を網羅するのが目的です。
最強の組み合わせ
「高校これでわかる化学基礎」と「化学基礎の必修整理ノート」をセットで使うとしっかりとした知識の定着を目指せるためおすすめです。
他の講義系参考書を使用しても良いですが、必修整理ノートが穴埋め式になっており高校これでわかるシリーズの方が対応しやすい作りです。
この2冊はそれぞれ化学基礎と化学というようにレベルが分かれています。
そのため化学基礎として、「高校これでわかる化学基礎」、「化学基礎の必須整理ノート」のセットを終わらせた後に、「高校これでわかる化学」、「化学の必修整理ノート」の化学セットを行うのがおすすめです。
2冊を合わせて3ヶ月弱で終わらせることを目指しましょう。
日大の発展レベルで使う問題集
講義系の参考書を網羅した後に、日大発展レベルで使う問題集を使用して問題演習に取り組んでいきましょう。
この部分では、日大の発展レベルを目指している人に化学のおすすめ問題集をご紹介します。
しかし、時間が全くない場合は、日大入門で使用した「宇宙一わかりやすいシリーズ」の後に日大基礎(「必修整理ノート」など)を使用せずに、日大発展レベルの問題集を使います。
- レベル別問題集1・2
- 化学計算問題の解き方
- 化学レベル別問題集3
レベル別問題集1・2
日大の発展レベルを目指している人に化学のおすすめ問題集の1つ目は、「レベル別問題集」の1と2です。
「レベル別問題集1」は中学化学、「レベル別問題集2」は日大レベルなのでその2冊で網羅できます。
目安としてはそれぞれ1ヶ月、早けれヶば1、2週間で終わるペースで仕上げていきましょう。
化学計算問題の解き方
さらに計算問題の追加用として、「化学計算問題の解き方」がおすすめです。
この問題集は日大の発展レベルをやらない人でも、計算問題を強化したい人にお勧めの問題集です。
計算問題の解き方とレベル別問題集を合わせても、日大の発展レベルは2ヶ月足らずで終わる計算となります。
それぞれのセットが終わったら発展した問題集に取り組もう
日大というよりMARCHレベルになりますが、化学レベル別問題集3を使用します。
この時に同時並行で「必修整理ノート」の知識を整理するように鎌田の講義シリーズでまとめを暗記するのもおすすめです。
あとは学校教材などの必要最低限集めている問題集を大体1ヶ月程で終わらせるつもりで学習しましょう。
MARCHレベルにおすすめの参考書
MARCHレベルの入試では、日大レベルの部分で紹介した講義系参考書で基礎をしっかりと固めた先で難問もしっかりと解けるような応用力が求められます。
そのため、「MARCHレベルの化学に備えたい」という方は日大レベルの問題集からより発展したレベルのものをマスターすることが必要があります。
この部分では、MARCHレベルにおすすめの問題集をご紹介するので、参考にしてみてください。
- リードLightノート 化学基礎,化学
- 化学[化学基礎・化学]基礎問題精講
- 化学 重要問題集 化学基礎・化学
リードLightノート 化学基礎,化学
リードLightノートは、基本的な用語と問題演習の両方が掲載されているため、インプットとアウトプットをどちらも取る組むことができる参考書/問題集です。
基本的な知識を定着させ、演習を行うことで問題を解く力を養いましょう。
その時、問題を丸暗記するのではなく、「どうしてそのように解くのか」まで理解しながら取り組むと、応用力が身に着きますよ。
化学[化学基礎・化学]基礎問題精講
この問題集は、入試で頻出の問題をまとめたものになっているので、既に化学の基礎知識を身についている人におすすめです。
また、解答の説明が詳しく書かれているため、基礎問題をやったら抜けている部分をしっかりと確認しましょう。
その後、演習問題に取り組んで実力を上げることができれば、志望校の過去問に入る前の準備を万全にすることができます。
化学 重要問題集 化学基礎・化学
化学版の「重要問題集」は、難易度が2つに分けられており、比較的優しいA問題と発展した内容を含むB問題に分けられています。
MARCHレベルとなると、A問題がしっかり解ければ十分に合格点を獲得できますよ。
この問題集は、他の問題集よりも1段階難しいレベルの参考書となっているため、基礎力を十分に身につけてから取り組むようにしましょう。
週2章ペースで2、3か月が目安です。
問題数を増やして難易度を上げる大学が多いので、簡単な問題を早く解くことはとても大切です。
日大・MARCHレベルの化学におすすめ参考書・問題集をご紹介|まとめ
今回は日大・MARCHレベルの化学におすすめ参考書・問題集をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
日大・MARCHレベルに向けて化学を勉強するためには、まず講義系の参考書を使って化学の基礎知識を定着させること、単に暗記するだけではなくなぜその解法になるのかを理解することが重要です。
その後、自分のレベルや目指すべきレベルに合わせた問題集に取り組むことで応用問題にも負けない演習力を身につけるようにすると、合格が見えてきますよ。
コツコツと勉強して志望校合格を目指しましょう。