神余のパノラマ世界史|世界史の流れが分かりやすく学べる講義系参考書

科目 | 世界史 |
出版社 | 学研プラス |
目的 | 世界史の理解 |
対象者 | 世界史をこれから勉強する人 |
難易度 | MARCHレベルまで対応 |
分量 | 275ページ、287ページ |
使用期間 | 夏休み明けごろまで |
ジャンル | 世界史 講義形式の参考書 |
・具体的なオススメポイント
世界史の流れが分かりやすく学べる
・注意点
問題集を使って演習形式の学習形式も行うこと
世界史の流れが分かりやすく理解できる講義形式の参考書『神余のパノラマ世界史』
今回ご紹介する『神余のパノラマ世界史』は、大学入試で出題される世界史の内容について流れをわかりやすく理解できる講義形式の参考書です。
世界史の教科書はそのまま読んでいるだけだと流れが理解しづらい部分があります。『神余のパノラマ世界史』は、そうした教科書の分かりにくい部分を噛み砕いて解説してくれている参考書です。フルカラーで図表も多く、理解しづらいところも視覚的に学習できるような工夫がされています。
今回はそんな『神余のパノラマ世界史』について、詳しい特徴や学習方法についてまとめました。これから世界史を学習する人は是非参考にしてください。
『神余のパノラマ世界史』を使えばMARCHレベルまで対応できるのがポイント
世界史の講義系の参考書である『神余のパノラマ世界史』ですが、この教材に載っている知識を全て暗記すればMARCHレベルまで対応することが可能です。 世界史は暗記事項が多いため、限られた時間を有効活用していかに効率よく暗記するかがポイントとなります。
教科書だけを使って学習をすると流れがつかめず必要以上に時間がかかってしまうため、『神余のパノラマ世界史』のようなわかりやすい参考書を補助ツールとして使うことが大切です。また『神余のパノラマ世界史』では大学入試で出題されやすい重要な語句が赤文字になっているため、どこ覚えれば良いのか一目瞭然です。
まずは教科書と『神余のパノラマ世界史』を一通り読んで流れをつかみ、全体の流れを踏まえた上で細かい国を暗記していくという学習方法をおすすめします。なお『神余のパノラマ世界史』シリーズには2冊の教材が出版されていて、それぞれ扱っている年代が異なるので注意してください。
2冊セットですべての情報を覚えることで、大学入試に必要な世界史の知識を網羅的にインプットできます。1冊目で扱われている内容は「古代~近代史」です。2冊目では、「近現代史」について解説されています。世界史を初めて学習する人は1冊目から順番にマスターしていくようにしましょう。
別途、問題集形式の教材を併用するのがおすすめ
世界史を学習する際、『神余のパノラマ世界史』の位置づけはあくまでも内容理解のためのインプット用教材となります。そのため覚えた知識を演習という形でチェックするためにもう1冊問題集形式の教材を併用するのがおすすめです。
大学入試向けの世界史の問題集としては『高校世界史基本用語問題集ツインズマスター』が人気となっています。知識を暗記するだけでなく、覚えた知識を他の問題に応用できるかどうかを試すことで、きちんと記憶できているかどうかがチェック可能です。
また問題集形式での用語の暗記ができたら、その後は志望する大学の実際の世界史の過去問を解いてみましょう。大学によっては特徴的な問題が毎年出題されていたり、よく出る世界史の年代やエリアが見つかったりします。もし毎年重点的に出題されているようなテーマが分かった場合には、改めて『神余のパノラマ世界史』などを使って重点的に知識を押さえておくことが大切です。
大学入試向けの他の世界史参考書との比較
『神余のパノラマ世界史』は世界史の教科書に載っている内容をわかりやすく噛み砕いて2冊にまとめた教材です。この他の大学入試向けの世界史の参考書として人気が高いのは『ナビゲーター世界史』などのシリーズとなっています。
『ナビゲーター世界史』の方が説明がさらに噛み砕かれていますが、全部で4冊の教材をマスターする必要があるため、ボリューム的には『神余のパノラマ世界史』の方が取り組みやすいです。『神余のパノラマ世界史』の分かりやすさは世界史の教科書と『ナビゲーター世界史』の中間ぐらいにあたります。
『神余のパノラマ世界史』を使って世界史の流れが十分に理解できるという場合には、この教材を使って学習を進めていきましょう。もし流れが分かりづらかったり説明が理解し難い場合には『ナビゲーター世界史』の方を使って学習を進めていくのがおすすめです。自分の学習しやすいほうの教材を選ぶようにしてください。
まとめ
今回は世界史の大学入試向け教材『神余のパノラマ世界史』についてご紹介しました。この教材は大学入試に必要な世界史の知識について教科書よりもわかりやすく噛み砕いて説明した講義形式の参考書です。この1冊の知識を仕上げるだけでMARCHレベルまでの問題に対応できるようになります。
ただしこの教材はあくまでもインプット用の参考書なので、これとは別にアウトプット形式の学習ができる問題集を用意して勉強していってください。また、もし内容が分かりにくい場合には『ナビゲーター世界史』という講義形式の参考書がより噛み砕かれた内容になっているのでおすすめです。
今回の情報を参考にしながら、これから世界史の学習を始めるにあたって適切な参考書を選んでいきましょう。