【共通テスト対策 物理】に使用されています。
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』は、全統模試の過去問5回分と2005年実施の共通テストを収録した実戦形式の問題集です。
さらに、別冊となっている解説は基礎事項や公式および実践的な考え方がとても丁寧にまとめられています。
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』は、どんな人におすすめなのか、レベルはどのくらいなのか、またどのように使えばよいかについて紹介していきます。
| 教材名 | 2026共通テスト総合問題集 物理基礎 |
|---|---|
| ジャンル | 問題集 |
| 出版社 | 河合出版 |
| 出版日 | 2025年6月23日 |
| 必要時間目安 | 2か月 |
| 目指す大学群レベル | GMARCH・関関同立・成成明大・四工大・ |
| 分量 | 168頁 |
具体的なおすすめポイント
- 共通テスト本番と全く同じ形式で演習できる
- 公式の暗記ではなく思考力を鍛えることができる
- 思考のプロセスを習得できる
注意点
- 物理基礎の学習を終えてからの使用が効果的
- 記述式の二次試験や難関私大の対策には不十分
共通テストに対応する実戦力をつける│『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』は、全統模試の過去問を通して、共通テストを攻略するために必要な「思考力」や「計算力」を養うための問題集です。
単なる知識や公式のまる暗記ではなく、与えられた条件を理解し、最適な解法を選択する力をつけることに重点を置いています。
ただ解答を解説するのではなく「なぜこの考え方になるのか」という思考のプロセスを習得できるよう工夫された解説が本書の魅力です。
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』はどんな人におすすめ?
この問題集は、物理基礎の基礎を一通り学習したものの、模試や実力テストなどで得点が思うように伸びない人におすすめです。
解答にたどり着くための考え方やプロセスを丁寧に解説しているので、「計算はできても文章題になると手が止まる」「模試で制限時間内に終わらない」といった悩みを持つ受験生に効果的です。
本書は、共通テストに特化した問題集ですが、難関大学志望者にとっても、基礎を固め直す演習用の教材として適しており、幅広い層の受験生に役立つ一冊といえます。
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』のレベル
本書のレベルは、共通テストに特化した内容であり、「グラフや資料を用いた問題」や「思考力を要する問題」に対応できる力を身につけることができます。
そのため、共通テストで安定して7割以上を確保し、さらに8割・9割を狙うための実力養成には最適な問題集です。
共通テスト以外では、日東駒専〜MARCH、関関同立、地方国公立大のレベルを目指す受験生にも効果的な内容となっています。
また、本書だけでは旧帝大や難関私大の記述試験に対応することができません。
その場合、本書を網羅したうえでさらに難しい参考書・問題集に取り組めば、効率的に実力を養うことが可能です。
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』はいつから使えばいい?
本書に取り組むのに最も適しているのは、高校2年生の冬から高校3年生の春にかけての時期です。
大学受験に向けて本格的に学習をスタートするこの時期に使い始めれば、時間的に余裕をもって実力を身につけることができます。
また物理基礎の学習を終えた時期に使い始めると最速で入試対策に進めるため最も理想的なタイミングとなります。
高校3年生の夏以降から使い始めても十分効果はありますが、できる限り早い時期に着手して、演習量を積んでいくことが理想的です。
共通テスト直前期の仕上げ用として使うことも可能ですが、その場合は最終確認および実践形式での演習が目的となります。
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』の特徴
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』には、他の問題集では見られないいくつかの工夫があります。
その工夫と特徴をくわしく紹介します。
共通テストと同じ形式の内容
この問題集は、全統模試の過去問5回分および2025年1月に実施された共通テストで構成されています。
問題数、解答時間、出題傾向など共通テストと同じ形式で作られているので入試本番を想定した学習が可能です。
