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新・物理入門 〈増補改訂版〉│物理の本質を学ぶ参考書

逆転合格.com|大学受験勉強法,参考書,大学別攻略情報オススメ物理の参考書30選新・物理入門 〈増補改訂版〉│物理の本質を学ぶ参考書
新・物理入門 参考書

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』は、高校物理の中でも難易度の高い問題に焦点を当て、単なる解法の暗記ではなく、本質的な面から論理的に解説した参考書です。

考え方のプロセスや論理をわかりやすく解説し、物理を受験科目としてだけでなく、思考力を鍛える学問としての面白さを教えてくれる一冊です。

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』は、どんな人におすすめなのか、レベルはどうなのか、またその効果的な使い方を紹介していきます。

教材名 新・物理入門 〈増補改訂版〉
ジャンル 参考書
出版社 駿台文庫
出版日 2005年5月25日
必要時間目安 2か月
目指す大学群レベル 東京一工・旧帝大
分量 352頁

具体的なおすすめポイント

  • 物理を根本的なところから解説している
  • 論理的な解説で分かりやすい
  • 難関大学入試に対応できる

注意点

  • 基本事項を網羅していなければ利用できない
  • 共通テストや一般大学入試対策向けではない
  • 微分積分の知識が必要

物理を深く理解できる│新・物理入門 〈増補改訂版〉

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』は、難解で抽象的な物理の本質的な理解を促すために作成された参考書です。

本書は、大学受験に向けた「単なる知識の暗記」ではなく、「なぜそうなるのか」といった根本的な思考のプロセスの習得に重点を置いてます。

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』はどんな人におすすめ?

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』は、物理の本質を深く理解したいと思っている人におすすめできる参考書です。

なぜなら、公式を覚えて使えるようになったとしても、物理の本質的な面を理解しなければ他の問題で同じように解けるわけではないからです。

「なんとなく公式を使うことはできるが、物足りない」「問題は解けるが、なんとなく腑に落ちない」という人にとって本書は十分満足できる一冊だといえます。

また本書は非常にレベルの高い内容を扱っているので、旧帝国大学をはじめ、難関国公立および私立大学を志望している人にとっては、最適の参考書です。

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』のレベル

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』は、高校物理の範囲を逸脱しないまでも、非常に高度なレベルの内容でまとめられています。

特に力学と波動においては、教科書や他の参考書では見られないような、深い解説がなされており、微積分を用いた解説も随所に登場します。

「高校物理の範囲」を徹底的に高度なレベルまで掘り下げているため、共通テストや一般的な大学入試対策には向いていないものの、東大・京大・東工大などの国公立最難関大学や難関私立大学および医学部受験においてきわめて有効な参考書です。

基礎的なレベルの内容は収録されていないので、基本事項を教科書や他の参考書で網羅してから本書に取り組む必要があります。

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』はいつから使えばいい?

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』は、いつから使えばいいかというと、物理基礎の学習を終える高校2年生の秋ごろが最も適したタイミングだといえます。

力学・電磁気・波動などの重厚な単元を一巡した状態であれば、本書を通じて公式の裏側にある考え方や物理の本質的な意味を体系的に理解できるからです。

難易度が高く、短期学習用ではないため、おそくとも高校3年生の夏あたりには、本書に取り組む必要があります。

基礎事項を習得してからでなければ本書の使用は難しいのですが、少しでも早期の段階で使い始めることにより、いつからか難易度の高い問題を解くことができるようになります。

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』の特徴

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』の最大の特徴は、「物理を本質的に理解し、思考のプロセスを習得する」ことに重点を置いているところです。

各テーマにおいて、見やすい図解と腑に落ちる論理で、物理を深いところから丁寧に解説しています。

徹底した論理的な解説

本書は、各公式の使い方や考え方を徹底して、論理的に解説しています

例えば、力学におけるニュートンの法則の背景や、保存則の本来の意味、波動の本質的な現象および単振動と複振動の違いなどを図解を加えながら詳しく解説しています。

多くの参考書は、「表面的な現象」を解説しているのに対して、本書は、「現象を引き起こす本質的な原理」を解説しているので根本的な面から理解することが可能となっています。

