【基礎・入門レベル】に使用されています。
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』は、基礎を確認しながらも本格的な応用問題へとつなげることができる参考書です。
単なる暗記ではなく、数学Ⅲ・Cの学習において大切な「なぜその解法になるのか」を理解することに重点を置き、段階的に学習できるようになっています。
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』は、どんな人におすすめなのか、レベルはどのくらいなのか、またどのように使えばよいかについて紹介していきます。
| 教材名 | やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版 |
|---|---|
| ジャンル | 参考書 |
| 出版社 | Gakken |
| 出版日 | 2023年12月7日 |
| 必要時間目安 | 2か月 |
| 目指す大学群レベル | GMARCH・関関同立・成成明大・四工大 |
| 分量 | 968頁 |
具体的なおすすめポイント
- 基礎から応用まで学習できる
- 図解が分かりやすい
- 演習問題も豊富に収録されている
注意点
- 最難関大学の対策には向いていない
- ある程度数学Ⅲ・Cを学習していることが必要
難関大学入試に対応する数学力を養う│やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』は、複素数平面や微積分、ベクトル方程式、数列、極限など、数学Ⅲ・Cで避けて通れない分野を基礎から分かりやすく解説した参考書です。
基礎の確認から始まり、応用問題の考え方や典型的な解法パターンを身につけ段階的に身につけられる構成になっています。
この一冊を丁寧に仕上げることで、数学Ⅲ・Cの学習を得点源に変えられ、国公立大学二次試験や私立理系大学の記述式問題にもしっかり対応できる実力がつきます。
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』はどんな人におすすめ?
この参考書は、数学Ⅲ・Cの授業を一通り学んだものの、理解があやふやで模試など実践になると得点が伸びない人に特におすすめです。
「計算練習はこなしているのに、融合問題になると対応できない」「授業内容が断片的でつながらない」という受験生にとって、本書の体系的な解説は大きな助けになります。
難関大学を志望する人にとっては、基礎固めから二次試験対策まで幅広く活用でき、地方国公立から中堅私大志望者にとっては合格点を安定して確保できる実力を身につけることができる一冊となります。
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』のレベル
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』のレベルは、高校数学の中でも難易度が高い数学Ⅲ・Cを、基礎的な内容から国公立大学二次試験レベルまで扱っています。
教科書レベルの基本例題から始まり、段階的に入試頻出の応用問題へと進む構成です。
この参考書を仕上げれば、地方国公立大学の数学Ⅲ・C対策はもちろん、GMARCH・関関同立の入試問題に対応できる土台が完成します。
ただし、旧帝大や東工大といった難関大学の記述問題を解き切るためには、本書のあとにさらに高度な演習書(例えば『新数学演習』や『大学への数学』シリーズ)を組み合わせる必要があります。
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』はいつから使えばいい?
本書を使い始めるタイミングとして最も理想的なのは、数学Ⅲ・Cの学習がある程度進んだ高校3年生の春あたりです。
この時期に取り組めば、夏以降に本格的な演習問題集へ進むための基盤を効率的に築けます。
高校2年生の冬から取り組むのも効果的で、余裕を持って基礎からじっくりと学びたい受験生にはおすすめです。
もちろんそのためには、数学Ⅲ・Cの基礎事項をある程度理解していることが前提となります。
また、高校3年の夏以降でも「数学Ⅲ・Cの基礎が固まっていない」と感じる場合は、あえてこの本に立ち返ることも有効です。
いつから始めても「理解を整理する参考書」として活用できる参考書です。
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』の特徴
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』は、他の数学参考書にはない独自の工夫と配慮が詰まった構成になっています。
基礎を押さえつつ、難関大学合格に必要な応用力や論理力を養えるのが大きな特徴です。
論理的にわかりやすい解説
