チョイス新標準問題集数学シリーズ|入試基礎レベルの実力が身に付く参考書

科目 | 数学 |
出版社 | 河合出版 |
目的 | 数学の入試基礎レベルの習得 |
対象者 | 教科書~入試基礎レベルの数学の実力を身に付けたい人 |
難易度 | 入試基礎~標準レベル |
分量 | 数ⅠA 208ページ、数Ⅱ296ページ、数B 236ページ、数Ⅲ 300ページ |
使用期間 | 高二2学期~高三夏休みごろまで |
ジャンル | 数学問題集 |
・オススメポイント
厳選された問題を通して、教科書レベルから入試基礎レベルに対応できる実力が身に付く
・注意点
数学が苦手な人は、解説がより噛み砕いて書かれている他の参考書がおすすめ
教科書レベルから入試基礎レベルまでの数学の実力が身に付く参考書
『チョイス新標準問題集 数学』シリーズは、過去問から厳選された入試基礎レベルの問題が載っている数学の参考書です。教科書レベルから入試レベルへの橋渡しができる内容になっています。数学の入試問題には、教科書ではあまり詳しく扱われていない単元や、教科書に載っていないような応用問題も多いです。そのため、基本的な公式や定理を使えるようにした後、問題演習を通じて応用力を高める必要があります。
『チョイス新標準問題集 数学』シリーズなら、入試に対応するための実力を効率よく身に付けることが可能です。なお、模範解答や解説には必要最低限の情報が書かれていますが、数学が苦手な人は難しく感じる場合があります。その際は、より噛み砕いた解説が書かれている易しめの参考書がおすすめです。
以下では、『チョイス新標準問題集 数学』シリーズの詳しい内容や学習のポイントを解説します。大学入試の数学対策をこれから始める人はぜひ参考にしてください。
数学ⅠA、数学Ⅱ、数学B、数学Ⅲの4冊に分かれている
教科書レベルから入試基礎レベルの問題が収録された『チョイス新標準問題集 数学』シリーズは、単元別に4冊の参考書に分かれています。各参考書の収録内容や問題数の内訳は、数学ⅠAが193題、数学Ⅱが195題、数学Bが194題、数Ⅲが242題です。
すべての参考書は、問題の難易度別にA問題とB問題に分かれています。A問題は公式や定理を正しく使えれば解ける基本問題、B問題は少し難易度の高い応用問題です。類似の参考書との比較では、数学の基礎固めに使える『数学基礎問題精講』と、『チョイス新標準問題集 数学』シリーズのA問題が同じようなレベルとなっています。そのため、入試問題を解くための基礎力を身に付けたい場合は『数学基礎問題精講』または『チョイス新標準問題集 数学』シリーズを使うのがおすすめです。
ただし、『チョイス新標準問題集 数学』シリーズを使う場合は、初見での正解率が5割以上かどうかに注意してください。初見の正解率が5割より低い場合には参考書のレベルが合っていないため、『数学基礎問題精講』の方をおすすめします。
教科書では扱いが小さいが入試では頻出の単元が学べる
『チョイス新標準問題集 数学』シリーズでは、入試で頻出の単元が重点的に演習できます。たとえば、数学ⅠAの範囲では「整数問題」や「2次方程式の解の分離」に関する問題が頻出です。また、数Bの範囲ではベクトルと数列の概念を理解し、公式を正しく使える用にしておく必要があります。教科書に載っている問題ではカバーできないこれらの単元について、『チョイス新標準問題集 数学』シリーズでは多くの問題数が割かれていることが特徴です。
なお、『チョイス新標準問題集 数学』シリーズの解説では、数ある解法の中から受験生に分かりやすいものが選択されています。途中式の変形や計算方法に関する解説も載っているため、自分の解き方が正しいかどうか確認することが可能です。『チョイス新標準問題集 数学』シリーズの問題を一通り解けるようにして、数学の過去問演習に取り組める実力を身に付けましょう。
数学が苦手な場合は、より噛み砕いて書かれた他の参考書がおすすめ
入試問題を中心に演習できる『チョイス新標準問題集 数学』シリーズは、数学が苦手な人には難易度が高い可能性があります。そのため、『チョイス新標準問題集 数学』シリーズの解説を読んでも理解できなかったり、載っている問題が難しすぎると感じる場合には、より易しめな参考書の方がおすすめです。
丁寧な解説が載っている数学の参考書には、『初めから始める数学』シリーズ、『元気が出る数学』シリーズ、『やさしい高校数学』などがあります。現時点での数学の実力や、最終的に到達したいゴールのレベルに合わせて、自分に最適な参考書を選んでください。
まとめ
教科書レベルから入試基礎レベルまでの実力が身に付く数学の参考書『チョイス新標準問題集 数学』シリーズについて解説しました。『チョイス新標準問題集 数学』シリーズなら、大学入試の過去問から厳選された問題を通じて、効率よく演習できます。
特に、数学の教科書では扱いが小さいが入試では頻出の単元を重点的に学習することが可能です。数学ⅠA、数学Ⅱ、数学B、数学Ⅲの4冊の教材に分かれているため、自分の学習ペースに合わせて順番にマスターしていきましょう。なお、似たような参考書としては『数学基礎問題精講』などが挙げられます。
『チョイス新標準問題集 数学』シリーズのA問題と『数学基礎問題精講』が同じくらいのレベルのため、取り組みやすい方を使ってください。もし、解説が分かりにくいと感じる場合には、より噛み砕いた解説が載っている易しめの参考書がおすすめです。まずは数学の公式や定理、考え方をしっかりと覚えた上で、問題演習を積み重ねて入試レベルまで実力をアップしましょう。