・具体的なオススメポイント
初学者にも分かりやすいように基礎的な内容に簡潔に触れている。
・注意点
経済及び現社それぞれの深い内容は別の参考書で学習をするのが良い
科目 | 政治経済 |
出版社 | ナガセ |
目的 | 政治経済の基礎学習 |
対象者 | 受験生〜社会人まで |
難易度 | 共通テストレベル |
分量 | 221ページ |
使用期間 | 高校1年〜2年 |
ジャンル | 参考書 |
政治経済の経済分野の全体像を掴むなら是非本書を!
『[改訂版]清水の新経済攻略 経済理論と時事 現代社会対応』は東進ブックスの『はじめから丁寧に』シリーズと同じラインとして発行された1冊です。
改訂も非常に多く、政治経済の初学者向きと言えるでしょう。
今でも名講義と呼ばれることも多い東進の清水先生の「政治経済攻略~経済理論と経済動向」を「基本的な制度・しくみの延長線上に、現実の時事問題がある」という哲学に基づいたものを紙面上で完全再現しているため政治経済の基礎を非常にわかりやすく、丁寧に解説している参考書です。
政治経済を初めて学習する受験生や、ほとんど学習が進んでいないという受験生がまず政治経済分野の概観掴んでいくために使用するがおすすめです。
この参考書は練習問題の掲載がありそれはあくまで最低限の掲載のため、何よりも本書を繰り返し読みこむことが大切になってきます。
「現代社会対応」とある通り基本的には現社の深い知識や難しい問題には踏み込まず基礎的な部分を丁寧に解説してくれている1冊となっており、初学者にとっては馴染みやすい1冊のためすでに受験を終えた大学生や社会人が読んでもタメになる内容になっています。
[改訂版]清水の新経済攻略 経済理論と時事 現代社会対応の特徴
本書『[改訂版]清水の新経済攻略 経済理論と時事 現代社会対応』は東進清水先生の伝説の講義「政治経済攻略~経済理論と経済動向」を紙面上で再現した内容となっており、政治経済分野の全体像を非常に分かりやすく、かつシンプルに説明してくれる1冊です。
第1講の「市場機構」では「需要・供給の法則」や「独占禁止法」など政治経済分野における重要事項についての解説から始まり、第2講では「インフレーションとデフレーション」や「物価指数」などについて触れています。
第3講では「金融・金融政策」についての解説がされており、第4講では「金融の自由化・国際化と金融再編」などの現代社会分野に近い内容まで触れています。
そして第5講では「財政」の国家間の変遷や国会財政についての解説を行いっており、第6講では「日本経済の展開~最近の日本経済」というテーマで高度経済成長についても触れます。そのあとの第7講では「為替レート」についてふれており、最後の第8講では「国会経済の仕組み」や「貿易体制」について解説をしてる参考書です。
それぞれの分野について非常に簡潔で分かりやすい解説をしてくれているため、政治経済分野の外観を手っ取り早く把握したいといった受験生やすでに基礎的な内容は頭に入っているけれどさらっと内容の再確認がしたい受験生におすすめの参考書です。
[改訂版]清水の新経済攻略 経済理論と時事 現代社会対応の使い方
実は共通テスト「現代社会」の7~8割は「政治経済」分野からの出題で構成されています。
近年では「現代社会」分野でも単純な常識問題のような問いは減ってきており、より正確な政治経済的な知識と理解を問う出題の増加が顕著にみられます。
そういった流れの中で、知識によって得点に差が出てくる経済分野を学習していくことは「政治経済」「現代社会」分野でブレイクスルーをするためのポイントとなってくるでしょう。
本書『[改訂版]清水の新経済攻略 経済理論と時事 現代社会対応』は各テーマごとに出題されるであろう問題点とポイントが明示されており、学習者が疑問に感じやすいであろう点を例示してくれているためその回答が簡潔なキーワードで示されます。その後、そのキーワードに至った理由や道筋が展開され、解説を行ってくれます。
この3段構えでの展開が、本書を通じて行われている基本のスタイルのため、この流れに沿って学習及び頭の整理を行っていけば確実に政治経済及び現代社会分野の知識が深まってくるでしょう。また、各講義には必ず例題が掲載されており、これはそれぞれの単元の理解度を自分で測ることのできるような小テストの役割を担っています。
本書の講義を読み、内容をよく理解することで必要な情報のインプットを行い例題で読んだ内容を思い出しながら選択肢を読みましょう。講義内容を正しく理解できているのかのトレーニング繰り返すことでアウトプットの練習になり、得点力の向上に繋げていくというのが本書の理想的な使い方になります。
こちらも合わせて学習してみよう
本書『[改訂版]清水の新経済攻略 経済理論と時事 現代社会対応』はあくまで基礎的な内容に触れて全体の概要を抑えておくにはぴったりですが、より深い内容について学習していきたいという受験生にとっては本書だけでは発展的な内容には対応できないと思います。
そのため、本書での学習を終えたら「政治・経済 計算&論述 特訓 問題集」などの発展的な問題集も解くことをおすすめします。
まとめ:[改訂版]清水の新経済攻略 経済理論と時事 現代社会対応
『[改訂版]清水の新経済攻略 経済理論と時事 現代社会対応』は、初学者にもわかりやすいように政治経済の分野全体の概観や現代社会分野の1部についても触れ、簡潔かつ丁寧に解説をした1冊となっています。
これから政治経済の学習を始める方にとって、最終的な到達目標レベルに関わらず最初の1冊として本書を取り組むことで、そのあとの学習効率を非常に高めてくれることとなるでしょう。また、受験生だけではなく大学生や社会人にとっても改めて政治経済や現代社会の仕組み、成り立ちについて復習をしたい時にはぴったりの1冊です。
そして政治経済の参考書を選ぶ際に注意しなければならないのが、必ず最新版を選ぶことです。参考書を友人や先輩から貰うことは少なくないとは思いますが、政治経済に関しては時事問題があり難関私大ともなると出題される範囲であるため、必ず最新版を選んで時事問題を強化していきましょう。
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