共通テストの化学基礎にはどのような特徴があるのでしょうか。
今回は、共通テスト化学基礎の特徴や勉強法、おすすめな参考書などをご紹介します。
共通テストで化学基礎を使う人は参考にしてみてください。
共通テスト化学基礎の特徴
化学基礎の中でも、共通テストの化学基礎にはどのような特徴が見られるのでしょうか。
そこで、ここからは共通テスト化学基礎の特徴を3つ紹介します。
共通テストで化学基礎を選択する人はぜひ参考にしてみてください。
単元が混ぜられて出題される
共通テスト化学基礎の特徴1つ目は単元が混ぜられて出題されるという点です。
センター試験では大問ごとに単元が分けられて出題されていましたが、共通テストでは単元が混ざった問題が出題されるようになりました。
このような問題に対応するためには基本的な知識を正しく理解し、応用させる力です。
その力を身につけるためにも過去問演習を繰り返しましょう。
問題文が長い
共通テスト化学基礎の特徴2つ目は問題文が長いという点です。
共通テストの化学基礎では、大問ごとに実験内容が長文で出題されます。
短い時間の中で正確に解いていくためには、適切な時間配分と文章読解力が必要になるでしょう。
身近な事例を用いた問題が出題される
共通テスト化学基礎の特徴3つ目は身近な事例を用いた問題が出題されるという点です。
最近の共通テスト化学基礎には、飲料水を塩素で処理する問題や、煎餅の袋に生石灰を入れた袋を入れる問題など身近な事例を用いた問題が出題されています。
このような問題に対応するためには、適切な知識の理解が求められるので基礎だからといって知識固めを疎かにしないようにしましょう。
共通テスト化学基礎の勉強法
共通テスト化学基礎は特徴的であることが分かりましたが、どのように勉強すればいいのでしょうか。
ここからは共通テスト化学基礎の勉強法を3つご紹介します。
共通テスト化学基礎で高得点を取りたい方は参考にしてみてください。
学校の教科書を徹底する
共通テスト化学基礎の勉強法1つ目は学校の教科書を徹底することです。
共通テスト化学基礎では学校の教科書を徹底すれば解ける問題が多いです。
また、化学基礎自体の配点もさほど高くないので対策に時間をかけすぎないようにしましょう。
化学結合とモル計算を念入りに勉強する
共通テスト化学基礎の勉強法2つ目は化学結合とモル計算を念入りに勉強することです。
モル計算ができるようになれば、化学基礎の問題は解けるようになるので、絶対にできるようにしておきましょう。
また、化学結合については毎年問題が出されているので、知識固めすることを忘れないようにしましょう。
過去問を繰り返し解く
共通テスト化学基礎の勉強法3つ目は過去問を繰り返し解くという点です。
共通テスト独自の形式に慣れるためにも、過去問を解くことは有効的でしょう。
しかし、共通テストの過去問だけだと量が少ないので同じレベル感であるセンター試験の過去問にも取り組めると良いです。
共通テスト化学基礎はいつから勉強し始めればいい?
