科目 | 数学 |
出版社 | 学習研究社 |
目的 | 数学の難問演習 |
対象者 | 文系の難関大志望者 |
難易度 | 難関大レベル |
分量 | 271ページ |
使用期間 | 高三10月ごろまで |
ジャンル | 数学参考書 |
・具体的なオススメポイント
初見の難問を解くための方法が学べる。
・注意点
ハイレベルな問題集のため基本的な解法を身に付けてから取り組むこと
東大・京大レベルの文系数学の難問の解き方が学べる参考書
今回紹介する『難関大突破数学の底力―Top Grade』は、文系数学の難問の解き方が学べる参考書です。
東大や京大、旧帝大レベルの問題は難しい問題が多く、見たことのないようなものも出題されます。
そのため、初見の難問を解くための対応力が必要です。『難関大突破数学の底力―Top Grade』なら、これまで解いたことの無いような難問が出題された場合の考え方が身に付きます。
扱われている分野は数1A2Bの全てと、各分野の融合問題です。難関大学の数学で出題される難しい問題は、いくつかの代表的な数学上の考え方を活用することで解決の糸口が見えます。
『難関大突破数学の底力―Top Grade』では、数学の難問を解く際によく使う考え方を章ごとにまとめてあり、問題演習を通じて習得が可能です。
今回は、そんな『難関大突破数学の底力―Top Grade』について、詳しい内容と学習のポイントをまとめました。文系の受験生で、難関大学を志望する人はぜひ参考にしてください。
解法パターンの暗記だけでは解けないような初見問題の考え方が載っている
『難関大突破数学の底力―Top Grade』では、解法パターンの暗記だけでは解けないような難しい問題に対するアプローチが学べます。
多くの場合、数学の問題は公式や定理を使った基本的な解法を覚えていれば当てはめて解けますが、難しい問題になるほど解法パターンが通用しなかったり、どのパターンを使えば良いか分からなかったりするため、練習が必要です。
問題文の条件を見て、どの分野の考え方を使って解けば良いかを発想することが重要となります。
しかし、解法パターンの暗記だけでは解けないような初見問題は、ただ数多く問題演習をすれば身につくというものではありません。問題ごとに、どのような場合にどう考えるべきかを整理していく必要があります。
この参考書では、難関大学の入試で出題されるような初見問題の解き方が詳しく丁寧に解説されているため、ハイレベルな数学力を効率よく身に付けることが可能です。
難関大突破数学の底力―Top Gradeでは章ごとに数学の難問で頻出の考え方が練習できる
数学の難問ではよく使われる考え方があり、『難関大突破数学の底力―Top Grade』は頻出の考え方ごとに章が分かれているのが特徴です。
難しい問題は解き方の方針がいくつか立てられるものが多いため、どの解法が最適化を試す実験力が必要となります。
また、場合分けが必要な問題が多いため、問題文の条件を見落とさずに適切な答えを導く力も大切です。
このほか、与えられた式を変形する際のパターンや、対称性、背理法、数学的帰納法などのテクニックが有効となります。
『難関大突破数学の底力―Top Grade』では、これらの考え方を具体的な問題を通して習得可能です。
難しい問題を解く力は、実際の問題演習を通じて習得することが大切なため、『難関大突破数学の底力―Top Grade』に掲載されている100題近くの問題を解いて慣れていきましょう。
この1冊を仕上げることで、難関大学の入試本番で初めて見る問題にも落ち着いて対処する力が身に付きます。
数学の基礎的な問題が解けるようになってから取り組もう
『難関大突破数学の底力―Top Grade』はハイレベルな問題の解き方を扱う参考書のため、基本的な問題が解けることが前提となっています。
まずは、センターやMARCHレベルの問題をスラスラ解けるようにしてから取り組むようにしましょう。
もし、『難関大突破数学の底力―Top Grade』の問題を解いて難しすぎると感じる場合は、難問演習の前に基礎力の強化が必要です。
数学1A2Bで登場する公式や定理が理解できているかどうかや、典型的な問題の解法パターンが身についているかどうかを確認してください。
入試標準レベルの問題については、使う解法テクニックが瞬時に思い浮かび、計算も問題なくできるという状態が理想です。
基礎から標準レベルの参考書で土台を固めた後に、『難関大突破数学の底力―Top Grade』を使って難問を解く力を磨いていきましょう。
なお、参考書を使った問題演習が終わった後は、志望大学の過去問を繰り返し解き、出題傾向や時間配分に慣れていってください。
まとめ:難関大突破数学の底力―Top Grade
難関大学レベルの文系数学の問題を解く力が身につく参考書『難関大突破数学の底力―Top Grade』について解説しました。
この参考書では、見たことがないような難しい問題に対してどのようにアプローチすればよいかの具体的な考え方が学べます。
数学で頻出の場合分けや条件設定などの考え方ごとに章が分かれていて、問題演習を通じて解法をマスター可能です。
なお、こちらで扱われている問題を解くためには基本となる力が必要なため、MARCHレベルくらいまでの標準的な問題はスラスラ解けるようになってから取り組むようにしてください。
また、『難関大突破数学の底力―Top Grade』を使った演習の後は過去問演習も繰り返し、志望大学の出題傾向を把握していきましょう。