マークシートも用意されているので、入試本番と同様の環境で進めることができます。
また各設問に対して丁寧に解説しているので、基礎固めをしながら徐々に応用力を鍛えることが可能です。
丁寧かつ論理的な解説
本書の解説は別冊となっています。
単に答えを導く手順をまとめるだけでなく、なぜその解法になるのか、別の視点から解くことはできないのかといった「思考のプロセス」を学ぶことに重点を置いています。
そのため、物理基礎で必要とされる「グラフや資料から考察し解答する力」を養うことが可能です。
本書の解説は丁寧にまとめられているため、物理基礎に苦手意識を持つ人にとっても理解しやすく、読み進めるうちに自然と論理的な思考力が身につけることができます。
視点を変えた別解も多数掲載しており、柔軟な考え方が鍛えられる内容です。
共通テスト形式の実戦演習ができる
共通テストでは従来のセンター試験と比べ、思考力や情報処理力が重視されます。
とくに物理基礎のような理系科目ではこの傾向が顕著です。
そのため本書にはグラフや資料を読み取る問題、条件を整理して論理的に結論を導く問題など、実戦に即した形式が多く収録されています。
この実戦的な演習を積み重ねることで、本番で初見の問題が出ても柔軟に対応できるようになります。
学習のペースを考慮したボリューム
本書は分量が適度に抑えられており、最後までやり切るのにそれほど多くの時間を割く必要がありません。
ボリュームが多すぎると途中で挫折する受験生も少なくありませんが、本書は基礎から演習まで無理なく進められるように工夫されています。
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』の使い方
この問題集は使い方次第で大きな効果を発揮します。
以下におすすめの使い方をまとめます。
制限時間を設けて本番形式で演習する
本書の最大の特徴は共通テスト本番と全く同じ形式の模試であることで、制限時間を設けて入試本番に近い環境で実戦演習を行う使い方が最も効果的です。
付属のマークシートを用いて演習を繰り返すとマークミスなどのケアレスミスの防止もできます。
また大問ごとに制限時間を決めて演習すると、いつからか共通テスト本番の感覚を身につけることができます。
1問ずつ丁寧に解き進める
物理基礎に苦手意識を持つ人は、1問1問じっくり解いて解説を確認する使い方が効果的です。
自分の考え方と模範解答の違いを比較しながら読み進めることで、どこでつまずきやすいかを自覚することができます。
この作業を繰り返すことにより、いつからか自分の弱点が明確になり克服できるようになります。
反復演習を何度も繰り返す
共通テストで出題される問題は、内容や形式がある程度パターン化されているため、同じ問題を何度も反復演習して出題傾向に慣れておくことが必要です。
1度解いた問題も時間をおいて再度挑戦することで、解法を定着させ、計算のスピードを上げることができます。
特に高校3年生の夏以降は、くり返し演習することによって、安定した得点力を伸ばすことが大切です。
解説ノートを作って弱点をまとめる
解説をただ読み流すのではなく、要点や解法、公式などをノートにまとめる使い方も効果的です。
自分の言葉で整理して書き出していくと、一層理解が深まり記憶に残りやすくなります。
公式の使い方や典型問題の解法を整理したノートは、確認用の資料として入試直前期に見直し、特にミスが多い分野はノートにまとめ、自身の弱点克服につなげてください。
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』の注意点
本書は共通テストに特化した問題集なので、記述式の二次試験や難関私大の物理基礎対策には不十分です。
旧帝大や早慶上理といった大学を目指す場合は、本書で基礎事項を固めたうえで、より発展的な記述問題集や演習書に進む必要があります。
また、基礎事項を理解していない段階で使うと消化不良になる可能性があるため、まずは教科書例題や基礎問題集で知識を整理してから取り組むことが大切です。
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』|まとめ
『2026共通テスト総合問題集 物理基礎』は、全統模試の過去問と共通テストの問題をそのままの形式で収録した問題集です。
丁寧で論理的な解説、共通テスト形式の実戦演習など本書ならではの特徴が多数あります。
いつから始めても効果を得ることができますが、できれば高校2年冬から、遅くとも3年春の段階で取り組むのが最も効果的です。
使い方を工夫すれば、共通テスト本番で安定して7割以上を取り、さらに8割・9割の得点を狙えます。
本書は、物理基礎を得点源に変えたい受験生にとって、信頼できる一冊です。
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