科目 | 数学 |
出版社 | マセマ出版社 |
目的 | 数学問題演習 |
対象者 | 難関大志望者 |
難易度 | 早慶・旧帝大レベル |
分量 | 184ページ |
使用期間 | 高三10月ごろまで |
ジャンル | 数学問題集 |
・具体的なオススメポイント
数学の難問が分かりやすく解説されている
・注意点
理系の数Ⅲは載っていないため他の教材も利用すること
解説がやさしく、難問が分かりやすく学べる問題集『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』
今回ご紹介する『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』は、数学の難しい問題が簡単な解説つきで分かりやすく学べる問題集です。文系、理系のどちらでも共通して入試で問われる数学ⅠAⅡBの内容及び、それらの融合問題を中心にまとめられています。解説の分かりやすさで定評のあるマセマ出版から出ている難関大対策向けの教材で、早慶や旧帝大を志望する人におすすめです。
なお、難関大学では難しい数学の問題が出てきますが、『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』ではそれらの問題が解ける実力を最小限身に付けられれば良いという人におすすめとなっています。数学が得意で得点源にしたい人や、数学そのものが好きでやりこみたいという人の場合、より高度な解説が書かれた教材の方がおすすめです。
数学に対して割ける労力を加味して、『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』に取り組むかどうか決めるようにしましょう。今回は、そんな『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』について詳しい内容や学習のポイントをご紹介します。
この1冊だけで数ⅠAⅡBの早慶・旧帝大レベルの問題が一通り演習できる
『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』では、数学の各単元の問題が1冊にまとめられています。東大や京大などの最難関国公立大学の過去問も載っていますが、解説が詳しいため数学が苦手な人でも取り組みやすい内容です。他の教材では数学の各単元ごとに冊子が分かれていて問題数が多いこともありますが、『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』は1冊にまとまっているため、必要事項をコンパクトに学べます。
なお、数ⅠAⅡBの問題は分野を超えて融合した問題が出題されることがあり、各単元の内容を個別に理解しているだけだと解けない問題も多いです。『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』では各単元の融合問題が載っているため、難問対策にもおすすめとなっています。たとえば確率と漸化式の知識を両方使って解くような問題などが入試で頻出ですが、これらの問題もきちんと丁寧に解説してくれているのが特徴です。
単に問題の解き方が解説されているだけでなく、考え方や着眼点が学べる
難関大学の過去問集などでは解説が書かれていないものが多いため、解き方が分からないままになってしまう場合も少なくありません。しかし、『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』では、問題の解き方がしっかり解説されています。
さらに、単に出題されている問題の解法が解説されているだけでなく、考え方や着眼点も分かりやすく講義形式で書かれているのが特徴です。どのようなタイプの問題が出てきたら何から手を付ければよいか、考えられる解法としてどのようなものがあるかといったポイントが細かくレクチャーされています。『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』に載っている考え方を身に付ければ、難関大学の数学の問題で合格に必要な点が狙えるため、数学が苦手な人にもおすすめです。
絶対に解けなければいけない問題で失敗しないための力が身につく
『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』では、数学を得点源にするというよりも、失点してはいけないレベルの問題で致命的な取りこぼしがないようにするための力が身に付きます。数学が苦手で悩んでいる人の中には、勘違いやミスなので大問を丸々間違ってしまうような失点を経験された方もいるでしょう。入試本番では、他の受験生が解ける問題でそのようなミスをしないように注意が必要です。
『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』では、基本的な問題でミスをしないための必要最小限の実力が効率よく身に付きます。数学は合格ラインさえ取れればよいという人にとっては、学習効率の良い教材となっているため、他の教科の勉強により多くの時間を割きたい人はぜひ『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』を使って数学の問題演習を仕上げていきましょう。
まとめ
今回は、数ⅠAⅡBの難関大学対策ができる問題集『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』についてご紹介しました。この教材は、他の似たような難易度の参考書と比べると解説が分かりやすいのが特徴です。数学に苦手意識がある人や、数学対策には必要最小限の時間しかかけたくないという人におすすめとなっています。
扱われている問題は東大・京大の過去問など難しいものもありますが、分かりやすい解説とともに無理なく学習することが可能です。なお、理系の受験生の場合に出題範囲に含まれる数Ⅲについては含まれていないため、その点のみご注意ください。『ハイレベル 文系・理系 数学Ⅰ・A、Ⅱ・B』を使って、合格点を効率よく狙っていただければ幸いです。