文章が簡潔でわかりやすく、難しい概念も見やすい図を用いて解説されています。
抽象的な数式も「なぜそうなるのか」を視覚的に示す工夫がされており、数学Ⅲ・Cに苦手意識を持つ人でも無理なく理解を深めることができます。
段階的に力を伸ばす例題構成
各章は教科書レベルの基本例題から始まり、次第に入試レベルへと段階的に進みます。
「基礎」→「標準」→「応用」とステップアップできるため、難解なイメージのある数学Ⅲ・Cを挫折することなく学習をすすめられます。
入試を意識した応用問題
典型的な入試問題や融合問題も豊富に収録されており、国公立大学二次試験や私大入試に直結した内容となっています。
そのため本書を進めていくことで、いつからか実戦力を身につけることができます。
図解や補足で理解を助ける工夫
複素数平面やベクトル、微積分など、抽象的で理解が難しい分野については、図や補足説明が豊富に盛り込まれています。
これにより、抽象概念を具体的にイメージしやすくなります。
自習でも取り組みやすい構成
解説が丁寧で、教師の解説がなくても理解できるような内容になっています。
予習など独学で数学Ⅲ・Cを学習したい受験生にも最適な参考書です。
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』の使い方
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』は、ただ読み進めるだけではなく、計画的な使い方をすることで最大限の効果を発揮します。
自分のレベルや受験校の要求に合わせて効果的な使い方がいくつかあります。
例題を解きながら解説を読み込む
本書は例題と解説がセットで構成されているため、数学Ⅲ・Cを苦手とする人は、解説を見ながら解いていくと効率よくすすめられます。
つまずいた問題は後日再度反復することにより、知識を定着させることができます。
ある程度数学Ⅲ・Cを理解している人は、例題をまず自分の力で解いてみてから解説を精読する使い方が効果的です。
その場合、正解していても必ず解説を確認し、なぜその解法を選んだのかを理解するようにすればさらに応用力をつけることができます。
演習問題を繰り返し解いて知識を安定させる
本書には演習問題が豊富に用意されているので、例題で学んだ内容をくり返し演習する使い方で知識や解法を確実に身につけることができます。
同じ問題を何度も解くことにより安定した実践力がいつからか定着します。
解法パターンの習得を意識した使い方をする
数学Ⅲ・Cでは、微分・積分や複素数平面など図形的に考察しなければならない箇所が多々あり、ある程度慣れないと対応ができません。
本書はそれぞれの問題の特徴に対応した解法パターンをまとめています。
各解法パターンを身につけておけば、実際の試験の際にスムーズに解くことができるようになります。
ノートにまとめて知識を整理する
公式や典型的な解法を自分でノートにまとめる使い方をすれば、頭の中で知識が整理されます。
自分の言葉で説明できるレベルまで整理することが、二次試験の記述対策にもつながります。
制限時間を設けて演習する
応用問題を解く際は、入試本番を想定して制限時間を設定すると実戦力を養うことができます。
時間配分の意識が試験本番での総合点の向上に直結するため重要な学習方法です。
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』の注意点
この参考書はあくまで「基礎から応用への橋渡し」を目的としているため、最難関大学の高度な記述問題を完全にカバーするものではありません。
旧帝大や東工大、京大、医学部などを志望する場合は、本書を終えた後にさらにレベルの高い参考書や問題集に取り組む必要があります。
また、数学Ⅲ・Cの学習を終えていない状態で取り組むと、解説が理解できず消化不良になることがあります。
必ず学校の教科書や基礎問題集で基本事項を確認したうえで取り組むのが望ましいです。
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』|まとめ
『やさしい高校数学(数学Ⅲ・C)改訂版』は、基礎から応用までを体系的に学べる参考書であり、数学Ⅲ・Cに取り組むすべての受験生に役立つ一冊です。
分かりやすい解説と見やすい図で数学Ⅲ・Cを苦手とする人でも、無理なくすすめることができます。
公式や解法の丸暗記ではなく、解法のプロセスを学ぶことに重点を置いた内容となっています。
丁寧な解説、段階的な構成、入試を意識した問題設定など、本書の魅力を最大限活かすことで、いつからか数学Ⅲ・Cを得点源に変えることが可能になります。
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参考書ルートは武田塾が考案の自学自習のルート!
志望校合格に必要な参考書と学習の順番が一目でわかるため、自学自習におすすめです。






