この記事では、武田塾のYouTube動画「【英検準1級対策】合格までに必要な参考書と勉強法」を参考に、英検準1級合格を目指すための具体的な学習ルートと参考書を紹介していきます。
英検2級に合格した後、さらに難易度が上がる準1級への挑戦は、多くの受験生にとって大きなステップです。
その中でも、どのような参考書を使い、どの順番で学習していけばよいのかを把握することが、効率的な学習には不可欠です。
今回は、武田塾が推奨する準1級対策の具体的な学習ステップを丁寧に解説していきます。
動画本編はコチラからチェック!
事前にやるべき参考書
英検2級では4技能独特の対策が必要でしたが、英検準1級はさらに試験が難しくなり、十分な対策が必要になります。
今回ご紹介する武田塾の英語準1級までのルートではリーディング向けな内容にはなりますが、英検準1級に特化した対策をする前には、大学受験向けの「武田塾参考書ルート 英語編」にも取り組んでみて下さい。
英検準1級対策を始める前に、まずは武田塾の参考書ルート「MARCHレベル」までの完成が前提となります。
2024年版 武田塾の参考書英語ルート
2025年版 武田塾の参考書英語ルート
具体的には、英単語帳であれば『システム英単語』や『ターゲット1900』を1冊完璧に仕上げ、熟語帳としては『速読英熟語』なども1冊覚え切っておく必要があります。
英文法については、『ポラリス英文法』や『入門問題成功』、『ルールズ1・2・3』などを使い、段階を踏んで力をつけておきましょう。
ここまで仕上げることで、英語長文読解に必要な語彙力と読解力が整い、準1級レベルの問題にもスムーズに対応できるようになります。
英検準1級対策にオススメの参考書
武田塾の参考書MARCHレベルのルートまでの執筆が完了すれば、英語長文の問題は基本的に解けるでしょう。
ここからは、MARCHレベル、英検2級レベルまで習得した後に取り組んでほしい、英語準1級のための参考書をご紹介していきます。
出る順で最短合格!英検準1級単熟語EX
準1級対策では、語彙をさらに強化するために『出る順で最短合格!英検準1級単熟語EX』 の使用を推奨します。
武田塾では、英検向けの参考書では特におすすめしており、
この単語帳は、大学受験や予備校の授業、さらには早慶レベルの英語対策にも役立つ高レベルの語彙が掲載されています。
単語と熟語を合わせて2000語以上が掲載されており、2〜3ヶ月をかけてじっくりと覚えていくスタイルが望ましいです。
ただし、事前にマーチルートの単語帳や熟語帳がしっかり仕上がってから取り組むようにし、基礎が固まっていない段階でこの単語帳に手を出すのは避けてください。
直前1ヶ月で受かる 英検準1級のワークブック
4技能全体を効率よく対策するために有効なのが、『直前1ヶ月で受かる 英検準1級のワークブック』です。
このワークブックでは、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能それぞれに対応した実戦形式の問題が掲載されています。
配点が高いライティングを中心に学習する構成となっており、SCBT形式での受験を予定している人には特に有効です。
この1冊を仕上げることで、本番形式に慣れるだけでなく、各技能のバランスの取れた力を養うことが可能です。
7日間完成 英検準1級予想ドリル
ワークブックの学習が完了したら取り組みたいのがこの『7日間完成 英検準1級予想ドリル』です。
7日間で本当に終わらせるとなると…全力を尽くす必要があります。
英検準1級の最新の形式の問題集になっているため、過去問よりも今学ぶべき内容が掲載されているため、過去問よりも優先してやるのが好ましいです。
試験直前期であれば、『直前1ヵ月で受かる 英検準1級のワークブック』と『7日間完成 英検準1級予想ドリル』を扱い、間に合えば『出る順で最短合格!英検準1級単熟語EX』まで取り組むと十分試験に挑めるレベルになれるでしょう。
必要に応じて追加したい英検準1級対策の参考書
ここからは分野別に、英検準1級試験に向けてより強化したいときに取り入れるべき参考書をご紹介していきます。
英作文からリーディングやスピーキングなど、苦手な分野の教科をしたいという時は下記参考書を取り入れてみて下さい。