微積分の解説を補助的に導入している

本書では、随所に微積分を使った解説が行われていますが、数学Ⅱ程度の微積分の知識で読み進めることができるようになっています。

各所に微積分計算を補助する解説が配置されているので、数学Ⅲを必要としないあるいは、未修得の人でも理解することができます。

イラストや補助解説が分かりやすい

この参考書では、分かりやすい図解やイラストおよび補足的なコラムが多数用意されていて、高度な内容であるにもかかわらず、楽しく読み進めていくことができるようになっています。

複雑な運動やエネルギー保存の流れなどを視覚的に理解できるように工夫されているため、抽象的な内容でも実感を持って理解することが可能です。

理解から演習へとスムーズに移行できる

本書では、理論解説の後に例題が導入されており、「理解した」状態から「実践的に応用できる」状態に即座に移行できるような工夫がなされています。

また、同シリーズの『新・物理入門問題演習』と組み合わせることにより、理解と演習の両輪で実践力を養うことができます。

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』の使い方

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』は、高校物理の本質的な面に着目して、真の理解を促す参考書です。

効果的な使い方をすれば、単なる暗記や表面的な理解ではなく、思考のプロセスを理解することができます。

基礎事項を網羅してから使用する

教科書や標準的な参考書および問題集を利用して、基礎事項をしっかりできるようになってから、本書に取り組むような使い方が効果的です。

難易度が高い内容で構成されているので、基本的な理解ができていないうちに本書に取り組むと、途中で挫折してしまうことになりかねません。

例題を丁寧に解き、理解度を確認する

各テーマの解説を読み終えたら、本文中の例題を丁寧に解き、自分の理解度がどの程度なのかを確認しながらすすめていく使い方も大切です。

各例題の解説も非常に丁寧なので、高度な内容でもとても分かりやすく、また、反復演習することによって理解度が定着します。

難易度の高い内容が多いので、実際に自分で問題を解きながら「本当に理解できているか」を確認することは、大切な作業だといえます。

難関大学の入試対策として利用する

本書は、東大・京大・東工大などの国公立最難関大学や難関私立大学の入試対策としてこれ以上ないくらい最適な参考書です。

本書を徹底的に使いこむことにより、単なる暗記では太刀打ちできないような難易度の高い問題に対応する思考力を養うことができます。

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』の注意点

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』は、あくまで難易度の高い問題を本質的な面を理解したうえで、解けるようになるための参考書あり、ゼロから物理を学ぶ人向けではありません。

公式や基本的な物理用語があいまいな状態では、解説文を理解すること自体が大変な作業となります。

しっかりと基礎を固めたのちに、本書に取り組めば高度な知識が身につき、いつからか難易度の高い問題を解くことができるようになります。

本書は、難関大学入試の対策用の参考書であるため、共通テスト及び一般の大学入試対策として利用するには、いささかレベルが高いので注意が必要です。

また、微分積分の知識がゼロの状態では理解が難しい部分もあるため、数学Ⅱの範囲で十分なので公式などを使えるようになっておく必要があります。

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』|まとめ

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』は、物理を「公式の暗記」ではなく、「本質的な理解」を学びたい人にとって最適な参考書です。

思考のプロセスや深い理論展開を分かりやすくまとめた解説とそれに準ずる例題は、物理の面白さを実感させてくれます。

教科書や一般的なレベルの参考書で基本事項を網羅したあとに本書を手に取れば、難関大学入試に対応する力をいつからか身につけることができます。

『新・物理入門 〈増補改訂版〉』は、高校物理を単なる受験科目ではなく「思考力を鍛える学問」として学習できるきっかけとなるまさに物理入門というにふさわしい一冊です。

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