科目 | 世界史 |
出版社 | 旺文社 |
目的 | 世界史の文化史対策 |
対象者 | 通史や地図、年号の学習が一通り終わった人 |
難易度 | 入試標準~難関レベル |
分量 | 256ページ |
使用期間 | 高三10月~11月ごろまで |
ジャンル | 世界史の文化史参考書 |
・具体的なオススメポイント
文化史に特化した知識が国別・時代別に分かりやすく整理できる
・注意点
通史や地図、年号などの基本知識を身に付けた後に取り組むこと
世界史の文化史の情報が国別&時代別に整理されている参考書
今回ご紹介する『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』は、世界史の中でも文化史の情報に特化した参考書です。文化史が苦手だと感じる人や、対策がおろそかになってしまっている人が多いですが、『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』を使えば効率よく知識が整理できます。
世界史の基本知識を学び終えた後の知識強化におすすめです。文化史の内容は他の歴史的な出来事と比較して教科書に載っている情報量が少なく、単に知識を暗記するだけの勉強になりがちな分野となっています。
しかし、似たような名前の人物や作品が多く登場するため暗記しづらいです。そこで、どの時代にどの国で発生した文化なのかを関連付けて覚えることで、印象に残りやすい形で知識を深めることができます。
『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』なら、国別および時代別の歴史的背景と関連付ける形で文化史の知識整理が可能です。以下に、参考書の詳しい内容と学習のポイントについてまとめてご紹介します。
図版や写真を含む分かりやすいレイアウトで知識整理がしやすい
『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』は、世界史で登場する文化史の知識が国別(タテ)と時代別(ヨコ)の表として整理されていて、図版や写真を含む分かりやすいレイアウトとなっています。
教科書や講義形式の参考書では文化史の知識が文章として解説されているだけのため、人物や作品がどこの国でいつ発生したものなのかがイメージしづらい場合が多いです。
『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』なら、表を使ったレイアウトで文化史の知識を視覚的に整理できるため、紛らわしい内容でもしっかりと区別して覚えられます。大学入試の世界史の問題では、図版や写真をヒントにして出題される文化史の問題が高確率で登場するため、正確な知識が必要です。
特に対策をしていないと失点につながってしまうため、『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』を使って重要な知識を間違えなく覚えておくようにしましょう。
文化史に取り組むタイミングは通史や地図、年号を覚えた後がおすすめ
文化史の学習に取り組むタイミングとしては、世界史の通史や地図、年号などの基本知識が一通り学習し終わった後がおすすめです。
『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』はタイトルに「講義」と入っているものの、詳しい解説が載っているというよりはあくまでも知識の確認ようなコンパクトなものとなっています。この1冊だけを使って世界史の学習を進めていくというよりも、他の参考書で一通りの知識を学習したあとの知識強化に『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』を活用するのがおすすめです。
文化史で登場する用語に加えて、それぞれの用語と関連性の高い世界史の出来事が解説されているため、文化史の知識整理と同時に通史の復習もできます。国別と時代別に文化史の知識を確認しつつ、世界史全体の流れを押さえておくのがおすすめです。
世界史の通史や文化史などの参考書が終わったら過去問演習にも取り組もう
『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』の学習が終わったら、志望大学の過去問演習を繰り返しましょう。世界史の問題は大学や学部によって出題形式や頻出分野が異なるため、過去問を分析して慣れておくことが大切です。
特に、文化史の問題が毎年出題されている大学を受験する場合は『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』で知識を万全にしておく必要があります。なお、過去問演習をしていく中で自分の苦手な時代や国、出題形式が発見できた場合は、弱点克服のための対策が重要です。
講義形式の参考書や教科書の該当範囲を復習して、知識の穴を埋めていきましょう。また、論述形式の問題が出題される場合には、文字数制限の中で必要な情報を盛り込む練習も必要です。志望大学の過去問の傾向に合わせて、適切な参考書を使って対策を進めていってください。
まとめ
世界史の知識の内、文化史に特化した内容が整理されている参考書『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』について紹介しました。この参考書では、国別と時代別に整理された形で文化史の知識確認ができます。
文化史は大学入試の世界史の問題で高確率で出題される分野のため、適切な対策が必要です。似たような人物名が紛らわしく、教科書や講義形式の参考書だけでは覚えにくい文化史の知識ですが、『タテヨコ総整理世界史×文化史集中講義12』を使えば分かりやすく学習できます。
図版や写真などの視覚的な情報を含めて、正しい知識を身に付けていきましょう。なお、文化史の対策は通史や地図、年号などの重要事項を覚えた後に取り組むのがおすすめです。
また、参考書による学習の後は志望大学の過去問演習を繰り返して、出題傾向をつかんでおくことも重要となります。適切な参考書を用いて、志望校の世界史の問題を解ける実力を身に付けていってください。