『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』は、数学II+Bの全範囲を網羅し、教科書レベルから旧帝大・早慶上智などの難関大入試まで対応した参考書です。

例題ごとに指針と解法の道筋が丁寧に解説されており、ただ解くのではなく「なぜそう解くのか」という思考の過程を理解できる構成になっています。

本記事では、本書の特徴や使い方、レベル、いつから使うべきか、注意点について解説していきます。

具体的なおすすめポイント

• 例題の指針で思考の流れを学ぶことができる
• 教科書レベルから難関大入試レベルまで対応
• 736本の無料解説動画付き

注意点

• 網羅型ゆえに全範囲を終えるには時間を要する
• 難易度の幅が広いため目的を決めて使う必要がある
• 問題演習量が多いため、定着させるには復習が必須である

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』は独学受験生に最適

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』は独学で学ぶ受験生にとって強力な味方になる、おすすめの1冊です。

教科書に準拠した内容から旧帝大や早慶上智レベルの入試問題まで幅広く対応しており、基礎力から応用力までを段階的に身につけることができます。

特に例題ごとに掲載された指針では、問題の解法方針を立てる手順が明確に示されており、単なる暗記型学習では得られない深い数学的思考力を育むことができます。

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』はどんな人におすすめ？

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』は独学で数学を進めたいものの、どこから手をつけて良いかわからない人におすすめです。

例題には全て無料の解説動画が付属しており、基本問題から段階的に理解を進めることができます。

さらに使い方を工夫することで、共通テストから旧帝大・早慶上智レベルまでを1冊でカバーしたい受験生にも最適といえます。

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』のレベル

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』は日常の学習から難関大学入試までを完全にカバーした網羅型参考書です。

基本問題から始まり、章末に進むにつれて段階的にレベルが上がるため、共通テストレベルの基礎固めから旧帝大や早慶上智の難問にも対応しています。

どの学力層レベルの受験生にも使いやすい構成であり、また巻末の総合演習第1部では思考力を問う良問が並び、論理的に考える力を鍛えることができます。

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』はいつから使えばいい？

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』は高校2年生の秋頃から受験直前期まで長期的に活用できる参考書です。

特に数学II+Bの学習を終える直前時期から使い始めることで、基礎の定着と応用力の強化をスムーズに行うことができます。

青チャート特有の解法パターン型の構成により、復習や苦手分野の再確認にも最適です。

受験直前期には総合演習を通して実践力を高め、模試・過去問演習に繋げるとより効果を発揮します。

使用開始時期が遅れても大丈夫

高2の秋頃からの使用ができなかった場合にも、本書では有効な使い方が可能になるので心配する必要はありません。

本書はいつから使用開始したかによって使用する目的も変わるため、その目的に合わせた使い方をすることができます。

詳しくは次章以降で解説していますので、参考にしてください。

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』の特徴

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』の最大の特徴は、「指針」「コラム」「動画」「豊富な問題量」の4本の柱にあるといえます。

それぞれの要素が連動しており、解法方針の把握、知識の理解に加え、思考力・実戦力までを一貫して鍛えていくことができます。

使い方を理解し、取り組むことによって確実にレベルアップを目指すことが可能です。

「指針」とは？考える力を養う道標

例題ごとの指針では、問題の解法方針を立てるプロセスについて丁寧に説明がなされています。

単なる暗記解法ではなく、「なぜその式を立てるのか」など、逆算的に解法する思考法について学んでいくことができます。

「コラム」での横断的な学習

新たに追加されたコラムでの振り返り学習では、複数の例題に関する内容を関連づけて学ぶことができる内容となっています。

学習内容を断片的に理解するのではなく、横断的かつ体系的に学ぶことができるため、1つの問題につき、複数のアプローチ方法を考えられるようになります。

「動画」によりいつでも復習可能

全736本の例題解説動画が無料で視聴可能なことは大きな特徴といえます。

講師による板書型の説明となっており、例題の解法を読んでも理解が不十分な場合には動画を視聴することでスムーズな理解に繋がります。

スマートフォンでQRコードを読み取るだけでアクセスできるという使い方のシンプルさも魅力的な点です。

「豊富な問題量」によるアウトプット

3種類の例題、練習問題、EXERCISES、さらに巻末に総合演習問題が2部制で構成されており、幅広い難易度の問題量が用意されています。

いつから本書に取り組み始めるかといった開始時期や、使用する目的に合わせたアウトプットの方法が可能です。

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』の使い方

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』の使い方の基本は、「例題（動画解説）→練習→振り返り→演習」のサイクル学習です。

例題で考え方を掴み、練習問題で定着させ、振り返りページで体系的に確認した後にEXRECISESや総合演習問題でアウトプットを行うことで、知識と応用力をバランスよく鍛えられます。

例題の解説で理解不十分であった箇所は、動画解説を確認してから改めて例題を解き、練習問題に取り組むことから始めると良いでしょう。

時間のない時の有効な使い方

受験勉強を進めていく際に時間が限られている場合には、本書の巻頭にもある「基本定着」「精選速習」「実力練成」の3コースから選んで行うこともおすすめします。

基本事項を確認したいのか、入試の基礎レベルを短期間で身につけたいのか、入試に向けていつから実力を高めたいのかなど、目的に合わせて取り組むと良いでしょう。

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』の注意点

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』は非常に充実した内容を誇りますが、網羅型参考書であるため、全範囲を終えるには時間がかかります。

そのため、使用前に「志望校レベルに必要な章」や「苦手単元」を明確にして取り組む必要があります。

さらに、問題量が多い分、解答を読むだけで終わってしまう人も少なからずいることも事実です。

指針や解説を活かしながら実際に手を動かして解くことで、確実なレベルアップを目指すことができるため、目的意識を持って取り組むことが重要です。

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』｜まとめ

『新課程　チャート式　基礎からの数学II+B』は教科書レベルから旧帝大入試レベルまで対応する万能型の参考書です。

豊富な例題と詳しい指針、さらに736本もの無料動画解説により、自学自習で理解を深められる点が魅力的な部分となっています。

体系的な構成で知識を整理しながら、考える力を鍛え、数学の科目を得点源へと導いてくれる最高の1冊です。

ぜひ、本書の活用によって志望校合格を目指してください。