文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B|難関対策におすすめの問題集

科目 | 数学 |
出版社 | 河合出版 |
目的 | 数学難問演習 |
対象者 | 文系で数学を利用する受験生 |
難易度 | 東大・京大・一橋大学レベル |
分量 | 47ページ |
使用期間 | 高三夏休み~11月ごろまで |
ジャンル | 数学問題集 |
・具体的なオススメポイント
難関大レベルの数学の問題が分かりやすく解説されている
・注意点
解き方を暗記するだけでなく、なぜその解き方になるのか理解すること
文系の最難関大学対策としておすすめの問題集『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』
今回ご紹介する『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』は、文系入試の最難関大学における数学対策におすすめの問題集です。文系数学で出題される数学ⅠAⅡBの全単元が1冊にまとめられていて、解説も分かりやすい教材となっています。
難しい問題が扱われている数学の問題集は、解答解説が短かったり途中計算が分かりにくかったりするものもありますが、『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』ならその心配はありません。さらに、タイトルに「良問」の文字が入っている通り、解いておくと他の問題にも適用できるような応用力が身につく良問が厳選されているのが特徴です。
今回は、そんな『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』について詳しい内容や学習方法についてご紹介します。文系で難関大学を入試する受験生の方はぜひ参考にしてください。
東大、京大、一橋レベルの文系数学の頻出問題149題が分かりやすい解説つきで掲載
『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』で扱われている問題のレベルは、東大や京大、一橋大学といった最難関の国公立を想定したものとなっています。全部で149題の問題が掲載されていて、1日3題ずつ取り組んでいくと2か月弱で一通り解き終えることができる分量です。
ただし、掲載されている問題はすべて、解くのにある程度時間がかかるような難問となっているため、『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』に取り組む場合にはある程度時間に余裕をもっておくのが理想的です。すべての問題について分かりやすい解説がついていて、途中計算なども省略せずに書かれています。
なお、もし『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』の問題を解いてみて自分には難しいと感じたり、入試直前で時間があまりとれ無かったりする場合には、無理に取り組む必要はありません。
すでに、直前期に入ってしまっている場合は『標準問題精講』やマセマの『合格!数学』シリーズの方が短期間でマスターすることが可能です。自分の現在の数学の実力や、数学の勉強に割ける時間などの状況に合わせて、適切な参考書を選びましょう。
『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』の前に仕上げておきたい他の教材はこれ
難しい問題が扱われている『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』は、数学の標準レベルの問題が解けるようになってから取り組むことで最大の効果を発揮します。この教材に取り組む前に仕上げておきたい問題集の例は、『新課程チャート式基礎からの数学(青チャート))』や『一対一対応の数学』などです。
標準レベルの問題集には、入試の難しい問題を解くための土台となる解法テクニックがまとまっているため、まずは基本的な考え方を身に付けることが大切になります。各単元の必須知識や標準レベルの例題の解き方が反射的に答えられるようになったうえで、『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』に載っている良問に挑戦しましょう。
単に解き方を暗記するだけでなく、なぜその解き方になるかを理解していこう
『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』を使って数学の学習を進めていく際のポイントに、間違った問題や分からなかった問題について深く理解するということがあげられます。解答に載っている解き方を機械的に覚えるだけだと、このレベルの問題集への取り組み方としては不十分です。そうではなく、なぜその解き方になるのかであったり、どのようなタイプの問題にはどの解法を使うかといったポイントを自分なりに考えながら取り組むことをおすすめします。
これにより、初見の問題でも自力で解き方を導き出す実力が身につきます。また、『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』に載っているレベルの問題になると、一見して解き方がすぐ思いつかないようなものばかりです。この時、自分の持っている知識の中でどれを使うのかであったり、問題文に提示されている条件の内使っていないものは無いかであったりといったポイントをできるだけ自力で探ることをおすすめします。
ある程度粘った上でやはり分からない問題は、その段階で解説を見るようにしましょう。この方法で取り組めば、入試本番で解き方を試行錯誤し解法を探る力がしっかり身に付きます。
まとめ
今回は、東大や京大、一橋レベルの最難関大学を受験する文系の受験生におすすめの問題集『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』についてご紹介しました。この教材では、数学ⅠAⅡBの難しい問題を解くために必要な考え方が、分かりやすい解説とともに掲載されています。途中計算などもほぼ省略なしでしっかり解説されているので、答えを見てもなぜその解き方になるのか分からないということがありません。
ハイレベルな問題をスムーズに学習することが可能です。なお、問題数は149題となっていますが一通り解くのにはある程度時間がかかるため、数学の学習にあまり時間が割けない人は『標準問題精講』やマセマの『合格!数学』シリーズなどをおすすめします。今回ご紹介したポイントを参考に、難関大学の数学で高得点を狙える実力を身に付けていってください。