
科目 | 数学 |
出版社 | 東京出版 |
目的 | 数学難問演習 |
対象者 | 理系の受験生 |
難易度 | MARCHや国公立レベル |
分量 | 104ページ |
使用期間 | 高三9月ごろまで |
ジャンル | 数学問題集 |
・具体的なオススメポイント
ハイレベルな解説で、より難しい問題を解くための応用力が身につく
・注意点
教科書レベルの基本問題は解けるようになった上で取り組むこと
MARCHや国公立レベルの数学問題集『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』
今回ご紹介する『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』は、MARCHや国公立レベルの問題が掲載された問題集です。扱われている分野は数学Ⅲに含まれる曲線や複素数の問題のみとなっているため、他の単元を学習したい場合は対応する同シリーズの教材にも取り組むことをおすすめします。
扱われている問題は例題が36題で、それぞれの例題に1対1で対応した演習問題がついているのが特徴です。なお、『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』の解説は別解や数学的な背景知識を踏まえたものとなっていて、ここに載っているよりもさらに難しい応用問題を解くために活用できます。
難関大学を受験する理系の受験生におすすめの1冊です。今回は、そんな『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』について、詳しい内容や学習のポイントをまとめてご紹介します。
各単元の要点がコンパクトに掲載されていて、基礎を理解した後の総復習にも役立つ
『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』のレイアウト構成としては、各章の最初にその単元で登場する公式や定理、考え方がまとまっていて、その後1ページにつき例題と演習問題が載っているというものです。各例題のページにも、その問題を解くために使う考え方の要点が整理されています。
数学の初学者がいきなり『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』だけで学習を進めることはできませんが、教科書レベルの基本をマスターした後に解くときの総復習に便利です。いちいち教科書や別の参考書の該当部分に戻って見直さなくても、『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』にまとめられている要点を見れば必要な知識はすべて復習できます。
なお、入試直前であまり時間が残っていない場合には、演習問題は飛ばして先に例題だけを一通り解くのもおすすめです。例題の解法をマスターして、時間に余裕がある場合には演習問題に取り組むようにしましょう。この順番に解くことで、限られた時間を最大限使って数Ⅲの曲線・複素数対策をすすめることができます。
解説のレベルが高いため、さらに難しい問題を解くための応用力が身につく
数学の問題は、公式や定理を覚えていれば解ける簡単なものから、解き方を工夫しないと解けないような難しいものまで幅広いです。『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』では、より難しい応用問題を解くために役立つように配慮されたハイレベルな解説が載っているため、この問題集を解くことでさらに難しい問題を解くための応用力も身に付きます。
『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』に掲載されている問題の答えを単に出すだけにとどまらず、同じ単元でさらに難しい問題で狙われるようなポイントが紹介されているのが特徴です。難関大学の数学の入試問題では、一見すると数Ⅲ曲線や複素数の考え方を使うことが分からないようなものも出題されます。
そんな時でも、『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』の解答解説をしっかり理解していれば、慌てることなく確実に得点に結びつけることが可能です。なお、自分が受ける大学の数学でこの分野からどの程度出題されているかを把握するため、過去問演習も忘れずに行うようにしましょう。
やさしい解説を求める人は別の教材の方がおすすめ
『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』の解説は文章としては分かりやすいものの、単に数Ⅲの曲線・複素数の問題を解くだけであれば不要な知識や考え方まで載っているため、難易度が高いです。
もし、曲線や複素数の分野が苦手で、とりあえず入試レベルの問題を解けるようにしたい場合は、解説がよりやさしい別の教材から取り組むことをおすすめします。まずは教科書レベルの知識をしっかりと理解して、基本的な例題を解けるようにしましょう。教科書の解説を読んでもいまひとつ理解できない場合には、講義形式でかみ砕いた説明が載っている参考書もおすすめです。
自分の数学の実力や、志望大学の過去問のレベルを加味して、自分に合った教材を使うようにしましょう。
まとめ
今回は、数Ⅲの曲線や複素数の単元の問題がまとまった問題集『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』についてご紹介しました。この教材は、単にこの分野の問題演習ができるだけでなく、より難しい応用問題に取り組むための考え方が身につけられるのが特徴です。基本的な解法に加えて、応用問題で狙われやすい知識や発想も解説されています。
そのため、まずは教科書レベルの基本的な内容を理解した上で『[新訂版]1対1対応の演習 数学Ⅲ 曲線・複素数編』に取り組むのがおすすめです。今回ご紹介した内容を参考に、理系の大学入試で頻出の数Ⅲ分野の実力をアップしていってください。