膨大な量の知識をインプットしなければならない共通テストの生物。
そんな共通テストの生物は参考書での対策が必要不可欠です。
そこで、今回は共通テストの生物の対策におすすめの参考書を7つ紹介します。
共通テストで生物を選択する人は参考にしてみてください。
共通テスト生物の傾向
共通テストの生物では一体どんな問題が出るのでしょうか。
ここからは共通テスト生物の問題傾向について解説していきます。
共通テストで生物を選択しようとしている人は参考にしてみて下さい。
資料やグラフを読み取る
共通テスト生物の問題の中にはデータを読み取る問題が複数出てきます。
このようなデータを読み取る問題は、ただ知識を暗記しただけでは解くことはできません。
そのため、どうしてそうなるのかといった考え方をつかむことが重要です。
考察が必要な問題が多い
共通テスト生物の傾向として、考察が必要な問題が多いということも挙げられます。
こちらの問題も、資料を読み取る問題と同様にただ暗記しただけでは解くことができません。
何度も問題演習を重ねてこの形式に慣れることをおすすめします。
共通テスト生物の勉強法
共通テスト生物では基礎的な問題が出ると言われていますが、どのように対策していけばいいのでしょうか。
ここからは共通テスト生物の勉強法をご紹介します。
共通テスト生物で高得点を取りたい方はぜひ参考にしてみてください。
①全範囲を勉強する
まずは一通り全範囲を勉強することが大切です。
受験勉強は生物だけに時間をかけられるわけではないので、効率よく勉強することが求められます。
そのため、わからない単元で立ち止まってしまうことが無いように一通り全範囲をやってしまうことをおすすめします。
②細かい知識を拾っていく
全範囲が終わったら、細かい知識を拾っていきましょう。
一通り全範囲を終わらせた後なので、知識を肉付けしていくイメージで細かい知識もインプットしていきましょう。
ただ、全てを暗記しようとするとキリがないのでどうしてその答えになるのかといった考え方を見ることが重要です。
③問題演習を多くこなし、知識をアウトプットする
細かい知識までインプット出来たら、どんどんアウトプットしていきましょう。
前述した通り、共通テストの生物では解きなれていないと難しく感じてしまう問題が複数出てきます。
そのような問題に対応するためにも、たくさん問題演習をして知識をアウトプットさせていきましょう。
複数の分野を横断した問題が出される
共通テスト生物の問題の中には、複数の分野を横断した問題が出されることがあります。
その場合、知識を応用させる力が無いと太刀打ちすることができません。
そのためアウトプットの練習、つまり問題演習をたくさん重ねることが求められます。
使用する生物の参考書と大まかな勉強法
ここからは共通テスト生物を対策するのにおすすめな参考書を7つ紹介します。
特徴や使い方を解説していくので、共通テストで生物を選択する方はぜひ参考にしてみてください。
①高校これでわかる生物基礎 新課程版
【特徴】
この参考書は基礎~標準レベルの生物の内容をまとめた講義系参考書です。
通常の参考書よりも大きく作られているため、ワイドな紙面に書かれている図や表が見やすくなっています。
基礎的な内容となっているので、学校の定期テスト対策用に使うことをおすすめします。
【使い方】
一通り通読して知識をインプットすることに使いましょう。
各章の最後に定期テスト予想問題がついているので知識が身についてるのか確認できるようになっています。
何度も繰り返し読むことによって知識を身につけていきましょう。
②生物基礎の必修整理ノート
【特徴】
この参考書は、書き込み式の参考書となっており、自分の中に知識がインプットできているか確認できる仕様となっています。
書き込み式のまとめの部分には、学習上の重要事項を空欄にしてあるので、その単元の重要な部分が自然と身についていきます。
テストによくでてくる重要な実験や計算問題には特別コーナーが設けられていて、詳しく説明されているので重点的に対策することができます。
【使い方】