最短合格!英検準1級英作文問題 完全制覇
ライティング対策として特に重要なのが、『最短合格!英検準1級英作文問題 完全制覇』です。
この参考書では、よく出題されるトピックに対して賛成・反対の理由を自分の言葉で書けるようにするトレーニングができます。
「コンテンツブロック」という手法で、構成力を高めながら自分の意見を論理的に伝える力を養います。
本格的に取り組むとなるとかなりの時間がかかるため進め方としては平行して進めていくようなイメージが良いでしょう。
準1級では要約問題や新形式の英作文も登場するため、日々の学習に取り入れて時間をかけて取り組むことが大切です。
最短合格!英検準1級リスニング問題 完全制覇
リスニング対策では、『最短合格!英検準1級リスニング問題 完全制覇』が有効です。
特に難関となるパート2の対策が重要で、聞き取りにくい話題に対しても慣れを養う訓練が求められます。
パート1と3の「リアルライフ」の会話は確実に正解できるようにし、パート2ではミスを減らす工夫が必要です。
時間に余裕がない場合は、苦手なパートだけに絞って練習することも可能です。
14日でできる!英検1級 二次試験・面接完全予想問題
スピーキング対策としては、『14日でできる!英検1級 二次試験・面接完全予想問題』が活用できます。
動画解説が付属しており、初めて受験する人でも本番の雰囲気を事前に掴むことができます。
14回分の模擬問題が収録されているため、反復練習を通じて自信をつけていくことが可能です。
予備知識がない状態でも取り組みやすい構成となっているので、特に面接に不安がある受験生には心強い教材です。
英検準1級を対策する時のコツ
英検準1級の対策を効率的に進めるためには、参考書をこなすだけでなく、全体の勉強の流れを意識した学習が欠かせません。
本番で実力を発揮するためには、出題傾向の把握や、自分自身の弱点を的確に補強する工夫が重要です。
ここでは、英検準1級に合格するために実践したい具体的な学習のコツを3つの視点から紹介します。
模試や過去問を受けて出題傾向を知る
まず最初に重要なのは、英検準1級の問題形式と出題傾向に慣れることです。
そのためには、模擬試験や過去問を定期的に解き、本番と同じ形式で演習を積むことが必要不可欠です。
特に英作文やリスニングでは、形式に慣れていないと実力を発揮しにくくなるため、実戦的なトレーニングを早めに始めましょう。
時間配分や設問ごとの特徴を掴むことができれば、試験本番でも焦らずに対応できるようになります。
単語力を補強する
語彙力は英検準1級の全技能に共通して求められる土台です。
とくに読解とリスニングでは、単語を知らなければ内容を理解することすらできないため、語彙の強化は最優先で取り組むべき課題です。
既に学習した単語帳を完璧にしてから、準1級レベルの単語帳『出る順で最短合格!英検準1級単熟語EX』などに進むと、より効果的に語彙力を広げられます。
復習を重ねて長期記憶に定着させるためにも、毎日一定のペースで単語学習を続けることが大切です。
苦手分野を強化する
英検準1級では、4技能すべてに対してバランスの取れた実力が求められますが、特に注意すべきは自分の苦手な分野を見極めて強化することです。
例えばライティングが苦手な場合は、『英検準1級英作文問題 完全制覇』などを使って、トピックに対する意見の構成練習を重点的に行うことが効果的です。
また、リスニングでつまずく場合は、特定のパートに集中したトレーニングを積むことも重要です。
弱点を後回しにせず、早い段階から重点的に補強することで、合格ラインに近づくことができます。
英検準1級合格の参考書と勉強方法とは?|まとめ
英検準1級は、2級に比べて格段に難易度が上がる試験ではありますが、武田塾のメインルートと併用しながら計画的に学習を進めれば、合格は十分に目指せます。
語彙・読解・作文・リスニング・スピーキングという5つの要素をバランスよく強化し、それぞれの参考書を使いこなすことが成功の鍵です。
時間をかけて丁寧に対策することで、大学受験にも通じる英語力を養うことができます。
今回紹介した教材や学習ルートを活用し、着実に実力を高めていきましょう。