結論から言うと、共通テスト化学基礎の勉強は最低でも高3の10月までには始めましょう。
教科書や参考書使って必要事項をひたすらに暗記すると良いです。
しかし、配点がそこまで高くないので対策に時間をかけすぎないことに注意しましょう。
共通テスト化学基礎の注意点
共通テスト化学基礎には注意点が2つあり、気をつけないと点数が伸びない可能性があります。
ここからは共通テスト化学基礎の注意点を2つご紹介します。
共通テストで化学基礎を選ぶ人は参考にしてみてください。
細かい知識を覚えすぎない
共通テスト化学基礎の注意点1つ目は細かい知識を覚えすぎないという点です。
共通テストの化学基礎では基本的な知識が問われますが、教科書には発展的な内容も載っている場合が多いです。
そのため、オーバーワークにならないように赤字や太字を優先的に覚えるように意識すると良いでしょう。
時間配分に気を付ける
共通テスト化学基礎の注意点2つ目は時間配分に気を付けるという点です。
共通テストでは理科基礎の科目を2つ合わせて60分と定められています。
そのため、ゆっくり解いているともう一科目が間に合わないという事態に陥る可能性があります。
過去問を解いて時間配分の練習をすると良いでしょう。
共通テスト化学基礎におすすめな参考書
共通テスト化学基礎の対策をするには教科書や参考書での勉強が最適です。
ここからは、共通テスト化学基礎におすすめな参考書をご紹介します。
参考書を使って効率的に点数アップを目指しましょう。
使用する化学基礎の参考書と大まかな勉強法
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①高校これでわかる化学基礎
【特徴】
『高校これでわかる化学基礎』は基礎から標準レベルの知識を網羅できる参考書です。
教科書で習う範囲が分かりやすく解説されているので、教科書では理解しづらいという方におすすめの1冊です。
各章末には「定期テスト予想問題」が付いているので知識のアウトプットもできます。
【使い方】
まずは一通り通読し、太字や強調されているところを重点的に読んでいきましょう。
通読する時は一気に全てを覚えようとするのではなく、何度も読んで覚えることを意識すると良いです。
知識を覚えられたら、「定期テスト予想問題」を使ってアウトプットして知識の定着を目指しましょう。
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②化学基礎の必修整理ノート 新課程版 (要点を書き込むだけで覚える)
【特徴】
化学基礎の必修整理ノートは、書き込み式で重要用語を覚えていくことができる参考書です。
ミニテストも付いているので、頭に知識が定着しているかどうか確認できます。
重要な実験や計算問題に関するコーナーがあるので重点的に対策することもできます。
【使い方】
まずは講義部分を重要単語に注目しながら読んでいきましょう。
次に書き込み式の部分を埋めていって、知識をアウトプットしていきます。
最後にミニテストを行い、知識が頭に定着しているか確認すると良いです。
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③短期攻略 大学入学共通テスト 化学基礎 (駿台受験シリーズ)
【特徴】
共通テスト形式の問題を集めた問題集です。
問題ごとの難易度はかなり高いため、共通テストに挑めるレベルの実力が必要になります。
一通り知識を身に着けたうえで、共通テスト向けに調整するために解くのがよいです。
【使い方】
全部で47題あるので、1日1~2題に取り組んでいきましょう。
問題を解くときは各問題に付いている所要時間を守って解くと良いです。
本番を意識しながら取り組むようにしましょう。
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④マーク式基礎問題集 化学基礎
【特徴】
難易度は共通テストの標準的な難易度に近いため、過去問が一通り終わったらまず最初に解いておきましょう。
過去問をそのまま使うことやりにくいうえ、新課程の問題集がまだ充実していない分、これらの実戦問題集のやりこみが非常に重要となります。
どういった出題形式が予測されているのかも実戦問題集を通して学んでおきましょう。
【使い方】
まずは一通り前から解いてみましょう。
問題を解いたら解説をよく読み、どのように考えれば正解できたかどうかを考えると良いです。
1周終わったら、完璧になるまで繰り返し解くと実力がついていきます。
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⑤大学入試共通テスト実戦問題集化学基礎
【特徴】
解説がかなり詳しいですが、ある程度点数が取れる状態まで仕上げておかないと使いこなせない可能性が高いです。
基礎知識はきっちり終えたうえで入るようにましょう。
この問題集に入る時点で、点数が7〜8割程度取れていないようであれば、ここまでにやった参考書に戻って仕上げなおしたほうがよいです。
【使い方】
制限時間を設けながら解くことで本番に備えた練習をすることができます。
問題を解いたら、解説が詳しく書いてあるので自分の解法と照らし合わせながら読んでいきましょう。
2次元コードを読み取ると、解説動画が出てくるので合わせて確認すると良いでしょう。
共通テスト化学基礎の参考書と大まかな勉強法|まとめ
今回、共通テスト化学基礎の参考書や勉強法についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
共通テスト化学基礎は単元が混ぜられて出題されること、問題が長い、身近な事例を用いた問題が出題されるなどの特徴があります。
勉強法としては学校の教科書を徹底すること、化学結合とモル計算を念入りに勉強すること、過去問を繰り返し解くことが挙げられます。
また、おすすめの参考書を活用して化学基礎の点数アップを目指していきましょう。