[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ|数学が苦手でも分かりやすく学べる1冊

科目 | 数学 |
出版社 | マセマ |
目的 | 数学基礎理解 |
対象者 | 数学が苦手な人、初めて学習する人 |
難易度 | 基礎レベル |
分量 | 259ページ |
使用期間 | 高一~高三夏休み頃まで |
ジャンル | 数学基礎問題集 |
・具体的なオススメポイント
解説が丁寧で分かりやすい
・注意点
問題数が少ないため追加の教材も学習すること
数学が苦手な人や初めて勉強する人におすすめの1冊!『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』
今回ご紹介する『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』は、数学に苦手意識がある人や、これから始めて高校数学を勉強する人におすすめの問題集です。数学で押さえておきたい基本的な問題が厳選されていて、各問題の解説が非常に詳しい教材となっています。
市販されている数学の教材が数多くある中でも特に分かりやすい参考書のため、数学の受験用参考書選びに迷っている人はまずこの教材を手に取ってみるのがおすすめです。ただし、解説が詳しく丁寧に書かれている都合上、掲載されている問題のボリュームは他の教材よりも少ない点にはご注意ください。
学校の数学の授業を聞いていて内容が無理なく理解できている人や、数学の問題を解くのが得意な人は、『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』よりも難しい標準レベルの教材からスタートすることをおすすめします。
今回は、数学が苦手な人向けの分かりやすい問題集『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』について、詳しい内容や学習のポイントをまとめました。これから数学の勉強を本格的に開始したい人はぜひ参考にしてください。
1問ごとについている解説の分量が多く、数学の授業よりも分かりやすく学べる
『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』は数学の各単元の解説と基本的な例題が載っていて、1問ごとについている解説の分量が多いのが特徴です。一般的な数学の教材では、途中式の変形が省かれていたり、考え方や解説なしで答えだけ書いてあったりするケースも少なくありません。
しかし、数学を初めて勉強する人や、数学が苦手な人にとっては、解説を見てもわかない点が残っていると学習を進めるのが難しくなってしまいます。一方、『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』ではすべての問題に分かりやすい解説がついていて、しかもその分量は一般的な数学の参考書の2倍~4倍と充実しているのが特徴です。
解説の文章は語りかけるような口調で書かれたやさしいものなので、教科書のような固くて説明的な文章を読むのがあまり好きではないという人にもスムーズに理解することができます。
数学の授業を聞いていてもいまひとつ内容が理解できずに困っているという人や、数学を授業を受けたものの時間がたってしまって覚えていない人は、『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』の分かりやすい解説を活用して基礎事項の理解を進めていきましょう。
必要最小限の基礎を押さえる内容となっているため、詳しすぎない点がおすすめ
解説が詳しく書かれている教材には2種類のものがあり、1つは解説がたくさん書いてあって分かりやすく学べるもの、もう1つは幅広い知識を丁寧に解説しすぎているためかえって覚えることが増えてしまっているものです。
『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』の場合、必要最小限の基本事項についてのみ扱っているため、詳しすぎずに基礎を押さえられるので安心して学べます。解説のボリュームが多いとは言え、必要以上の知識や難しい言い回しが出てくるわけではないため、スムーズに進めることが可能です。
これから数学の学習を本格的に進めていきたい人は、ぜひ『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』を使って基礎事項から順番に理解していってください。
掲載されている問題数は少ないため、この教材が終わった後に追加の問題集も解こう
『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』では分かりやすい解説に紙面が割かれている分、問題数自体は他の教材よりも少なくなっています。そのため、『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』シリーズだけで十分な演習を行うのは難しいです。数学の問題は、基本的な内容を理解した上で、類題をたくさん解いて解き方に慣れておく必要があります。
まずは『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』で基礎事項を理解し、その上で計算問題集やワンランク上のレベルの入試用問題集に取り組むのがおすすめです。『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』の次に取り組むのにちょうどよい教材としては、『基礎問題精講』などがあげられます。
『基礎問題精講』も数学の教材の中では比較的解説が分かりやすく、入試に出題されるほとんどの単元をカバーできているのが特徴です。先に『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』の内容を仕上げた上で取り組めば、無理なく解き進めることができます。また、数学の問題集が解き終わった後は、自分が受ける大学の過去問にも取り組むようにしてください。
過去問を繰り返し解くことで、大学ごとの出題傾向や時間配分の練習ができます。
まとめ
今回は、数学の基礎問題が分かりやすい解説で無理なくマスターできる『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』についてご紹介しました。この教材は、数学を初めて学習する人でも分かりやすく学べるように、1問ごとの解説が非常に詳しく書かれているのが特徴です。
数学の授業を聞いていてもよくわからなくて悩んでいる人でも、『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』の解説を読めば基本を理解できます。なお、『[改訂4]初めから始める 数学Ⅰ』は解説が多い分、問題数自体は少なくなっているため、基礎事項が理解できた後はより難しい『基礎問題精講』などの問題集を追加で解くのがおすすめです。
今回ご紹介した情報を参考に、ぜひ数学の実力を積み重ねていってください。