
【日大レベル】に使用されています。
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』は、物理の基本事項を押さえつつ、共通テストレベルの問題にスムーズに対応できるようになるために作られた問題集です。
本書は、「知識を使えるようにする」ことを目標としており、基礎レベルから応用への橋渡しを行うような構成になっています。
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』は、どんな人におすすめなのか、レベルはどのくらいなのか、またどのように使えばよいかについて紹介していきます。
教材名 | 大学入試 全レベル問題集 物理 2 共通テストレベル 三訂版 |
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ジャンル | 問題集 |
出版社 | 旺文社 |
出版日 | 2024年2月7日 |
必要時間目安 | 2か月 |
目指す大学群レベル | GMARCH・関関同立・成成明学・四工大・日東駒専・産近甲龍・女子大 |
分量 | 本編:128頁 別冊:80頁 |
具体的なおすすめポイント
- 共通テストレベルの入試対策に特化した問題構成
- 丁寧で親切な解説
- ステップアップ形式で無理なく学習できる
注意点
- 物理の基本事項を網羅していなければ使用が難しい
- 難関大学の入試対策には不向き
共通テストを突破するための力を養う│『大学入試 全レベル問題集 物理 2』<
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』は、共通テストに向けて「物理の考え方」「公式の使いどころ」「計算の正確さ」を養うために設計された問題集です。
物理が得意ではない人でも、基礎を押さえて丁寧に進めることで、「共通テストで7〜8割得点する力」が身につけられることを目的として作られています。
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』はどんな人におすすめ?
本書は、基礎事項から標準的な入試レベルの問題を中心にまとめているので、物理を得意としているわけではないが、共通テストで平均以上の得点を狙いたいという人におすすめできる問題集です。
基礎から実践的な問題へと段階的に進める構成になっているので「模試となるとどう解いていいかわからない」「初見問題で手が止まる」といった悩みを抱えている人にとって、本書は力強い味方となります。
物理を苦手とする人でも理解できるように、難しい物理用語をできるだけ排除した、非常に丁寧で分かりやすい解説でまとめられています。
そのため物理「難しい」「用語の意味がわかりにくい」などと苦手意識を持っている人にもおすすめできる一冊だといえます。
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』のレベル
本書に収録されている問題は、「教科書レベル」から「共通テストの平均点〜高得点帯」を狙えるレベルをもとに設定されています。
難関大学の二次試験で出題されるような複雑な問題や、微積分を使った理論問題などは含まれていませんが、その分、「共通テストで問われる論理力やグラフの読み取り力」「条件整理の力」などに重点を置いています。
出題形式ごとに整理されており、選択式の設問、グラフの分析、計算問題、思考問題など、いずれも基礎的な内容から入試レベルの内容まで段階的に学習できるようになっています。
旧帝国大学や難関私立大学の入試レベルには対応していないので、そのような大学を志望している場合は本書を網羅した後、さらに難易度の高い参考書や問題集にすすめば非常に効果的です。
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』はいつから使えばいい?
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』は、いつから使えばいいかというと、物理の学習をひと通り終える高校2年生の冬以降が最も適しています。
少しでも早いタイミングで使い始めることが望ましいのですが、物理の学習をある程度網羅していないと、理解するのが難しいことがあるからです。
また、物理は単元数も多く難解な問題が多いため、共通テストで高得点を狙うためには、できれば遅くとも高校3年生の春あたりから本書に取り組みたいところです。
入試直前の時期に使い始めても効果を得ることは十分可能ですが、できる限り早期の段階で本書に取り組めばさらに難易度を上げた問題へと進むことができます。
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』の特徴
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』は、共通テストをはじめとする標準的な入試レベルに特化した問題集です。
本書には他の問題集にはない大きな特徴が、いくつかあります。
問題の難易度が段階的に上がる構成
この問題集では、大問ごとにレベルが少しずつ上がっていくように設計されています。
そのため、初学者でも取り組みやすく、問題を解くたびに「自分にもできる」という実感が得られるようになっています。
特に、問題数が過不足なく厳選されており、どの問題にも「典型的なパターン」+「思考を要するひとひねり」があり、ただ解くだけでなくいつからか「考える力」を伸ばせる点が特長です。
解説がとても親切で丁寧
本書のもうひとつの特徴は、解説が非常に丁寧で分かりやすいことです。
各問題の解説は、「なぜその公式を使うのか」「どう考えて式を立てたのか」といった論理的な筋道を追いながら解くように構成されています。
単に答えを出す手順や解法を紹介するのではなく、背景にある考え方をまとめているので、「解けるけどなにか腑に落ちない」というあやふやな理解に留まることがありません。
思考力を鍛える実戦的な問題が豊富
入試では、グラフや表、文章の読み取りを求める設問が多く出題されますが、本書では、そういった「情報処理型の問題」にもしっかり対応できるような実戦問題を多く収録しています。
そのため単なる公式当てはめではなく、さまざまな物理の問題を解くための思考のプロセスを身につけることができます。
初見の問題に対しても柔軟に対応できる力を養えるため、いつからか共通テストで高得点を狙える実力をつけることが可能となっています。
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』の使い方
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』は、問題数もそれほど多くなくすべてを網羅するのにそれほどの時間を要しません。
本書には使用する人の状況に応じて、効果的な使い方がいくつかあります。
時間をかけて1問1問じっくり解く
物理に苦手意識を持つ人は、1問1問時間をかけてじっくり考えながら取り組むような使い方をすれば、徐々に理解度を増すことができます。
解説を読みながら「自分の考え方とどこが違ったのか」を確認していくことで、思考のプロセスを身につけることができます。
レベルに合わせて反復演習する
本書は、各単元とも段階的に難易度があがるような構成となっています。
基本問題ばかりを選択して何度も反復演習したのち、次のレベルの問題へとすすむような使い方をすれば無理なく学力を向上させることができます。
問題を解いた後は、解説を読んで終わりではなく、「なぜこの式が立てられたのか」「どこが難しかったか」をノートに書き出すとさらに効果的です。
自分の手で解説をまとめなおすことにより、記憶に残りやすくなり理解度も上がります。
制限時間を設けて演習
ある程度問題を解く力がついてきたら、制限時間を設けて取り組むような使い方をすれば、実戦力を向上させることができます。
その際は、応用レベルの問題だけを選択して取り組むようにすれば、時間的な効率もあがります。
本書は1冊あたりの分量が多すぎないため、反復演習に向いており、何度も繰り返し解くことによりより深い理解を得ることが可能です。
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』の注意点
この問題集は、共通テストおよび標準的な大学入試対策に特化しているため、旧帝国大学やなどの難関私立大学の入試対策としては内容が及びません。
その場合は、さらに難易度の高い他の参考書や問題集を併用することが必要です。
また、物理基礎・物理の用語や公式にまだ不安がある段階で本書を始めると、つまずく可能性があります。
教科書や基礎的な参考書で基本事項の学習を終えてから本書に取り組むようにすれば、無理なく理解することができ、効率の良い学習が可能です。
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』|まとめ
『大学入試 全レベル問題集 物理 2』は、物理を基礎からしっかりと積み上げて、共通テストで高得点を目指す人にとって最適な問題集です。
丁寧な解説と段階的な難易度構成により、物理に苦手意識を持つ人でも取り組みやすく、理解を深めながら実力をつけることができます。
基礎を学んだあとの演習用として、いつからでも使える問題集であり、入試に向けての第一歩を踏み出すきっかけとなる教材だといえます。
本書は、物理という教科を「乗り越える壁」ではなく、「得点源」に変えるために最適な一冊です。
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