【早慶レベル】に使用されています。
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』は、山川出版社から刊行されている早稲田大学の世界史入試に特化した問題集です。
政治経済学部や法学部、文学部など主要9学部の過去問を学部別・時代別に収録しており、早稲田大学の入試出題傾向を効率的に把握することができます。
本記事では、『早稲田大学入試対策用世界史問題集』の特徴や使い方、レベル、いつから使うべきか、注意点について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
| 教材名 | 早稲田大学入試対策用世界史問題集 |
|---|---|
| ジャンル | 問題集 |
| 出版社 | 山川出版社 |
| 出版日 | 2018年6月15日 |
| 必要時間目安 | 約50時間 |
| 目指す大学群レベル | 早慶上智 |
| 分量 | 528頁 |
具体的なおすすめポイント
- 早稲田大学の主要9学部の過去問を学部別・時代別に収録しており効率的な対策が可能である
- 山川の『詳説世界史図録』『世界史用語集』とリンクした解説で知識の補強に効果的である
- 早稲田特有のマーク・正誤・空欄補充形式の演習を集中的に行うことができる
注意点
- 2018年刊行のため直近数年分の過去問は別途赤本などで補う必要がある
- 解説がやや簡潔なため用語集や教科書での補完が必要になる場合がある
- 通史の理解と基本的なインプットが終わっていないとレベルが高く感じる
早稲田志望者のための『早稲田大学入試対策用世界史問題集』
本書は、早稲田大学の世界史入試に完全特化した問題集で、以下の9学部をカバーしています。
- 政治経済学部
- 法学部
- 文化構想学部
- 文学部
- 教育学部
- 商学部
- 社会科学部
- 人間科学部
- 国際教養学部
また、早稲田大学の世界史は正誤問題や空欄補充、マーク式が中心であり、本書ではそうした早稲田型の入試問題形式に集中的に取り組むことができるため、入試本番を見据えた実践的なトレーニングに最適な一冊です。
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』はどんな人におすすめ?
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』は、特に早稲田大学を第一志望とする受験生におすすめです。
汎用的な難関大向け問題集とは異なり、早稲田大学の入試出題形式に完全に特化しているため、早稲田対策としての使い方に集中することで大きな効果を発揮します。
他の大学を併願する場合でも、本書を通じて早稲田大学の出題傾向に慣れておくと、過去問演習の効率を大幅に向上させられます。
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』のレベル
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』のレベルは、私立大学最難関である早慶レベルに位置づけられます。
収録されている問題は実際の早稲田大学の過去問をベースにしているため、難易度は高く、基礎的な知識を網羅した受験生向けです。
本書に取り組む前提として、教科書レベルの通史理解と一問一答での用語暗記が完了していることが求められます。
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』はいつから使えばいい?
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』はいつから使うべきかというと、通史のインプットと基本的な用語暗記が完了した後です。
具体的なタイミングとしては、教科書や講義系参考書での通史学習や一問一答、本書と同じ山川出版社の『時代と流れで覚える世界史用語』などでの基礎固めを一通り終えた段階が理想的です。
時期としては、高3の夏休み以降から秋にかけて、遅くとも11月には本書での演習を開始し、12月以降は赤本での過去問演習に移行できるよう計画を立てましょう。
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』の特徴
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』は多くの学校で教科書が採用されている山川出版社から刊行されており、早稲田大学を志望する学生の必携の一冊です。
ここでは、他の問題集にはない本書独自の特徴について、大きく2つのポイントに分けて解説していきます。
学部別・時代別の構成
本書の最大の特徴は、収録されている9つの学部の問題がそれぞれ時代順で配列されている点で、各学部・時代ごとの出題傾向を把握しながら学習を進められます。
学部ごとに出題形式や頻出分野が異なる早稲田大学の入試において、志望学部に絞った効率的な対策ができる構成は非常に有用です。
また、複数学部を受験する場合も、学部間の出題傾向の違いを比較しながら学習できる点が大きなメリットとなっています。
山川教材とのリンク
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』は、山川出版社の『詳説世界史図録』『世界史用語集』と関連させた解説が充実しています。
わからない用語が出てきた際に、用語集ですぐに確認できる設計になっているため、知識の穴埋めがスムーズに行えます。
多くの高校で山川出版社の教科書が採用されていることもあり、山川の教材で学習を進めてきた受験生にとっては、非常に学習効率が高いです。
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』の使い方
続いて、『早稲田大学入試対策用世界史問題集』を最大限活用するための使い方について解説します。
本書を効果的な使い方や復習方法を理解して、早稲田合格に向けた実力を養いましょう。
まずは時間を気にせず解く
早稲田大学の世界史は細かい知識が要求される問題も多いため、1周目は時間を気にしすぎず、じっくりと問題に向き合いましょう。
わからない問題があっても、まずは自分の知識でどこまで解けるかを確認することが大切です。
間違えた問題こそが自分の弱点であり、それを把握することが学習の第一歩となります。
解説と用語集で知識を補強する
本書の解説は簡潔にまとまっているため、より理解を深めたいなら『世界史用語集』を併用して知識の穴を埋めていくことがおすすめです。
特に間違えた問題については、なぜその選択肢が正解なのか、他の選択肢はなぜ間違いなのかを明確に理解するまで解説を読み込んでください。
この作業を丁寧に行うと、同じタイプの問題で再び間違えることを防げます。
2周目は本番を意識して解く
早稲田大学の入試では時間配分も重要な要素となるため、2周目以降は、制限時間を意識して解き、本番を想定したスピード感を身につけておく必要があります。
また、2周目でも間違えた問題は、その分野の理解が根本的に不足している可能性があるため、自分の苦手分野として重点的に復習しましょう。
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』の注意点
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』はレベルの高い問題集であるため、使用する際には3つの注意点があります。
本書のポテンシャルを最大限に引き出すために、以下の点に気をつけた上で、活用してみてください。
直近の過去問は別途対策が必要である
本書は2018年刊行のため、それ以降の最新の出題傾向は反映されていません。
早稲田大学の入試傾向は年々変化してきているので、直近数年分の過去問については、教学社の『早稲田の世界史』(赤本)などで別途対策を行う必要があります。
本書での演習を終えた後、入試直前期には必ず最新の過去問で仕上げを行い、出題傾向の変化にも対応できるよう準備しておきましょう。
解説の補完が必要な場合もある
本書の解説は要点を押さえた簡潔なものとなっており、すべての問題に詳細な解説がついているわけではありません。
解説だけでは理解が難しい場合は、必ず用語集や教科書で補完するようにしてください。
特に正誤問題で細かいニュアンスが問われる場合など、解説の情報だけでは判断しづらいケースの場合は、用語集の記述と照らし合わせて正確な知識を身につけることが大切です。
基礎固めを終えてから取り組む
繰り返しになりますが、本書は早稲田大学の入試レベルに設定されているため、通史の理解や基本用語の暗記が不十分な状態で取り組んでも、十分な学習効果は得られません。
まずは教科書レベルの内容をしっかりと固めた上で、本書に取り組むようにしてください。
いつから本書に取り組みたいかを先に決めて、そこから逆算して基礎固めを行うのもおすすめです。
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』|まとめ
本記事では、『早稲田大学入試対策用世界史問題集』について、その特徴や使い方、いつから使えばいいのかについて解説してきました。
『早稲田大学入試対策用世界史問題集』は、早稲田大学の世界史入試に完全特化した問題集であり、学部別・時代別の構成と山川教材とのリンクが大きな強みです。
早稲田志望者であれば、基礎固めを終えた後の仕上げ用問題集として必ず取り組んでおきたい一冊といえるでしょう。






