[五訂版]数学Ⅱ・B 基礎問題精講

「数学の勉強を始めよう!」と思った時に、参考書が分厚くやる気が削がれてしまったり、途中で挫折してしまったりなど、1冊を最初から最後まで取り組むことができなかったという方もいるのではないでしょうか?

今回紹介する参考書、『数学Ⅱ・B 基礎問題精講』は、数学ⅡBで身に付けなければならない知識が簡潔にまとまっているため、比較的短期間でⅡBの知識を身につけることが可能です。

是非チェックしてみてください。

科目 数学
対象となる大学群 東大 一覧, 早慶 一覧, MARCH 一覧, 関関同立 一覧, 地方国公立 一覧
ジャンル 数ⅡB問題集
目的 MARCH・関関同立・東大
終わらせる期間の目安 6週間

数学Ⅱ・B 基礎問題精講の特徴

『数学Ⅱ・B 基礎問題精講』は基礎問題中心の参考書であり、数学の受験勉強を始めたばかりの方・基礎問題を完璧にしたい方におすすめの参考書です。

基礎の基礎である計算問題から簡単な入試問題まで掲載されており、数学ⅡBの知識をこの1冊で身につけることが可能です。

必要最低限の問題のみ掲載されているため、『チャート式』や『Focus Gold』に比べて、短期間で効率よく学習することができます。

問題数が多すぎて嫌になってしまい挫折した経験を持つ方や、短期間で学習を進めたい方は是非取り組んでみてください。

数学Ⅱ・B 基礎問題精講の使い方

参考書の特徴やどんな方におすすめかを前述しましたが、ここでは『数学Ⅱ・B基礎問題精講』の使い方のコツを紹介します。

他の参考書と比べて問題数が少ない分、一つ一つの問題に詰まったエッセンスを全て吸収し、質を高めて学習することが重要です。

全ての問題を完璧にしよう

『数学Ⅱ・B基礎問題精講』は問題数が少ないですが、その分1問あたりで身につけることのできる知識や考え方が多いです。
そのため、必ず全ての問題を完璧になるまでしっかりと復習するようにしましょう。

詳しい解説が載っているため数学が苦手な方でも取り組むことのできる参考書ですが、公式を初めて見た方や、まだ授業で習っていない方などは、この参考書だけでは理解できない部分もあると思います。

その際には『初めから始める数学シリーズ』など解説中心の参考書も併用するようにしましょう。

解き方を言語化できるようにしよう

数学の問題では「正解できるようになること」が勉強のゴールではなく、「解き方を言語化できること」が勉強のゴールとなります。

まず問題文を分析し、覚えた解き方をどの問題で使うのかまで覚えるようにしましょう。

その後、ただ問題を解くのではなく、参考書の中にある「精講やポイント」をきちんと言葉で説明できるまで理解を深めてください。

基準としては、その問題をわからない人に説明することができれば、十分身についたと言うことができるでしょう。

大学傾向分析

『数学Ⅱ・B基礎問題精講』は、『数学I・A 基礎問題精講』と合わせて使うことで、Ⅰ・A・Ⅱ・Bに必要な基礎知識を身につけることが可能です。

計算問題や簡単な入試問題であれば、この2冊と過去問題だけでも対応することができます。

とはいえ、問題数が少ないため、演習量を稼ぎたい方や、より難易度の高い大学を志望している方は他の参考書も追加するようにしてください。

また、この参考書はレイアウトがわかりやすいため、入試直前の確認にも使うことができます。

公式をざっと確認したい入試当日や模試当日に見返すようの参考書としてもおすすめです。

大学別合格点突破レベルの参考書ルート一覧

以下では『数学ⅡB基礎問題精講』に取り組んだ後、過去問に取り組む前にどのような参考書に取り組めば良いのかを紹介します。

MARCH・関関同立レベルの参考書ルート

MARCH・関関同立レベルの大学を目指す方は、はじめに『数学Ⅰ・A基礎問題精講』に取り組んでから、『数学II・B 基礎問題精講』に取り組みましょう。

その際、理解が難しい単元・用語・問題が出てきた際には、より詳細に解説された解説がメインの参考書である『初めから始める数学シリーズ』を読みながら、知識を補うようにしてください。

その後、順に『文系の数学 重要事項完全習得編』『文系の数学 実戦力向上編』の2冊に取り組むことで、演習量を稼いだり、入試問題レベルの実力を身につけられると良いでしょう。

早慶レベルの参考書ルート

早慶レベルの参考書ルートでも、初めに『基礎問題精講シリーズ』『文系の数学 重要事項完全習得編』を使用します。
使い方は、MARCHルートと同じのため、前述したものをご確認ください。

その後、『数学I・A 標準問題精講』『数学II・B 標準問題精講』『文系数学の良問プラチカ』に取り組みましょう。

これらの参考書は、基礎の身についた方が過去問に取り組む前に取り組む参考書のため、必ず基礎が身についた状態で取り組むことが重要です。

収録問題のレベルが上がるため、注意してください。

東大レベルの参考書ルート

東大レベルの大学を目指す方は、なるべく早く基礎を身につけて欲しいため、『数学Ⅰ・A基礎問題精講』と『数学Ⅱ・B礎問題精講』を早めに完璧にしましょう。
その後、国公立の問題に対応した参考書である『国公立標準問題集 CanPass 数学I・A・II・B』に取り組んでください。

基礎が完成した後には、『数学I・A 標準問題精講』『数学II・B 標準問題精講』『文系数学の良問プラチカ』を用いて、入試レベルの問題に慣れるようにしてください。

難しい問題が多く、苦しい時もあるかもしれませんが、1問1問確実に身につけるようにしましょう。

数学Ⅱ・B 基礎問題精講|まとめ

『数学Ⅱ・B 基礎問題精講』は、基礎的な問題が網羅されている参考書のため、1問残らず全ての問題について解き方を覚えることで、ⅡBに必要な公式や知識を完璧にすることが可能です。

また、この記事で紹介した参考書ルートを参考に、大学群別のお勧めの参考書を使用して、数学ⅡBの実力を伸ばすようにしましょう。

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