慶應義塾大学学部別対策|英語
慶應義塾大学学部別|英語対策
文学部へ行きたい方
経済学部へ行きたい方
法学部へ行きたい方
総合政策学部へ行きたい方
環境情報学部へ行きたい方
文学部へ行きたい方
文学部英語の基本情報
試験時間120分 配点150/350
大問の構成(2014年度参考)
筆記
1.長文
傾向
辞書の持ち込みが可能という珍しい試験。1つの長文でさまざまな問題を解いていく。
辞書持ち込みとはいえ、慶應の他学部で文章が読めるレベルの単語力は持っておきたい。
要約や英作文も出題されており、対策は国立の受験に近い。
文章の難易度は非常に高く、読み慣れていないと日本語でもわからないという可能性がある。抽象度の高い文章に読み慣れておくことと、文章の要約などを行い、内容を把握する練習をしておこう。
辞書の使用が許可されているだけのことはあり、単語も分からないものが出てくる可能性が高い。とはいえ、わからない単語全てを辞書で引くことは避けたいため、「速読英単語 上級編」などで単語が分からない文章を周囲の内容から推測する練習をしておくとよい。
長い長文のため、読解力勝負に一見見えるが、記述を含めた総合力勝負の入試なので、分野別の対策は怠らずにやっておこう。
経済学部へ行きたい方
経済学部英語の基本情報
試験時間100分 配点200/420
大問の構成(2014年度参考)
筆記
1 読解問題
2 読解問題
3 英作文(和文英訳)
4 英作文(自由英作文)
傾向
経済学部の問題構成は読解と英作文と対策自体はわかりやすく、特化した対策がしやすい。
全体的に難易度が高いというよりは、難易度は標準的だが長文は非常に長く、英作文の量も多いため、時間との戦いとなる。慶應の問題で戦えるレベルの受験生でも時間内に終えるとなると非常に厳しい。
読解問題は長い文章が2題あり、まず読み切るだけの集中力が必要となる。
設問の構成は、読解問題だけでなく文法や言い換えも出題されており、基礎知識の完成が前提となる。また、英作文で長文の内容をもとに文を作成する必要があるので、内容が正確に読めていないと非常に影響が大きい。普段から速読練習を心がけ、早く読んでも内容理解が雑にならないように練習を重ねておこう。
英作文は、和文英訳は比較的標準的な難易度である。
しかし、自由英作文が長文の内容を受けて書く必要があり、書くための条件が多く、加えて前述のとおり時間が厳しい。長文に使う時間を考えると時間の確保は20分もない可能性が高い。英作文のテーマ自体は独特というわけではないので、基本的な英作文の学習を行い、使える文章をためておき、定型文はすぐに書けるように練習をしておこう。
法学部へ行きたい方
法学部英語の基本情報
試験時間80分 配点200/400
大問の構成(2014年度参考)
筆記
1 文法問題
2 会話問題
3 会話問題
4 単語問題
5 読解問題
傾向
専用の対策が必要というよりも、単純に難易度が高い問題が並ぶ。
単語、文法、長文どれをとっても一筋縄ではいかず、まずは過去問に挑み、法学部の難易度に慣れていく必要がある。
14年度には出題されなかったが、アクセントの問題が過去に出題されているため、対策をしておくとよい。
単語問題は、単語帳をこなしただけでは見かけない単語が並ぶため、基本的には周りの文章から推測することになる。選択肢の数は設問数と同じため、きちんと読み分けられれば問題ないが、この手の問題に挑むこと自体の経験が少ないはずなので、「速読英単語 上級編」などで、知らない単語を周りの文章から推測する練習をしておきたい。
文法は正誤問題と派生語をこたえる問題が出題されている。正誤問題は文法的間違いを探す問題であるが、判断がつきにくい問題のため、どこが間違っている可能性があるかをまず見抜けるようにしたうえで、正誤の判断をつけていこう。派生語は、内容の理解も必要なため、単語帳で語彙を増やしたうえで、過去問のやりこみをしておこう。
会話問題は、語彙力と内容を正確に読み取る力が必要となる。第2問は解答の熟語が見慣れないものも並ぶため、時間に余裕があれば「解体英熟語」などで、知識を増やしておくとよい。第3問は、会話の形式をとった読解問題なので、この手の形式に慣れておけば、問題ない。会話問題は早稲田で出題が多いので、過去問を追加でやりたい場合には早稲田の過去問を解いておくとよい。
長文は、文章と設問のどちらも難易度が高い。長文の内容だけでなく、選択肢も正確に内容が把握できていないと、引っかかってしまう問題も多く、完答するには相当の実力が要求される。英文解釈や長文の参考書の復習を徹底的に行い、読めるだろうという希望的観測をなくし、正確に読めるように仕上げていこう。
総合政策学部へ行きたい方
総合政策学部英語の基本情報
試験時間120分 配点200/400
※英語受験の場合は英語のみで200点、英語・数学受験の場合は2つあわせて200点
大問の構成(2014年度参考)
筆記
1 読解問題
2 読解問題
傾向
非常に長い英文が2題出題される。文章の難易度も高く、相当な読解力が必要。
設問は、各30問と多いうえ、読みながら解いていく問題と内容を一通り読み終えたうえで解く問題があるので、読みつつ解き、内容を忘れないようにする練習が必要となる。
英作文などがない分、対策は長い英文を読み慣れること、難解なテーマに読み慣れておくこと、過去問のやりこみを通して、総合政策の方式に合わせた読み方を身に着けておくことが重要となる。
出題の形式は環境情報と同じなので、環境情報と合わせて過去問をやりこんでおきたい。
ただし、文章のテーマなどに違いはあるので、「話題別英単語 リンガメタリカ」などでテーマに沿った文章をこなしておくことは心がけよう。
総合政策・環境情報の入試問題には、受験生に求める学生像が反映されており、与えられたテーマに対しての問題解決能力を必要とする場合が多い。
ただ文章を訳せればいいというものではなく、その情報をもとに考え、設問に答える必要があるので、過去問演習の際にどうすれば答えが出るかを考え、突き詰めていくようにしておこう。
環境情報学部へ行きたい方
環境情報学部英語の基本情報
試験時間120分 配点200/400
※英語受験の場合は英語のみで200点、英語・数学受験の場合は2つあわせて200点
大問の構成(2014年度参考)
筆記
1 読解問題
2 読解問題
傾向
非常に長い英文が2題出題される。文章の難易度は総合政策と比べると比較的読みやすいが、それでも十分に高く、相当な読解力が必要。
設問は、各30問と多いうえ、読みながら解いていく問題と内容を一通り読み終えたうえで解く問題があるので、読みつつ解き、内容を忘れないようにする練習が必要となる。
英作文などがない分、対策は長い英文を読み慣れること、難解なテーマに読み慣れておくこと、過去問のやりこみを通して、環境情報の方式に合わせた読み方を身に着けておくことが重要となる。
出題の形式は総合政策と同じなので、総合政策と合わせて過去問をやりこんでおきたい。
ただし、文章のテーマなどに違いはあるので、「話題別英単語 リンガメタリカ」などでテーマに沿った文章をこなしておくことは心がけよう。
総合政策・環境情報の入試問題には、受験生に求める学生像が反映されており、与えられたテーマに対しての問題解決能力を必要とする場合が多い。
ただ文章を訳せればいいというものではなく、その情報をもとに考え、設問に答える必要があるので、過去問演習の際にどうすれば答えが出るかを考え、突き詰めていくようにしておこう。