科目 | 世界史 |
出版社 | 河合出版 |
目的 | 世界史論述対策 |
対象者 | 世界史の基本知識を身に付けた人 |
難易度 | 国公立大学標準レベル |
分量 | 176ページ |
使用期間 | 高三10月~12月ごろ |
ジャンル | 世界史論述対策参考書集 |
・具体的なオススメポイント
世界史の論述問題の解き方が分かりやすく学べる
・注意点
世界史の基本知識を身に付けてから取り組むこと
世界史の論述問題の中では難易度が低いため入門書としておすすめの参考書
今回ご紹介する『判る!解ける!書ける!世界史論述』は、世界史の論述対策の入門用としておすすめの参考書です。論述問題は世界史の出来事や因果関係を説明する必要があるため難しいですが、『判る!解ける!書ける!世界史論述』で扱われている問題は難易度が比較的低いため初めての人でも取り組みやすくなっています。
国公立大学の世界史の入試問題では論述問題が出題されるため、字数制限に合わせて適切な内容が書けるような対策が必要です。世界史の通史を学習した上で、『判る!解ける!書ける!世界史論述』で論述問題の書き方を学んでいきましょう。
解説や採点基準が丁寧な為、論述問題で点を取るためのポイントが分かりやすく学べます。今回は、そんな『判る!解ける!書ける!世界史論述』に関する詳しい内容や学習のポイントをまとめました。
世界史の論述問題が出題される大学を志望する受験生はぜひ参考にして下さい。
見開きページに問題と解答、採点基準を踏まえた解説が書かれていて学習しやすい
『判る!解ける!書ける!世界史論述』は見開きページに論述問題とその解答、解説がまとめられた学習しやすいレイアウトが特徴です。解説は採点基準が詳しく書かれていて、自分が書いた答案の方向性が合っているかどうかを確認できます。
論述問題の採点基準は、加点される内容があらかじめ決められているため、それに合う内容が書かれていることが重要です。どれだけ細かい知識や難しい内容を書いても、採点基準に見合っていない場合は論述問題で点数が稼げません。
『判る!解ける!書ける!世界史論述』の解説では、確実に点を取るためにどのような手順で答案を書けばよいかが分かりやすく書かれているため、正しい答案を作る方法が学べます。
問題を解く際にはまず自力で答案を作成し、模範解答の採点基準に照らし合わせるのがおすすめです。一度解いた問題は期間を空けて復習し、ポイントを押さえた答案が作れるかどうか確認しましょう。
共通テストやMARCHレベルまでの基本知識を覚えてから取り組もう
世界史の論述問題が演習できる『判る!解ける!書ける!世界史論述』を使って演習を行う場合、世界史に関する基本的な知識が学習済みであることが前提となります。そのため、まずは共通テストやMARCHレベルに対応できるだけの基本知識を身に付けてから取り組んで下さい。
論述問題では単に覚えている知識を答えるだけでなく、用語や出来事同士のつながりが説明できる必要があります。知識が身についていない段階で『判る!解ける!書ける!世界史論述』に取り組んでも、論述問題の演習が出来ないため注意しましょう。
まずは教科書や講義形式の参考書で世界史の通史を学び、全体像を掴んでください。その後、一問一答形式の参考書を使って知識の穴が無いか確認し、弱点が見つかった場合は復習するのがおすすめです。
その後、『判る!解ける!書ける!世界史論述』で論述問題の解き方を学ぶと、実力が効率よく身に付きます。
志望大学の過去問演習やより難しい参考書も活用することが大切
『判る!解ける!書ける!世界史論述』は世界史の論述対策に特化した参考書ですが、扱われている問題は易しいため、志望大学のレベルによってはこの1冊だけで対応できない場合があります。
論述問題が出題される大学を受験する場合は、必ず志望大学の過去問演習を繰り返し行って、出題形式や問題のレベルに慣れておきましょう。また、『判る!解ける!書ける!世界史論述』よりも難しい問題が載っている論述問題の参考書を追加で学習するのもおすすめです。
旧帝大など、難関大学で世界史を選択する受験生は追加の参考書で実力アップを図ってください。なお、早稲田大学や慶應義塾大学の難しい文系学部でも論述形式の出題がありますが、字数制限は国公立大学の論述と比較して短いものが多いです。
『判る!解ける!書ける!世界史論述』は私立大学の論述対策には必須ではないため、時間的に余裕がある人は取り組むようにしましょう。
まとめ
世界史の論述問題対策の入門におすすめの参考書『判る!解ける!書ける!世界史論述』について紹介しました。この参考書では、国公立大学で出題される世界史の論述問題の解き方が詳しく学べます。論述問題では出題意図に沿った的確な答案を書かないと点が取れないため、要点を押さえた記述力が重要です。
『判る!解ける!書ける!世界史論述』では、論述問題の中でも比較的易しいものを通じて、点が取れる答案の作成方法が学べます。なお、論述問題を解く際には世界史の基本的な知識を覚えられていることが前提となるため、入試標準レベルの用語を覚えてから取り組むようにしてください。
また、『判る!解ける!書ける!世界史論述』の問題よりも難しい論述問題が出題される大学を受ける人は、過去問演習やより難易度の高い論述対策向け参考書にも取り組むようにしましょう。