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「偏差値」は高校と大学で異なる?扱いや意味の違いについて解説!

逆転合格.com|大学受験勉強法,参考書,大学別攻略情報「偏差値」は高校と大学で異なる?扱いや意味の違いについて解説!

今回は、武田塾チャンネルの「【偏差値の真実】高校と大学で違う?意味を勘違いするとヤバい理由!」から、高校と大学の偏差値の違いについて紹介します!

志望校選びの参考や、自分の実力の確認で使用することが多い偏差値ですが、中学と高校ではその見方が変わり、高校で偏差値が50だった方が、大学でもそのまま偏差値50となるわけではありません。

高校選びや大学選びで迷っている方は、ぜひこちらの偏差値の考え方を参考してみてください。

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中学から高校に進学するときの偏差値の意味

偏差値真実

例えば中学校の1クラスを40人として順位を付けた場合、20位~21位の人がテストで平均点を取っている層です。

そして中学校で1位の人が目指せる高校の偏差値の目安は75となり、中学校で40位だった人が目指せる高校の偏差値は40が目安となります。

ちなみに、今回は高校進学組を想定しています。中高一貫校の場合も内容がズレはしますが、おおむね似たような内容となります。

以下では、中学から高校に進学する際の偏差値の意味を、偏差値の高い高校・低い高校それぞれのケースに分けて解説していきますので、自分の進学先に合わせて、どのような心構えや準備が必要かを確認しておきましょう。

偏差値の高い高校に進学する場合の偏差値の意味

偏差値真実

中学から高校へ進学するにあたり注意すべきポイントは、クラスメイトの実力に大きな違いがあることです。

例えば偏差値75の高校に集まる学生は、全員が中学時代はトップクラスに成績の良かった学生となります。

実力がバラバラな中で高順位を取っていた中学とは違い、高校では中学のオールスターが集まった中で、また1位を決める争いが始まるのです。

清水先生は中学ではトップ5番に入る秀才でしたが、高校に入ると40人中35位だったそうで、落ちこぼれの位置になってしまいました。

一方で、中学で学年で2位という好成績を修めていた高田先生は、高校に進学するにあたってしっかり対策しないといけないと思い、勉強を熱心に頑張り、その結果高校でも学年2位になることができたそうです。

高校受験を頑張り偏差値の高い高校に進学しても、そこで慢心せず、継続して勉強を頑張ることが重要になってきます。

偏差値の低い高校に進学する場合の偏差値の意味

偏差値真実

一方で、偏差値の低い高校に進学する場合は、偏差値が高い高校とは違い、成績が上がりやすくなる側面があります。

中学校であまり勉強をしなかった学生がふるいにかけられて集まるのが偏差値40~50の層となりますが、周りの学生のレベルがあまり高くないため、少し勉強すれば順位は上がりやすく、勝ち癖が付きやすいという特徴があります。

最初の中間テストや模試で取った学年順位は、勉強をサボらない限り大きく変わりません。

成績が上がりやすい環境である一方で、高校によっては勉強をしないと中間テスト時点で下位層から中位層に属してしまう可能性もあるため、下位の偏差値の高校に進学してしまった学生は、まずはそこの学校では良い順位を取れるように、高校入学前の春休みからしっかりと学習習慣を付けて頑張りましょう。

高校から大学に進学するときの偏差値の違いと意味

偏差値真実

偏差値の高い高校に進学した方は、大学も必然と偏差値の高い大学に進学できると思っているのではないでしょうか?

しかし実際は、偏差値70の高校から進学する大学の平均偏差値は60程度となっており、大きな違いがあることが分かります。

偏差値60の大学はMARCHや国公立の上位レベルとなっており、旧帝大学や医学部、最難関私立には届いていない現実があります。

高校から大学は、偏差値の意味を理解することが重要

偏差値真実

そもそも、偏差値というのは母集団があり、その中での立ち位置を指すものです。

高校の偏差値における母集団は中学生全員となり、その平均が50、トップ層が70となる一方で、大学の偏差値は大学受験をする人達を母集団としたものとなります。

偏差値40台の高校の進路は専門学校や就職など受験をしない層も多く、偏差値の母集団に含まれる層の平均レベルが上がる分、高校の偏差値よりも大学の偏差値は低くなるのです。

そのため、偏差値70の高校に進学したとしても偏差値70の大学に進学できるわけではなく、一般的には偏差値60程度の大学に進学する場合が多くなっています。

高校に進学して満足してしまうと偏差値が10、20と下がってしまう可能性があるため、高校では一定の成績を取ることを目標に勉強を頑張りましょう。

偏差値が低い場合はどうすればいい?

偏差値真実

高校から大学に進学するにあたって、偏差値は大幅に減少すると説明しましたが、一方で武田塾を例に出すと、受講生のボリュームゾーンが偏差値55~65となっている中、この層の生徒が難関大学に進学することは少なくありません。

これらの生徒が逆転合格を果たした秘訣は、高校の勉強ではなく、大学受験から逆算した勉強をすることです。

高校から大学の偏差値が普通は-10程度となるということは、高校の勉強を言われた通りにこなしているだけでは、偏差値が上がることも下がることもなく、高校偏差値-10の大学に進学することしかできません。

そのため、現状では届いていない偏差値の大学に進学するためには、学校の勉強は当たり前にこなしたうえで、プラスアルファで参考書を利用して応用を学ぶなど、大学受験を見据えた圧倒的な先取りが大切です。

自分の現状を理解し、どのくらい先取りの勉強が必要なのか逆算して計画を立てて、高校入学直後から意識して取り組むようにしましょう。

偏差値は自分の位置を意味する指標

偏差値は単なる数字ではなく、自分がどの位置にいるのかを客観的に知るための指標です。

模試などで出される偏差値は、同じ試験を受けた人たちの中での自分の立ち位置を示してくれるため、目標校との距離感や現状の課題を把握するのにとても役立ちます。

たとえ偏差値が低かったとしても、それは「今の時点での実力」を表しているにすぎず、未来の成績を決定づけるものではありません。

現状を受け止めたうえで、どこをどう伸ばすべきかを分析し、努力を重ねることで、偏差値は着実に上げていくことが可能です。

悲観するのではなく、むしろ改善のヒントとして前向きに活用する姿勢が、学力向上の大きな原動力になります。

「偏差値」は高校と大学で異なる?扱いや意味の違いについて解説!|まとめ

高校や大学の偏差値はそれぞれ母集団が異なるため、同じ数値でも意味に違いがある点に注意が必要です。

偏差値の高い高校に進学しても、そのまま偏差値の高い大学に進学できるとは限りません。

高校から大学に進む際には偏差値が大きく下がることも多く、早い段階から大学受験を見据えた勉強が重要です。

現状の偏差値に関わらず、逆算思考と先取り学習を意識すれば、難関大学への進学も十分に可能ですので、今から日々の勉強を頑張るようにしましょう。

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