数学Ⅲ・C入門問題精講│数学Ⅲ・Cを初歩から理解できる参考書

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数学Ⅲ・C 入門問題精講 改訂版

『数学Ⅲ・C入門問題精講』は、数学Ⅲ・Cにおいて、学校の授業や教科書の内容が難しく理解できないといった人を対象とした参考書です。

おもに解説に重点を置いて、この上なく分かりやすくまとめています。

『数学Ⅲ・C入門問題精講』は、どんな人におすすめなのか、レベルはどうなのか、またその効果的な使い方を紹介していきます。

教材名 数学Ⅲ・C入門問題精講
ジャンル 参考書
出版社 旺文社
出版日 2024年2月16日
必要時間目安 1ヵ月
目指す大学群レベル 日東駒専・産近甲龍・女子大
分量 448頁

具体的なおすすめポイント

  • 基本事項のみを扱っているので、数学Ⅲ・Cを苦手とする人に最適
  • 解説に重点を置いているため、理解しやすい
  • 問題数を抑えてあるので、短期間で完成できる
  • 厳選された良問だけを使用している

注意点

  • 演習用としては、問題数が少ない
  • 入門書であり、入試対策用ではない

数学Ⅲ・Cの基本を短期間で習得できる『数学Ⅲ・C入門問題精講』

『数学Ⅲ・C入門問題精講』は、数学Ⅲ・Cを基本中の基本から非常に丁寧に理解しやすく解説した参考書です。

「これだけは押さえておきたい」という問題だけを厳選して使用しているため、いつからでも短期間でひと通り数学Ⅲ・Cの基本事項を網羅することができるようになっています。

『数学Ⅲ・C入門問題精講』はどんな人におすすめ?

『数学Ⅲ・C入門問題精講』は、数学を苦手教科としていて、学校の授業や教科書の内容を理解することが難しいと感じている人におすすめの参考書です。

数学Ⅲ・Cを初歩の初歩から、講義形式の解説で丁寧に分かりやすくまとめてあるため、数学Ⅲ・C初心者でもスムーズに進めることができます。

教科書のレベルに徹底した内容なので、学校の授業の予習や復習のための補助教材として利用したい人にもおすすめできる一冊です。

また、数学Ⅲ・Cを理解不足のまま受験勉強を始める時期となり、いちから学習をやり直したいという人にも是非手に取るべき参考書だといえるでしょう。

『数学Ⅲ・C入門問題精講』のレベル

『数学Ⅲ・C入門問題精講』は、教科書内容の理解を補助する目的で作られた参考書であるため「基礎」というより「入門」のレベルで作られています。

掲載されている「練習問題」は、検定教科書に載っている「例題」および「練習問題」のレベルとなっています。

「応用問題」においては、検定教科書でいうと「章末問題」に当たるレベルの問題を使用しています。

したがって、地方国公立大学や中堅私立大学の入試レベルの問題は使用されていないので、入試対策用としては、同じ「精講」シリーズの基礎編や標準編を利用すればよいでしょう。

『数学Ⅲ・C入門問題精講』はいつから使えばいい?

『数学Ⅲ・C入門問題精講』は、いつから使えばいいかというと、学校で数学Ⅲ・Cの学習に入るタイミングが最も適しています。

数学Ⅲ・Cは、数学Ⅰ・Aや数学Ⅱ・Bと比べると、複雑で暗記しづらい計算公式や、理解しづらい解法などが多く難易度が高くなるため、初学の段階から丁寧に学習を進めるほうがよいからです。

本書では、学生たちがつまずきやすい箇所をコンパクトにまとめているので、数学Ⅲ・Cの内容についていくことが難しくなってきた段階で使い始めても十分にリカバリーができます。

なお、この参考書は、あくまで入門書であり、更に実践的な教材へ進む必要があるため、少しでも早い段階で使い始めることが、望ましいといえます。

『数学Ⅲ・C入門問題精講』の特徴

『数学Ⅲ・C入門問題精講』は、数学Ⅲ・Cを始めたばかりの人や、学校の授業や教科書についていくことができずに悩んでいる人たちにも分かりやすく丁寧にまとめた参考書です。

