![数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]](https://逆転合格.com/wp-content/uploads/2024/08/suu2Bnyumon-202408_30.jpg)
【日大レベル】に使用されています。
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』は、高校数学の基礎をしっかり固めたい方にうってつけの一冊です。
2022年の新学習指導要領に対応した本書は、大学受験に向けた最初のステップとしても最適な問題集と言えるでしょう。
各章の冒頭に「講義」形式で公式や考え方が丁寧に解説されており、いきなり問題を解くのではなく、数学の基礎から理解を深めていけます。
この記事では、『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』のおすすめポイントや使い方、注意点、さらにはいつから使い始めると効果的なのかについて詳しく解説しています。
教材名 | 数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版] |
---|---|
ジャンル | 問題集 |
出版社 | 旺文社 |
出版日 | 2023年07月14日 |
必要時間目安 | 20時間 |
目指す大学群レベル | 5S・STARS・成成明学・四工大・日東駒専・産近甲龍・女子大 |
分量 | 392頁 |
具体的なおすすめポイント
- 数学Ⅱ・Bの基礎を固めることができる
- 良問の精選と充実した例題解説
- 新学習指導要領に対応している
注意点
- 問題量が少ない
- 数Ⅰ・Aの範囲は未対応
- 上級者には物足りない
数学Ⅱ・Bの基礎を固められる『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』
高校数学の基礎を着実に固めたいと考えている方には、『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』が強い味方となるでしょう。
特徴的なのは、各章の冒頭に「講義」形式の解説がある点で、公式や考え方を単に暗記するのではなく、理解を深めながら学ぶスタイルがとられています。
これにより、数学が苦手な生徒でも抵抗感なく学習を進めやすく、応用力をつける準備としても最適です。
さらに、良問が厳選されているため、練習問題を通して確実な基礎力を養うことができるでしょう。
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』はどんな人におすすめ?
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』は、数学に苦手意識がある人や、大学受験に向けて基礎からしっかり理解を積み上げたい人に特におすすめです。
高校数学の内容を網羅しつつも、計算手順や思考プロセスまで丁寧に解説されており、学習の導入として最適です。
また、各例題に注意点や解答のポイントが補足されているため、初めての問題でもスムーズに解答にたどり着けます。
そのため、数学の力を基礎から鍛えたい方に、この参考書は大きな助けとなること間違いありません。
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』のレベル
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』は、数学Ⅱ・Bの基礎を学びたい方を対象としたレベルに設定されています。
問題のレベルは教科書の内容に沿っており、高校で初めて数学Ⅱ・Bを学ぶ人や、基礎を見直したいと考える方にもわかりやすい構成です。
問題自体は中級レベルの難易度に留まりますが、解説は非常に丁寧で、公式や考え方を深く理解できる工夫がされています。
このため、基礎から学び直したい方にも適しており、応用問題へのレベルアップに向けた準備としても有用です。
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』はいつから使えばいい?
それでは、本書はいつから使い始めれば良いのでしょうか。
ずばり、『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』は、数学Ⅱ・Bの学習を始めた直後から使い始めると効果的です。
この本は基本から丁寧に解説されているため、初めて数学Ⅱ・Bの内容を学ぶ人でも無理なく取り組めます。
より詳細に、高校2年生が数学Ⅱ・Bに進むタイミングでいつから始めるべきかを考えると、学年初めに手に取るのがベストです。
また、受験対策を早めにスタートしたい場合も、復習の一環としていつから使い始めても良いです。
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』の特徴
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』は、数学Ⅱ・Bの基礎から応用まで幅広く対応し、大学受験への準備に役立つ内容で構成されています。
この参考書は「講義」形式で各単元の考え方や公式を丁寧に解説している点が特徴で、単に公式を覚えるだけでなく、根本的な理解を促進する内容が盛り込まれています。
以下で、この問題集の特徴を深堀していきましょう。
良問の精選と充実した例題解説
本書のもう一つの大きな特徴は、各単元の良問を精選し、それぞれの例題に詳細な解説が掲載されていることです。
例題は、教科書レベルの基礎から、大学入試での頻出問題に至るまで厳選されており、解答に至る過程を一つひとつ丁寧に追うことができます。
特に「精講」や「コメント」欄には、重要な考え方や解答のポイントが補足され、問題の根本的な理解を助けます。
解説を通して一歩ずつ理解を深めることで、学習者は次のステップでより難易度の高い問題に挑戦する準備が整えられるでしょう。
新学習指導要領に対応している
