【日大レベル(基礎徹底・実力養成)】に使用されています。
この記事では、物理が苦手な学生向けの参考書『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』について詳しく紹介しています。
この本は、物理をゼロから学びたい人や、学校の授業や教科書では理解しづらい人に最適な参考書です。
この本のレベルやいつから始めればよいか、また使い方やYoutubeの講義動画との連動による効果的な学習方法についても解説し、基礎力を確実に身につけるための具体的なアプローチを紹介しています。
教材名 | ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動] |
---|---|
ジャンル | 参考書 |
出版社 | Gakken |
出版日 | 2016年4月14日 |
必要時間目安 | 60時間 |
目指す大学群レベル | 5S・STARS |
分量(ページ数) | 560ページ |
具体的なおすすめポイント
- 知識ゼロから始められる入門書
- 語り口調の講義形式で内容がすんなり入ってくる
- 語り口調の講義形式で内容がすんなり入ってくる
注意点
- 問題演習が多いわけではないので問題集を用意する必要がある
- あくまで「入門書」の立ち位置であることに気を付ける
一人で物理が学べる参考書『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』
『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』は、物理につまずいている人・物理が分からなくなってしまった人に向けて書かれている参考書になります。
「ひとりで学べる」をテーマに、Youtubeでの講義動画やテキストでの解説が充実しています。
内容も硬い文章ではなく、語り口調の講義形式となっているため、物理に苦手意識がある人に非常におすすめです。
『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』はどんな人におすすめ?
『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』は、学校で物理を履修していない方や、教科書を読んでも内容が理解できずに苦労している方、公式を単に暗記するだけで終わってしまい、実際に物理の概念を掴めていない方に最適な参考書です。
特にほかの入門的な参考書を使ったが「物理ができるようにならなかった」方や、「模試・定期テストで全く点数が取れない」といった方こそやっていただきたい参考書になります。
この本の著者は「全国模試で校内平均点を全国1位」にした現役の高校教師の方だからこそ、物理が苦手な人がどこでつまずきやすいかを理解してくれています。
そのため、どんな人でも点数が上がるような参考書です。
『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』のレベル
この本は、物理に全く知識がない人でも安心して始められるように、ゼロからのスタートを意識して構成されています。
そのため、難易度は基礎レベルから教科書レベルに合わせており、物理を学び始めた人や苦手意識がある人でも無理なく学べる内容となっています。
しかし、基礎レベルだからと言って入試問題が解けないようなことはありません。
この参考書をしっかり最後までやり切れば、基礎的な私立大学の入試問題に対応できる実力を養うことができるでしょう。
さらに、別冊の問題集も併用して学習を進めることで、共通テストの問題にもスムーズに対応できるようになります。
基礎力をしっかり固め、確実な得点力を身につけることができる参考書です。
『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』はいつから使えばいい?
「いつからこの参考書を使うか」ですが、物理の勉強につまずき始めたらいつからでもすぐに使うのがおすすめです。
自分が今つまずいているところから丁寧に学習できるため、その後の学習内容でつまずくことがなくなります。
また、大学受験を見据えた学習の場合は、「高校2年生の夏休み」から取り組むと、高校3年生になるタイミングでは物理への苦手意識も消えていることでしょう。
高校2年生の夏休みであれば、このテキストに記載されている「力学・波動」の単元がある程度進んでいるでしょうから、学校の学習の後追いをしていくことで、「①学校で学んだが苦手意識がある→②この参考書で学習したことによって得意になる」という流れが体感できます。
『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』の特徴
『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』は、物理基礎の教科書のさらに前の段階から、一般的な物理の教科書を少し超えるあたりまでが非常に丁重に説明されています。