良質な問題を厳選し、解くために必要な知識や公式などを導入の部分から、詳細に整理してあります。

理解することに重点を置いた構成

本書は、例題及び練習問題よりも先に、「講義」として、基本となる考え方や公式を教科書よりも丁寧かつ簡潔にまとめてあります。

「講義」の内容を理解したうえで、例題及び練習問題に取り組むような使い方をすれば、数学Ⅲ・Cを苦手としている人でも容易に理解を進めることができるように工夫されています。

また、問題解説の後に置かれている「精講」の部分で、さらに知識を深めることができるようになっています。

問題数はコンパクトに収められている

問題数を最小限にとどめ、その分公式の整理や丁寧な解説に紙面を使っている点が、この参考書の大きな特徴だといえるでしょう。

そのため、数学Ⅲ・Cの全範囲を短期間で完成させることができ、速やかに次の段階へすすむことができます。

また、理解が足りないと感じる場合は、反復演習を繰り返し、確実に知識を定着させることが可能となるような問題量となっています。

なお、問題数は多くありませんが、厳選された良問ばかりなので効率よく学習を進めることができるようになっています。

『数学Ⅲ・C入門問題精講』の使い方

『数学Ⅲ・C入門問題精講』は、数学Ⅲ・Cの基本事項を最小限の問題数でまとめてあるので、ひとつひとつ焦らずに理解していく使い方が適しています。

入門書の域を出ていないため、次のステップとなる「数学Ⅲ・C基本問題精講」とセットで利用すれば実践的な力を養うことができるでしょう。

理解→演習の順に進める

本書は、問題に着手する前に「講義」として多ければ見開き2ページを使い、解くために必要な公式や考え方を非常に丁寧に解説しています。

まずは、「講義」の部分をしっかり理解したあとで、「練習問題」に取り組みます。

上手く解くことができるようであれば、「精講」の部分をしっかりと読み込み、得た知識を深めていきます。

さらに「応用問題」を解いてみて自身の力で解く力がついているかを確認します。

上記の手順で各問題をひとつひとつ丁寧に仕上げていく使い方をすれば、いつからか数学Ⅲ・Cの基本事項を習得することができるでしょう。

補助的な使い方をする

基本的なことをある程度理解できている人は、分からないところや理解不足な点が出てきた時に本書を使って必要な単元だけを調べるような使い方も効率的だといえます。

例えば、「精講」シリーズである「数学Ⅲ・C基本問題精講」や入試対策用の問題集などをメインとして使い、つまずいたところで本書で調べるという使い方です。

理解のあいまいな点のみを補うことができるので、非常に時間効率の良い使い方だといえるでしょう。

また、教科書レベルの問題で構成されているため、学校の定期テスト対策として、分からない所を調べるような使い方もできます。

『数学Ⅲ・C入門問題精講』の注意点

『数学Ⅲ・C入門問題精講』は、数学Ⅲ・Cの初歩の初歩となる内容を短期間に網羅することを目的としている参考書であって、入試対策用の教材ではありません。

数学Ⅲ・Cをそれほど苦手としていないのであれば、志望する大学のレベルに合わせた参考書や問題集を利用し、本書はサポート的な使い方をすればよいでしょう。

数学Ⅲ・Cを苦手としているのであれば、本書を終了したのち、標準的な入試対策用の参考書および問題集に取り組めば無理なく実践力をつけることができます。

また、問題数は少ないので演習用として使用するにはいささか難しく、演習量を求めるのであれば、教科書や他の基本問題集を併用すればいいでしょう。

『数学Ⅲ・C入門問題精講』まとめ

『数学Ⅲ・C入門問題精講』は、数学Ⅲ・Cにおいて、これから学習を始める人および苦手な人を対象に基本事項を導入部分から丁寧にまとめた参考書です。

問題の前に「基本事項と公式」を多くの紙面を使い整理しているため、「解答に至るまでの考え方や流れ」を理解し、自分で問題を解く力を養うことができるようになっています。

さらに「精講」の部分で知識を深めて、基本から応用への橋渡しができるように工夫されています。

また、最小限の問題数で作られているので、いつからでも短期間で数学Ⅲ・Cの学習に必要な基本知識を網羅することができます。

数学Ⅲ・Cを苦手としている人も、本書を手に取れば、早い段階で次のステップへと進むことができるでしょう。

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