科目 | 数学 |
出版社 | 駿台文庫 |
目的 | 共通テスト数学対策 |
対象者 | 共通テスト受験者 |
難易度 | 共通テスト満点レベルまで対応 |
分量 | 235ページ(ⅠA)、206ページ(ⅡB) |
使用期間 | 共通テスト直前まで |
ジャンル | 数学問題集 |
・具体的なオススメポイント
共通テストの数学で効率よく点数が取れる良問が掲載されている
・注意点
数学の基本的な公式や定理を覚えてから取り組むこと
共通テスト数学対策に最適な問題集『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』
今回ご紹介する『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』は、共通テストの8割レベルまでの基礎固めに最適な問題集です。この1冊を使って対策を行うことで、数学が得意な人であれば満点も狙える良問がそろっています。
共通テストの数学の問題は、1A、2Bともに基本的なものが多いですが、中には選択肢をヒントにしないと解くのが難しい問題や、少しひねった問題が出題されるため注意が必要です。
『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』では、そうした共通テスト特有の問題にしっかり対応できるよう、共通テストで頻出の問題を学ぶことができます。
共通テストでは、限られた時間で大量の問題を解かなくてはならないため、解き方が分からない問題や計算でつまずいてしまうと時間切れになる危険性が高いです。そうならないよう、今回ご紹介する『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』で共通テストの頻出パターンを身に付けていってください。
共通テスト5割レベルと8割レベル、そして満点を目指すための問題に分かれているため、実力に合わせて学習可能
『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』を使って勉強を進めるメリットとして、解説が分かりやすいことのほかに問題がレベル別に分かれていることが挙げられます。
数学ⅠAの教材では、含まれる単元を76のテーマに分けて、共通テスト5割を目指すための基本問題を「STAGE1」、8割を目指すための問題を「STAGE2」として掲載しているのが特徴です。
さらに、満点を狙っていきたい人のための応用問題は「総合演習問題」という形で収録されています。例題が120題あり、解き方が身についているかどうかをチェックできる類題も同数の120題、合計240題が学習可能です。
数学ⅡBの方の教材では、確率分布と統計的な推測、証明問題を除く68テーマについて、数学ⅠAと同様の難易度別の問題構成になっています。例題と類題は合計212題が収録されていて、共通テスト本番まであまり時間がない人でも全体を通して学習が可能です。
さらに、『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』では各問題を解くのにかかる目安の時間も書かれているため、問題を解くスピードが適切かどうかもチェックできます。
共通テストまで時間が残されていない人は『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』と『共通テスト実戦問題集』の併用がおすすめ
高三の夏休み明けから勉強を始める人や、入試直前まで共通テスト対策に着手できなかった人など、本番まであまり時間が残されていない場合には『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』に加えて『共通テスト実戦問題集』を単元ごとにマスターしていくのがおすすめです。
具体的な方法としては、まず数学の各単元で扱われる基本的な考え方や公式、定理を覚えます。その次に、『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』を使って、1つの単元で出題される一通りの問題パターンをマスターしてください。
その後、次の単元に進む前に『共通テスト実戦問題集』の該当の単元の問題を解いて、実際の共通テスト過去問を解けるかどうかを確認しましょう。このサイクルを一通り完了すると、その単元については共通テストで点が取れるようになります。
1つの単元が終わったら、次の単元に進んで『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』で基礎問題の習得、『共通テスト実戦問題集』で点を取れるかどうかのチェックという形で繰り返してください。
共通テスト本番までの限られた時間でできるだけ点が取れる問題を増やす場合には、この方法が効率的です。
基本事項を理解できていない場合は教科書ややさしい講義系参考書を復習することが大切
数学の各単元の内容について、基本的な公式や定理を覚えていない場合には、いきなり『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』に取り組んでも問題が解けない可能性が高いです。
理解すべき定理や必要な知識が頭に入っていない段階で『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』の問題を解いても身につくものが少ないため、その場合には先に教科書ややさしい講義系の参考書を使って基本事項をマスターすることから始めてください。
講義系の参考書としては、『初めから始める数学シリーズ』などがおすすめです。各単元の基本的な公式を覚えた後、『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』のSTAGE1に載っている問題から順番に解けるようにしていきましょう。
なお、共通テストの数学で5割程度の点数が取れれば十分という人の場合は、STAGE1の問題だけを仕上げて次の単元に進んでいくのが効率的です。自分の現在の実力や本番までに残されている時間、目指している数学の点数に合わせて、必要な問題だけを解いていきましょう。
まとめ
今回は、共通テストの数学の点数を効率よくアップできる『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』についてご紹介しました。この教材は、共通テストで5割、8割を目指すための基本問題と、満点を目指すための応用問題がコンパクトにまとまった良書です。
共通テストの数学対策にあまり時間をかけられない人でも、残された時間を最大限活用することができます。解説が分かりやすいことや、各問題に掛けられる所要時間の目安も明記されていることなども、他の共通テスト対策問題集にない特長です。
今回ご紹介した情報を参考に、『短期攻略 共通テスト 数学[基礎編] シリーズ』を使って共通テストの数学対策を効率よく進めていただければ幸いです。