
【日大レベル】に使用されています。
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』は、ベクトルを初歩から教科書の応用問題レベルまで網羅した参考書です。
教科書よりも詳しく、講義形式の解説でまとめてあるため、ベクトルに初めて触れる人でも十分理解できる内容となっています。
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』は、どんな人におすすめなのか、レベルはどうなのか、またその効果的な使い方を紹介していきます。
教材名 | [坂田アキラの理系シリーズ] 坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本 |
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ジャンル | 参考書 |
出版社 | KADOKAWA |
出版日 | 2017年4月22日 |
必要時間目安 | 1ヵ月 |
目指す大学群レベル | 関関同立・成成明学・四工大 |
分量 | 264頁 |
具体的なおすすめポイント
- 基礎から丁寧にまとめているので初心者でも分かりやすい
- 講義形式で取り組みやすい
- 計算式の省略がなく理解しやすい
注意点
- 基礎的なレベルの問題が大半なので入試対策としては使えない
- 問題数が少なめなので、演習量は確保できない
坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本│初学者でもとにかく分かる参考書
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』は、数学Cのベクトルだけに焦点を当て、数学に苦手意識をもつ人でも理解できるようにまとめられた参考書です。
28のテーマに分けられ、各テーマの内容確認および知識や公式のまとめからはじまり、選び抜かれた良問を丁寧に解説することで、無理なく力がつく構成となっています。
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』はどんな人におすすめ?
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』は、ベクトルにおいて、教科書や学校の授業がよく分からないと悩んでいる人におすすめの参考書です。
いきなり問題に取り組む流れではなく、まず導入部分で、基本公式や考え方を丁寧に整理しているため、初見でも分かりやすく、数学を苦手とする人にもおすすめできます。
教科書よりも詳細にテーマを分け、それぞれに多くの紙面を割いているので、学校での学習の予習及び復習に利用したい人にも適した一冊だといえます。
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』のレベル
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』は、ベクトルを苦手としている人を対象にして、教科書よりも初歩のレベルからまとめている参考書です。
教科書では省略されているような初心レベルの内容も、丁寧にまとめて解説しており、初歩のレベルから大学入試レベルの問題まで豊富なバリエーションの問題が使われているので、本書を終えるころには、中級レベル程度の力をつけることができます。
一方で、共通テストや国公立大学の二次試験、難関私立大学の入試対策を目的としたレベルで作られているわけではありません。
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』はいつから使えばいい?
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』は、いつから使えばいいかというと、数学Cベクトルの学習に入る高校2年生あたりのタイミングがもっとも適しているといえるでしょう。
ベクトルの知識がゼロの状態からでも理解できるようにまとめられているので、学校の授業進度に合わせて使用すれば、いつからかベクトルを得意分野とすることができます。
もちろんベクトルにつまずきを感じるようになってから、本書を利用し始めても十分に効果を得ることが可能です。
また、受験勉強を始める時期もしくは受験勉強の最中、ベクトルに苦手意識を持つようになってから使用し始めても十分間に合わせることができます。
ですが、この参考書は基本中の基本事項を中心としてまとめているため、いつからでもといわずに、早いうちに本書を終了し、次のレベルの参考書および問題集に移行する必要があります。
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』の特徴
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』は、重要単元を28のテーマに分け、数学Cベクトルの学習を始めたばかりの人でもよくわかるように講義形式で解説しています。
他の参考書や問題集でよくみられるような計算式の省略もなく、ていねいに記載しているため疑問点を残さず理解することができます。
自力で解く力をつけるための解説
本書では、まず、解くために必要な考え方や公式を、「ゼロ」からでもわかるように丁寧にまとめてあり、数学を苦手とする人でもスムーズにすすめることができるようになっています。
また、問題の解説に入る前に「ナイスな導入」という枠を設け、解くために必要な「思考の流れ」を整理しているので単なる解法の暗記ではなく解く力を養うことができます。
さらに問題の解説では、「なぜこのような解答になるのか」「なぜこの公式を使用するのか」などを詳細に捕捉しながらまとめているため他の問題にも対応できる応用力をつけることが可能となっています。
5段階のレベルに分けた問題
この参考書では、5段階のレベルに分けた良問を使用しているため、各自の状態に合わせて使用するための目安とすることができます。
「基礎の基礎」「基礎」と記された問題は、初歩の初歩から教科書の例題レベルの問題、「標準」は、学校の定期テストで出題されるレベルとなっています。
また、「ちょいムズ」は、「モロ難」は、中堅私立大学レベルから地方国公立大学の入試問題レベルから作られています。
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』の使い方
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』は、坂田先生の語り口調で、数学に苦手意識を持つ人でも軽快に読みすすめることのできる参考書ですが、いくつか効果的な使い方があります。
各自の学習状況に応じた使い方ができるので、効率の良い学習が可能となっています。
ベクトルを「ゼロ」から学習する
数学Cベクトルの学習をこれから始める、または、かなり苦手とする人は、「基礎の基礎」「基礎」の問題を解説をよく読みながら何度も繰り返し反復する使い方が効果的です。
ベクトルの問題を解く際に必要となる「なぜこの公式を使うのか」「どうしてこう解くのか」といった思考のパターンを理解することができます。
また、計算式を省略することなく詳細に記載しているため、計算の過程でつまずくことなく進めることが可能です、
「基礎の基礎」「基礎」が理解できるようになってから、「標準」の問題に取り組むといった使い方をすれば教科書レベルの内容は、解くことができるようになります。
ワンランク上の学力をつける
「標準」の問題ができるようになったり、もともと教科書レベルの内容は理解できている人は、「ちょいムズ」「モロ難」の問題を自身の力で解いてみるとよいでしょう。
難易度の高い問題というわけではありませんが、一般的な入試レベルの問題であり、良問ぞろいなので、ワンランク上の力をつけることができます。
各テーマでまとめてある公式や考え方を利用する問題なので、きちんと理解できているか、自分自身で使うことができるようになっているかを確認することが可能です。
解答部分はかなり詳細に解説を施してあるので、間違っているた点や分からなかった点を明確に理解することができます。
定期テスト対策や入試直前の確認教材としての利用
本書は、単元を細かくテーマ分けしてまとめてあるので、学校の定期テストの勉強の際、分かりにくい単元だけを学習するような使い方ができます。
また、とても見やすく構成されているので、入試直前に各公式や考え方を見直す確認教材として利用することも効果的です。
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』の注意点
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』は、使い方にいくつか注意する点があります。
本書は、数学Cべクトルを基礎の基礎から学ぶことを目的とした参考書のため、ある程度理解している人にとっては、やや物足りない部分があります。
その場合、理解不足の単元だけを学習するために利用すれば、効率よく学力を向上させることができます。
もちろん、本書を単独で難関大学入試の対策用として利用することはできないので、難易度の高い他の参考書や問題集と合わせて学習する必要があります。
また、問題数が少なく、演習用の教材としては不十分な点があるので、他の問題集などを併用すれば学習した内容を定着させることができます。
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』|まとめ
『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』は、数学の中でもベクトルという単元に焦点を当て、知識が「ゼロ」の状態からでも理解できるように作られた参考書です。
くだけた語り口調の講義形式でまとめられているので、まるで坂田先生の授業を受けているような感覚で学習を進めることができます。
問題に入る前に、基本公式や考え方を、数学が苦手な人でも分かるように丁寧に解説してあるので、スムーズに取り組むことが可能となっています。
できるだけ早い段階で本書を手に取れば、いつからかベクトルという単元をを得点源とすることができるでしょう。
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