
【早慶・旧帝大レベル】に使用されています。
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』は、九州大学の「理系数学」と「文系数学」の過去15年分を収録し、分かりやすく解説した問題集です。
出題傾向や対策にも多くの紙面を割り当てています。
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』は、どんな人におすすめなのか、レベルはどうなのか、またその使い方を紹介していきます。
教材名 | 改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学 |
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ジャンル | 問題集 |
出版社 | KADOKAWA |
出版日 | 2024年10月7日 |
必要時間目安 | 6カ月 |
目指す大学群レベル | 東京一工・旧帝大・電農名繊・金岡千広・5S・STARS・早慶上智 |
分量 | 592頁 |
具体的なおすすめポイント
- 過去15年分の理系、文系の数学の入試問題を収録している
- 出題傾向や対策に多くの紙面を割いている
- 別解も豊富に紹介している
注意点
- 二次試験の問題を収録しているので、基礎力がついていなければ使用できない
- 網羅するために時間がかかるので、早期に取り組み始める必要がある
九大合格のための必須本│改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』は、九州大学の前期日程で出題された「数学」の入試問題を15年分を収録した問題集です。
「理系数学」と「文系数学」の両方の問題を収録しているので、九州大学合格を目指す受験生には、必須の一冊といえるでしょう。
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』はどんな人におすすめ?
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』は、九州大学を目指す人はもちろん、旧帝国大学および難関私立大学を志望している人におすすめの問題集です。
記述式の数学の解答で必要とされる「論理的に記述する技術」を、模試や入試本番で再現できるように解説しているので、「解くことはできるが、解答の記述が苦手だ」という人には特におすすめできる一冊です。
式変形が複雑な箇所では、「ふきだし」を使って補足説明しているため、いつも計算途中で行き詰って最後まで解答できずに悩んでいる人にもおすすめの問題集だといえるでしょう。
また、九州大学前期日程の15年分の過去問を収録しているので、記述式の入試問題を多くこなしておきたいといった人にもおすすめの一冊だといえます。
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』のレベル
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』は、九州大学の入試問題で構成されているため、旧帝国大学および難関私立大学の入試レベルとなっています。
本書に取り組むためには、教科書や標準的レベルの問題集は、問題なく解くことができる実力が必要です。
また、共通テストの過去問やマーク式の模試においても、7割程度は得点できるレベルの実践力も身につけてから本書に取り組むべきでしょう。
九州大学の「文系数学の問題」は、文系としては、かなり難易度の高い問題を作成しているので、難関大学を目指している人は必ず取り組んでおくべき一冊です。
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』はいつから使えばいい?
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』は、いつからでも使うことができるわけではなく、ひととおり、高校数学の学習を終えていなければ使用できません。
難関大学の入試数学を攻略する力をつけるためには、過去問を3回程度、くり返し解くという作業が必要です。
そのためには、遅くとも高校3年生の夏ごろから、本書に取り組まなければなりません。
できる限り早期のうちに、高校数学の学習を終え、この問題集に取り掛かれば、志望校合格への実力がいつからかついているでしょう。
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』の特徴
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』は、九州大学の数学入試問題を扱った問題集です。
出題傾向や問題分析などの解説も丁寧にまとめています。
理系及び文系の過去15年分の入試問題を掲載している
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』は、2010年度から2024年度まで過去15年間における、前期日程の入試問題を掲載しています。
「理系数学」、「文系数学」の両方を掲載しており、それぞれ分かりやすく解説しているので、志望している学部によらず、効果的に使うことができます。
解説が実践的かつ分かりやすい
この問題集は、受験生が試験本番で「減点されない答案」を作成できるように、論理的かつ再現性の高い解説を施しています。
計算過程や式変形が分かりにくい箇所は、補足説明を付け加えて詳しく解説しているので、疑問点を残すことなく、進めていくことができます。
出題傾向などをまとめた「資料編」のページが豊富に設けられている
本書は、出題傾向や対策を丁寧にまとめた「資料編」が、「問題・解説編」とは別枠で、約30頁ほど設けられています。
「資料編」では、各年度で出題された単元と問題の内容を、見やすいように一覧表に整理しているので一目で出題傾向の変化がわかるようになっています。
さらに各問題について、「大学側の狙いや出題意図」、「落としても構わない問題や部分点を狙うべき問題、完答を目指したい問題」など具体的なアドバイスを詳細に付け加えています。
役に立つ別解が多く紹介されている
本書は、「研究」という枠で、問題を別の視点からとらえて作られた別解を、くわしい解説と共に紹介しています。
模範解答とは、異なる視点で検討したり、別解の論理的考察を理解することで、実践力を養うことができるようになっています。
問題のレベルが4段階に分けられている
この問題集は、「易・やや易」、「標準」、「やや難」、「難」の4段階にレベル分けされています。
各自のレベルに応じて、取り組んでいけば、いつからか難易度の高い問題を解く力を身に着けることができるでしょう。
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』の使い方
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』は、九州大学の数学入試問題の攻略に特化した問題集です。
本書を効果的に使う方法が、いくつかあります。
問題のレベルに合わせて進める
この問題集は、「易・やや易」、「標準」、「やや難」、「難」の4段階にレベル分けされているので、自分の実力に合わせて取り組むようにすれば、無理なく進めることができます。
例えば、「易・やや易」の問題が解けるようになったら、「標準」、「やや難」と難易度を少しずつ上げていく使い方です。
標準的な問題を解く力が、すでについている場合は、「やや難」、「難」の問題だけを選んで、進めていく使い方も効率がよいので、おすすめできます。
まずは、過去10年分の問題を反復演習する
本書は、過去15年分の問題を掲載していますが、出題傾向は、教育課程の改正とともに少しずつ変わってきています。
問題数もかなりの量となるので、まずは、過去10年の問題を徹底的に、反復演習する使い方で、最近の出題傾向や解答の仕方がいつからか身についてきます。
特に「易・やや易」、「標準」の問題は、15分ほどで解答できるように繰り返し反復しておけば、入試本番で総合点を底上げすることができます。
過去10年分の問題を解く力が、十分についたうえで、時間的な余裕があれば、さらに15年まえの問題へと徐々に進めていく使い方をすればいいでしょう。
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』の注意点
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』は、九州大学の入試問題に特化した問題集なので、使い方にいくつかの注意点があります。
二次試験対策の問題であるため、準的な問題を解くことのできる力が十分についていなければ、本書の使用は難しいでしょう。
また、旧帝国大学、および難関私立大学の入試対策用としても、役立てることができますが、最難関とされる大学を志望している場合は、更に難易度の高い専門的な問題集を併用すればいいでしょう。
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』|まとめ
『改訂第3版 世界一わかりやすい九大の数学』は、州大学の「理系数学」と「文系数学」の両方の問題を収録した九州大学を志望している人には、必須の問題集です。
出題傾向や対策なども豊富に掲載しているため、九州大学にぴったり合わせた対策が可能です。
過去15年間の問題を、丁寧で分かりやすい解説でまとめられているので、無理なく進めることができるようになっています。
有用な別解が随所に紹介されているため、他の大学を志望している人にも、「記述数学」の攻略に大いに役立てることのできる問題集です。
本書に丁寧に取り組み、反復演習をくり返し行えば、九州大学および旧帝国大学や難関私立大学に合格する実力を身につけることが、できるでしょう。
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