科目 | 世界史 |
出版社 | 旺文社 |
目的 | 世界史問題演習 |
対象者 | 世界史の基本的な学習が終わった人 |
難易度 | MARCHや早慶レベル |
分量 | 399ページ |
使用期間 | 高三10月ごろ |
ジャンル | 世界史参考書 |
・オススメポイント
入試問題に近いハイレベルな問題が演習できる
・注意点
基本的な知識を身に付けてから取り組むこと
MARCHや早慶レベルに挑戦するための実力が身につく参考書『世界史B 標準問題精講』
今回ご紹介する『世界史B 標準問題精講』は、MARCHや早慶レベルの世界史の問題を解くための力が身につくハイレベルな参考書です。知識の確認用というよりも、入試レベルの問題をどのように攻略すれば良いかが学べる内容となっています。そのため、大学入試の世界史で出題される基本的な知識は一通り押さえた上で取り組むのがおすすめです。
用語の暗記と一問一答形式でのアウトプット演習が終わった後、過去問に取り組むための橋渡しとして『世界史B 標準問題精講』で実力を高めていきましょう。今回は、そんな『世界史B 標準問題精講』について詳しい内容や学習のポイントをまとめてご紹介します。大学入試で世界史を利用する人はぜひ参考にしてください。
入試問題に近い形での問題演習ができる世界史の参考書
『世界史B 標準問題精講』では、入試問題で出題される形に近い問題を演習することができます。世界史の学習を進める際には基本的な用語の暗記や歴史的な流れの把握が必要となりますが、講義形式の参考書や教科書を読むだけでは得点力が身に付きません。
重要語句が頭に入っていることを前提として、実際の入試問題でどのような点が問われるのかを知らなければ、正解を導き出すことができないからです。そのため、暗記した知識の中から適切なものを絞り込めるようにする目的で、問題演習が必須となります。
基本的な用語の知識が身についているかどうかを確認する場合には、より難易度の低い一問一答形式の参考書などを使うのがおすすめです。その後、さらに難易度の高い問題に対応できる力を身に付けたい場合に、『世界史B 標準問題精講』が役立ちます。
入試に近いレベルの問題を解くことで、知識が抜けている所や理解が曖昧な所を見つけることが可能です。弱点の分野に気付いた場合は、重点的に復習するようにしましょう。
早慶などの難関私大で狙われやすいポイントが表をつかって分かりやすく整理されている
ハイレベルな問題演習ができる『世界史B 標準問題精講』では、入試で狙われやすいポイントが分かりやすく整理されていることが特徴です。早慶を始めとする難関私大の世界史の問題では、紛らわしい選択問題や正誤問題などが出題されます。
難関大学で出題されるような問題を確実に解くためには、細かな知識を正確に覚えておくことが大切です。『世界史B 標準問題精講』では、受験生が間違いやすいポイントを表などを使って分かりやすく解説されているため、細かな知識を効率よく整理することができます。
ただし、解説の文章自体はそれほど量が多くなく、基礎知識が理解できていることが前提の内容です。基本的な知識を一通り身に付けた上で『世界史B 標準問題精講』に取り組み、理解が曖昧な部分の知識を強化していってください。
『世界史B 標準問題精講』の後は過去問演習を繰り返し行うこと
『世界史B 標準問題精講』では入試レベルの問題演習ができますが、自分が受ける大学の世界史の過去問演習も忘れずに行うようにしましょう。大学や学部によって世界史の出題傾向が異なるため、志望する大学の過去問を繰り返しておいて慣れておくことが大切です。
実際の過去問でどのような分野が出題されたのかといったポイントや、記述や論述の問題が出題されるか、正誤問題のレベルはどの程度かという点を事前に把握するようにしてください。過去問を数年分解いた上で、苦手な大問が見つかった場合は重点的に対策することをおすすめします。
なお、『世界史B 標準問題精講』は扱われている問題の分量が多いため、もし入試直前期で本番までにあまり時間が残されていない場合には、基礎固めをした後過去問演習に移っても問題ありません。『世界史B 標準問題精講』は時間に余裕があり、問題演習に割ける余力がある人のみ取り組むようにしましょう。
なお、過去問に取り組んだうえで苦手な出題形式や時代が見つかった場合には、『世界史B 標準問題精講』の該当範囲をピンポイントで演習して解き方を学ぶのもおすすめです。過去問と『世界史B 標準問題精講』では解説のスタンスが異なるため、目的に応じた参考書を使うようにしてください。
まとめ
今回は、世界史のハイレベルな問題が演習できる参考書『世界史B 標準問題精講』についてご紹介しました。MARCHや早慶などの難関私大で出題される形式に近い問題が掲載されています。基本的な世界史の知識を身に付けた上で、過去問に取り組む前に実力を磨きたい場合におすすめの参考書です。
難関私大で狙われやすい紛らわしいポイントが分かりやすく整理されているため、効率よく学習できます。なお、『世界史B 標準問題精講』を一通り解いた後は、志望大学の過去問演習も忘れずに行うようにしましょう。
今回の情報を参考に、難関大学の世界史で合格点を取る力を身に付けていただければ幸いです。