本自体は分厚いですが、詳しく、そして易しく説明したり講義の内容を文字にしたりした結果として分厚くなっただけなので、実際に読むとスイスイ読み進められます。
内容としても、「力学」と「波動」という物理の中でも最重要で、なおかつ多くの学生が苦手とする分野にフォーカスしているため、受験に向けて効率的に学習を進めることができます。
Youtubeの講義動画と連動したテキスト
この参考書の大きな特徴の1つ目として、Youtubeでの講義と完全連動して執筆されている点があります。
講義の動画と一緒にテキストを学習することで学習効果が倍増します。
分からない部分は振り返りつつ学習できるので、学校の授業のように「一度聞き逃したらついていけない」ということもありません。
文章も語り口調なので、すんなり頭の中に入ってきます。
つまずきやすいポイントをしっかり押さえた構成
2つ目の特徴として、物理が苦手な学生がつまずきやすいポイントを的確に押さえているということがあります。
この参考書は全国模試で生徒の校内平均点を全国1位にした実績を持つ現役の高校教師の方が執筆しています。
その豊富な指導経験から、物理に対して苦手意識を持つ学生が陥りやすい「理解の壁」をしっかりと分析し、初心者でもつまずかずに学べるような工夫が様々な点に見られます。
たとえば、物理を公式の丸暗記で乗り切ろうとしてしまう学生に向けて、公式の背景にある概念を理解できるように、丁寧な理論の解説が行われています。
加えて、公式の使い方だけではなく、どのようにしてその公式が導かれるか、物理現象の本質を掴むための視点を教えてくれるため、単に知識を覚えるだけではなく、応用力も身につくような内容になっています。
『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』の使い方
この本の使い方としては、この本の著者がYoutubeに投稿している講義動画と連動している別冊「動画テキスト兼ポイント集」を使いながら、学習するのがお勧めです。
別冊も本編テキストと範囲が同じですので、「動画を見る→テキストを読み込んで復習」の流れで学習していきましょう。
また、問題演習として該当範囲をしっかりと解いて丸付けをするところまでセットで学習してください。
一通り終わった後は問題集をもう一度解くことでさらなる定着を図りましょう。
また、解くときはしっかりとノートに記載して問題演習を行うことも重要です。
どの単元で間違えたのかもテキストにチェックを入れておき、2周目に見直したときに分かるようにしましょう。
特に間違えがちな(自分が苦手な)単元・問題については、動画とテキストを見直し、自分なりにノートにまとめるようにすることで、克服できます。
使い方をマスターして、学力の向上を目指しましょう。
『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』の注意点
この参考書の注意点として、「なるべく最初から順に進めていき、飛ばさずに全体を学習すること」が挙げられます。
物理基礎の範囲から書かれており、先へ進むごとに、そこまでで学習した内容を使用するという形になっているためです。
そのため、まずは講義動画・解説を読み、問題演習を怠らず、自分の弱点をノートにまとめて復習した上で参考書の次の章へ進むようにしましょう。
また、動画と連動した学習が推奨されているため、Youtubeでの講義動画も活用しつつ理解を深めることまでを行うようにしてください。
さらに、これ一冊ですべて完結というわけではなく、あくまで入門的に全範囲を学習する本だということを覚えておいてください。
このように基礎から応用まで時間をかけて取り組むことで、確実に力がつくでしょう。
ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]|まとめ
『ひとりで学べる 秘伝の物理講義[力学・波動]』は、物理が苦手な学生に特化した、わかりやすく実践的な参考書です。
物理の基礎から入試レベルの問題まで対応できる内容で、ゼロから物理を学び直したい人や、授業や教科書だけでは理解が難しい人にとって最適な一冊となっています。
Youtubeの講義動画との連動で効率的な学習もできるため、問題演習を通じて確実に力をつけることができる構成も魅力です。
物理への苦手意識を克服し、確実に得点力を伸ばしたいと考えている方にぜひおすすめしたい一冊です。
「いつから使うか」「どのような使い方で学習するか」を意識して、学習を進めましょう。
【物理】参考書ルートはこちら
- 日大レベル(基礎徹底・実力養成) ←今回の参考書はこちら
- MARCH・地方国公立レベル
- 早慶・難関国公立レベル
- 共通テスト対策 物理
参考書ルートは武田塾が考案の自学自習のルート!
志望校合格に必要な参考書と学習の順番が一目でわかるため、自学自習におすすめです。