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』は、2022年からの新学習指導要領に対応しているため、最新の教育方針に基づいた内容が盛り込まれています。
これにより、高校生が習うべき範囲を網羅した構成で、安心して基礎力を固めることができます。
また、学習指導要領に沿った例題や問題が含まれており、実際の授業や試験内容に即した学習が可能です。
この対応により、受験勉強の早い段階から利用できるうえに、指導要領変更に伴う不安なく学習を進めることができます。
そのため、新カリキュラムに基づく学びを必要とするすべての高校生にとって、有効な教材となるでしょう。
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』の使い方
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』を効果的に使うためには、段階的な学習が重要です。
この参考書は「講義」パートから始まり、例題で解き方を確認し、最後に復習と応用問題を解くという三段階の使い方が推奨されています。
それでは、各ステップの具体的な使い方について詳しく見ていきます。
①基礎知識の確認と「講義」パートの理解
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』を使う際は、まず「講義」パートをしっかりと読み込むことが最初のステップです。
公式や考え方がわかりやすく解説されているこのパートは、基礎知識の確認に非常に役立ちます。
解き方だけでなく、なぜその解法が成り立つのかを理解することが大切です。
また、章ごとに分かれているため、特に自分が苦手とする分野を集中して復習することができ、効率的な使い方ができます。
この「講義」パートで基礎を固めることで、次の例題にスムーズに取り組めるでしょう。
②例題を解いて解き方を覚える
「講義」パートで基礎を理解したら、次に例題に挑戦して解き方を身に付けます。例題は、理解した内容を実際に応用する場として理想的です。
この参考書では、例題の解答に「精講」や「コメント」が付いており、問題の解き方だけでなく、解答の指針や注意点も詳しく解説されています。
例題を解く際は、解き方をただ覚えるだけでなく、実際に手を動かして計算することで、解答プロセスを体で覚えることが大切です。
このようにして、基礎知識を活かした解法を身に付けていきましょう。
③復習と応用練習
例題で学んだ解き方を定着させるためには、復習と応用練習が欠かせません。
例題を解き終えたら、もう一度解き直しを行い、理解度を確認する使い方が効果的です。
また、演習量を増やしたい場合は、他の問題集と組み合わせて応用力を養うのも良い方法です。
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』は基礎力を固めるための問題が多く、応用問題が少なめなので、別の応用問題集と併用することでさらに実力を伸ばせるでしょう。
このステップを通じて、学んだ内容が確実に自分のものになるように復習を重ねていきます。
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』の注意点
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』は、基礎から学びたい方におすすめですが、いくつか留意すべきポイントもあります。
特に、問題数や難易度、他の分野との連携について考慮しながら使うことで、学習効果を最大限に引き出せます。
以下、使用時の注意点について具体的に説明します。
問題量が少ない
この参考書は、例題の問題数がやや少ないため、演習量を増やして実力を定着させたい場合には物足りなさを感じることがあります。
基礎固めには良いものの、さらに実践力を磨くには別の問題集を併用するのがおすすめです。
特に、解法を覚える段階では十分ですが、演習を重ねて知識を強固にしたい際には問題数が足りないと感じることもあるでしょう。
多くの問題に触れることで理解が深まるタイプの学習者には、他の問題集で補うと効果的です。
数Ⅰ・Aの範囲は未対応
本書は数学Ⅱ・Bに特化しており、数学Ⅰ・Aの範囲には対応していません。
したがって、数学Ⅰ・Aの基礎や知識が曖昧な場合は、別途Ⅰ・Aの参考書を使って学習する必要があります。
例えば、整数問題や図形の性質などの基礎範囲をカバーするために、別のⅠ・A用教材を併用することが推奨されます。
受験生や体系的に学びたい人は、Ⅰ・AからⅡ・Bへと順を追って学習することで、数学の全体像が理解しやすくなり、Ⅱ・Bの内容もスムーズに理解できるようになるでしょう。
上級者には物足りない
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』は基礎を徹底して固めたい人向けの内容が多く、上級者や難関大志望者には簡単に感じる可能性があります。
二次試験レベルの複雑な問題や応用問題は少なく、解法もシンプルにまとめられているため、ある程度の実力がある生徒には深みが足りないことがあるでしょう。
上級者は本書を復習用として使うか、さらなる応用問題集と組み合わせて利用するのがおすすめです。
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』|まとめ
ここまで、『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』の特徴や使い方、いつから使うべきかなどについて解説してきました。
『数学Ⅱ・B 入門問題精講[改訂版]』は、高校数学の基礎固めを目指す方にとって、使いやすく効果的な問題集です。
新学習指導要領にも対応しているため、最新の学習内容に沿って効率的に理解を深められます。
ただし、問題量が少なめな点や数学Ⅰ・Aが含まれていない点、上級者には物足りない場合があるため、他の問題集と併用すると良いでしょう。
全体を通して、基礎力強化と着実なステップアップを求める学習者にとって頼れる一冊です。
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