「東大数学に対応している参考書にはどんなものがあるか?」
「どこまでやれば東大の過去問に取りかかかってよいのか?」
と悩まれている方もいるのではないでしょうか?
今回紹介する参考書は、東大数学レベルの問題のインプットが可能な参考書となっています。
東大レベルの大学を受験する方は是非チェックしてみてください。
科目 | 数学 |
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対象となる大学群 | 東京大学・京都大学・一橋大学レベル |
ジャンル | 数学参考書 |
目的 | 数学難問演習 |
分量 | 48ページ |
終わらせる期間の目安 | 11週間 |
『文系数学の良問プラチカ』の特徴
『文系数学の良問プラチカ』は武田塾の参考書ルートでは、地方国公立レベルを突破した東大レベルの方が取り組む参考書になっています。
難易度が高いものの、よく出題される数学の問題の解き方を身につけることのできる参考書です。
『プラチカ』シリーズの問題集は3冊出ていますが、難易度は以下のようになっています。
【↑より難しい】
・入試精選問題集 理系数学の良問プラチカ 数学III・C
・入試精選問題集 文系数学の良問プラチカ 数学I・A・II・B(数列)・C (ベクトル)
・入試精選問題集 理系数学の良問プラチカ 数学I・A・II・B・C
【↓より簡単】
『入試精選問題集 文系数学の良問プラチカ』の方が、『入試精選問題集 理系数学の良問プラチカ 数学I・A・II・B・C』よりも難易度が高いため注意が必要です。
『文系数学の良問プラチカ』の使い方
参考書のレベルや、どんな方におすすめかを前述しましたが、ここでは『文系数学の良問プラチカ』のおすすめの使い方を紹介します。
この参考書は、ある程度実力がついてから取り組まなくてはいけません。
MARCHレベルが身についてから取り掛かろう
『文系数学の良問プラチカ』に挑めるレベルは、MARCHレベル以上が身についてからです。
具体的な参考書のレベルとしては、『標準問題精講』『1対1対応』レベルの参考書の習得が完了してから取り組むべき参考書です。
問題の難易度が高いため、必ず基礎が完了してから取り組むようにしましょう!
難易度の高い問題の解き方をインプットしよう
この参考書の目的は、難易度の高い問題の解き方をインプットすることのため、以下のポイントに注意しながら取り組みましょう。
・1周しただけで満足せず、解き方を使いこなせるまでしっかり取り組みましょう。
・不得意で頻出の分野を優先的に押さえるようにしましょう。
・特に時間のない方は、全ての問題をさらっと取り組むよりも、優先順位をつけて、志望大学で出題順位の高い問題を3周しましょう。
収録されている問題のレベルが高く1問30分程度かかるため、1冊を完璧にするまでに時間がかかります。
武田塾では11週間を取り組む際の目安としているため、理想的には高3の夏休み~11月頃までに取りかかれると良いでしょう。
大学傾向分析
東大レベルの問題に対応できる参考書は少ないですが、『文系数学の良問プラチカ』は数少ない東大レベルのインプットが可能な参考書です。
また収録されている問題の難易度が高い参考書は、応用が利かない場合もありますが、『文系数学の良問プラチカ』の問題は、よく出る問題がそのまま出題されており、応用が効きやすいことが特徴です。
東大レベルの大学を受験する方は、『文系数学の良問プラチカ』で実力を上げていきましょう!
大学別合格点突破レベルの参考書ルート一覧
『文系数学の良問プラチカ』は東大レベルの参考書のため、東大レベルの実力をつけた方が、他にどのような参考書に取り組めば良いのかを紹介します。
東大レベルの参考書ルート
『文系数学の良問プラチカ』は東大レベルで使用する最後の参考書であり、インプットは『文系数学の良問プラチカ』で終了となります。
そのため『文系数学の良問プラチカ』が終わった後には、過去問に取り掛かり実践問題に慣れるようにしましょう。
過去問を解いた際に失点が多く見られた分野は苦手な分野と捉え、『文系数学の良問プラチカ』の該当分野を3周したり、その前までの基礎的な参考書を用いて復習を行うようにしてください。
『文系数学の良問プラチカ』|まとめ
『文系数学の良問プラチカ』は、数学の難易度の高い問題の中からよく出る問題の解き方を習得することのできる参考書です。
『文系数学の良問プラチカ』の問題は、東大レベルでよく出る問題がそのまま出題されているため、応用問題にも役立てることができます。
『文系数学の良問プラチカ』に取り掛かった後には、過去問に取り組むことのできる実力がついているはずのため、1問1問をしっかりと身につけ、過去問に取り組むようにしよう!