各テーマで大学受験生物の基礎となる要点を絞り込み空所にしてあるので、その穴埋めをしながら学習を進めていきましょう。
章ごとに特に重要な要点には、その要点をテーマ化してまとめているのでしっかり押さえておきましょう。
また、ミニテスト・練習問題などが設けられているので、各テーマ・章の知識をアウトプットして本番で使えるようにすると良いです。
ただし、練習問題の解説はあまり詳しくないので、理解が難しそうであれば飛ばして先の問題集に進んでしまって良いです。
③高校これでわかる生物 新課程版
【特徴】
この参考書は教科書で扱う内容を簡潔に記しているので、基礎的な内容をインプットするのにおすすめです。
また、大きな図や表で表現されている部分があるので、視覚的にも見やすい設計となっています。
この1冊で教科書レベルをマスターできるので、入試の第一歩として使うことをおすすめします。
【使い方】
まずは一通り通読しましょう。
そのとき、1度ですべてを覚えようとはせず軽く目を通す程度にしましょう。
繰り返し読む中で段々と覚えていくことが重要です。
④生物の必修整理ノート
【特徴】
この参考書は空欄に語句を書き込むことで必要な知識をアウトプットする参考書です。
テストによく出てくる実験や計算問題については特別にコーナーが設けられているので、重点的に対策をすることができます。
語句を書き込む部分を赤字で埋めれば、赤シートを使って何度も繰返し使えるようになるのでおすすめです。
【使い方】
生物の要点が空所にしてあるので、その穴埋めをしながら暗記していきましょう。
章ごとに要点がまとめられているので復習するのに使うのがおすすめです。
ミニテストと練習問題で知識をアウトプットして、確実に問題を解けるようにしていきましょう。
⑤大森徹の生物 遺伝問題の解法
【特徴】
超人気講師である大森徹が授業のノウハウを詰め込んだ問題集となっています。
内容は遺伝の問題にフォーカスされているので重点的に対策をすることができます。
解答・解説には「解法のテクニック」も載っているのでじっくり読むことがおすすめです。
【使い方】
まずは問題を解いてみましょう。
順を追って解いていくだけで遺伝の内容が分かるようになっているので臆せず解きましょう。
解答・解説には「解法のテクニック」が載っているのでじっくり読んで自分のものにしていくと良いです。
⑥共通テスト総合問題集 生物
【特徴】
河合の模試の過去問を新課程版に改訂した問題集です。
難易度は共通テストの標準的な難易度に近いため、過去問が一通り終わったらまず最初に解いておきましょう。
過去問をそのまま使うとやりにくいうえ、新課程の問題集がまだ充実していない分、これらの実戦問題集のやりこみが非常に重要となります。
どういった出題形式が予測されているのかも実戦問題集を通して学んでおきましょう。
【使い方】
一通り解いてみて、丸付けまでしましょう。
解説が充実しているので、一つ一つ丁寧に読んで確認していきましょう。
その時、どうしてその答えになるのかについての解答プロセスを考えながらやれると良いです。
⑦大学入試共通テスト実戦問題集生物 (大学入試完全対策シリーズ)
【特徴】
駿台の模試を改訂した実戦問題集です。
難易度は高めなので、高得点を目指す人向けの問題集です。
ある程度点数が取れている人であれば、使いやすい解説となっているため、平均点程度が取れていて、高得点を目指す場合に使用しましょう。
【使い方】
共通テストの本試験過去問題を3回分載っているので、本番を意識しながらやると良いでしょう。
特に、時間を自分で測ってやると、時間配分の練習になるので良いです。
解答・解説が詳しく書かれているので、解答のプロセスを確認しながらやるといいでしょう。
共通テストの生物におすすめの参考書|まとめ
今回、共通テストの生物にオススメの参考書を7つ紹介しましたがいかがだったでしょうか。
生物をマスターするには、参考書でインプットとアウトプットを繰返し、知識の定着を測ることが必要です。
最初は講義系の参考書を使ってインプットし、その後問題集や過去問を使ってアウトプットしていくことがおすすめです。
しっかりと対策をして、本番に臨みましょう。