
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』は、数学Ⅰ・Aの問題を自分で解く発想力をつけるための参考書です。
piece(基礎)、how(考え方)、why(理由)の三段階の解説で、思考力を養うことができるようになっています。
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』は、どんな人におすすめなのか、レベルはどうなのか、いつから始めるべきなのか、またその効果的な使い方をご紹介していきます。
教材名 | 大学入学共通テスト スパート模試 英語リーディング ~ 得点力がアップする「型」で短期攻略 |
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ジャンル | 参考書 |
出版社 | Gakken |
出版日 | 2023年8月9日 |
必要時間目安 | 2カ月 |
目指す大学群レベル | GMARCH・関関同立・成成明学・四工大・日東駒専・産近甲龍・女子大 |
分量 | 264頁 |
具体的なおすすめポイント
- 数学の問題を解く発想力が身につく
- 基礎から入試問題まで学習できる
注意点
- 旧帝国大学や難関私立大学の入試には、対応していない
- 問題数は多くない
問題を解く発想力が身につく│入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』は、「土台となる基礎」、「基本的な考え方・定石」、「考え方を用いる理由」の三段階の思考で「公式や解法の暗記」ではなく、論理的に解くことの楽しさを学べる参考書です。
本書に取り組むことで、数学が好きになり、さらに得意にすることができます。
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』はどんな人におすすめ?
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』は、数学を苦手とする人におすすめの参考書です。
基礎中の基礎から丁寧に解説しているので、「数学がどうしても苦手だ」といった人でもつまずくことなく、理解することができます。
本書は、単なる解法の暗記ではなく、自分で考えて問題を解くために必要な「思考の定石と手順」を学ぶことが可能です。
そのため、それほど苦手というわけではないが、「時間をかけて勉強しても得点が伸びない」という人にもおすすめできます。
また、実践問題では、大学入試の過去問から良問を厳選して、収録しているので、「実践力をつけたい」といった人にもおすすめの一冊です。
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』のレベル
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』は、教科書レベルの問題から標準的な大学入試レベルの問題まで、幅広く掲載しています。
基本事項においては、「数学がどうしても苦手」であったり、「いつから数学Ⅰ・Aの学習を始めよう?」といった人でも理解できるように分かりやすくまとめています。
実践問題では標準的なレベルの大学入試問題を扱っているため、基本事項を網羅したうえで取り組んでいけば、入試レベルの問題を解く力を身につけることができます。
共通テストのレベルまでは本書で対応できますが、旧帝国大学や難関私立大学を志望している人は、さらに難易度の高い他の参考書や問題集の併用がおすすめです。
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』はいつから使えばいい?
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』は、 数学Ⅰ・Aの学習に入るタイミングで使い始めれば、数学Ⅰ・Aを得意教科とすることが可能です。
本書は、難しい言葉や表現を避けて解説しているので「数学Ⅰ・Aは苦手だな」と感じてから使い始めても、いつからでも無理なく進めることができます。
また、受験勉強に取り掛かる高校3年生の春あたりで本書に取り組み始めるようにすれば、大学入試の時期までには、十分な力をつけることができます。
いつから使い始めても効果的に使用することができますが、数学Ⅰ・Aは、高校数学の土台となるため、できるだけ早期に取り組むことがおすすめです。
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』の特徴
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』の大きな特徴は、「土台となる基礎」、「基本的な考え方・定石」、「考え方を用いる理由」の三段階で数学を解くプロセスを学べる点です。
定石に従った手順を用いることで、自分の力で答えを導き出すための「筋道を立てて考える力(数学的思考力)」を身につけることができます。
三段階のプロセスで学ぶことができる
本書は、9章に単元を分けてまとめています。
各単元をいくつかの重要テーマに分け、それぞれのテーマをpiece(土台となる基礎)、how(考え方・定石)、why(理由)の三段階の解説で、思考力を養うことができるようになっています。
pieceでは、主に基本問題を扱い、公式などを使って基礎事項を学習することを目的としています。
how、whyは、実践問題の解説の冒頭にまとめられていて、「問題を解くための考え方」、「なぜその考え方をするのか」という数学の問題を解くための流れを身につけることができます。
GOAL(解答)からhow(考え方)、why(理由)へと戻る解説で分かりやすい
実践問題の解説では、GOAL(解答)に対して、how(考え方)、why(理由)につなげる形で、まとめています。
各問題のGOAL(解答)に対して、how(考え方)とwhy(理由)をセットで考える習慣をつけることにより、問題を解くために必要な発想力を養うことができます。
丁寧な解説で分かりやすく、疑問が残らない
pieceでは、基本的な考え方や公式とともに、いくつかの重要なチェックポイントを太文字で分かりやすくまとめているので、問題を解くための方針がひと目で分かるようになっています。
実践問題では、別解も豊富に紹介しているため、他の問題でも応用できる考え方を学ぶことができます。
また、本書の解説では、計算過程を省略することなく丁寧にまとめているので、数学に苦手意識を持つ人でも、疑問を残さずに読み切ることができます。
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』の使い方
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』は、入試レベルの問題に対応できる発想力を養うことを目的とした参考書です。
本書で解法の着想や考え方を学ぶことで、数学の問題を自分の力で解き進める力を身につけられます。
本書をより効果的に利用するためにいくつかの使い方があります。
自分のレベルや状況に合わせて問題を選ぶ
本書は、基本事項をまとめたpieceと入試問題を扱った実践問題に分けられているので、使用する人のレベルや目標に応じた使い方ができます。
基本から学びたい人は、pieceの問題を何度も反復演習して基礎力をつけたり、また入試に直結した勉強をしたい人は、実践問題だけを選択して応用力をつけるような使い方が可能です。
数学Ⅰ・Aの学習はひと通り終了したが、もう一度初めからやり直したいという場合は、pieceの問題から順に進めていくと確実な実力をつける使い方がおすすめです。
学校の予習、復習や定期テスト対策として使用する
この参考書は、基本問題は教科書レベルの問題を中心に扱っているので、学校の学習進度に合わせて、予習、復習用の教材とした使い方ができます。
問題数は多くありませんが、詳細にテーマを分け、代表的な問題を収録しているため、学校の定期テスト対策としても十分に活用することが可能です。
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』の注意点
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』は、非常に丁寧な解説でまとめられた参考書ですが、使い方にいくつかの注意点があります。
本書は大学入試で要求される内容は網羅していますが、旧帝国大学や難関私立大学の入試では、さらに高度な知識や考え方が必要です。
そのような難関大学を志望している場合や、演習量を多く確保したい場合は、難易度の高い他の参考書や問題数の多い問題集を併用するようにしましょう。
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』|まとめ
『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ・A』は、問題を解くための発想力をつけることに焦点を当てた参考書です。
piece(土台となる基礎)、how(考え方・定石)、why(理由)の三段階の解説で、思考力を養うことができるようになっています。
数学Ⅰ・Aの学習を始めたばかりの人でも、入試に向けて受験対策にこれから取り掛かる人でも、効果的に使うことができます。
piece、how、whyを三位一体で学習すれば、得られた知識を体系化することができ、いつからか初見の問題でも公式や解放を的確に使って解くことができるようになるでしょう。