
科目 | 数学 |
出版社 | 駿台文庫 |
目的 | 数Ⅲ問題演習 |
対象者 | 理系の受験生 |
難易度 | 地方国公立、日大難問・MARCHレベル |
分量 | 195ページ |
使用期間 | 入試直前期 |
ジャンル | 数学問題集 |
・具体的なオススメポイント
記述や証明問題を含めてコンパクトな分量で数Ⅲの演習ができる
・注意点
記述問題は自分の答案と解答解説をしっかり見比べて見直しすること
証明や記述対策もできる!地方国公立レベルの問題が掲載された問題集『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』
今回ご紹介する『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』は、地方国公立の入試問題で出題される数学の問題がコンパクトに演習できる問題集です。
私立の問題と比べて、国公立の入試問題では考え方やグラフを記述して答えるタイプの問題が多く出題されます。記述形式の問題は、制限時間内に答案をまとめる練習をしておかないと本番で実力を発揮できません。
その点、『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』では難しすぎないちょうど良いレベルの記述形式問題が掲載されているので、過去問演習前の練習として最適です。
また、タイトルには「国公立」と書いてありますが、私立大学を志望している人でもこの教材を活用することができます。今回はそんな『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』について、詳しい内容や学習のポイントについてまとめました。数学の入試対策を仕上げたい人は是非参考にしてください。
微分積分をはじめ、数Ⅲで繰り返し解いておきたい重要問題がコンパクトにまとまっている
数Ⅲで出題される分野にはいくつかの単元がありますが、その中でも特に出題されやすいのが微分積分の問題です。
『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』では、国公立の入試で出題される標準レベルの微分積分の問題が掲載されているため、繰り返し練習することで問題に慣れていくことができます。
数Ⅲの微分積分の問題は、単に計算処理をするだけでなく、グラフを書いたりしながら解く必要があるものが多いです。また、解き方のプロセスを頭で理解していても、途中の計算量が多いことから、計算ミスをしてしまったりする分野でもあります。
そのため、数Ⅲの微分積分で登場する考え方や計算方法に日頃から慣れていくことが重要です。教科書レベルの問題が解けるようになったら、『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』に載っている入試標準レベルの微分積分の問題にチャレンジして、この分野の問題を解く力をアップしていってください。
なお、記述形式やグラフを書かせるタイプの問題は、自分が書いた答案と解答解説に載っている答案をしっかりと見比べて採点するようにしましょう。
また間違ってしまった部分については、間違ってしまった理由や、今後同様の問題を解くときの注意点を整理しておくようにしてください。
国公立志望者だけでなく、日大やMARCHレベルの演習用としてもおすすめ
『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』は国公立の受験生だけでなく、私立大学を志望している人にも役立つ教材です。レベルとしては、日大の入試で出題される難しい問題から、MARCHレベルの問題までに対応しています。
特に、教科書などの基本的な問題を一通り解いてしまって、解き方や答えを覚えてしまったという人が、入試レベルの問題を解くことで知識が身に付いているかどうかチェックするために有効です。似たようなパターンで出題されれば解けるのに、少し出題方法が変わると解けなくなってしまう場合、その単元に関する理解が浅い可能性があります。
基本的な解法を一通り身につけ終わったら、『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』に掲載されている問題にチャレンジして解けるかどうかチェックしてみましょう。この教材に掲載されている問題が解ければ、数Ⅲに関する標準的な問題をきちんと解く実力が身についていると考えられます。
インプット用の教材だけでは答えを覚えてしまい困っているという人は、ぜひ『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』でアウトプット形式の練習に取り組んでみてください。
赤本などの過去問よりも解説が詳しく取り組みやすいのがポイント
基本的な問題集を解いてから過去問に移っていく際、赤本などの実際の大学入試過去問集に取り組むと解説が少なくて今ひとつ理解できない場合があります。
赤本などの入試過去問集はできるだけ昔の問題までさかのぼってたくさんの過去問を掲載することを目的としているため、解答解説の詳しさや分量はどうしてもおろそかになりがちです。
その点、『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』では実際の国公立の標準的な入試問題を例にしながら、一つ一つの問題の解き方も詳しく解説されているので、取り組みやすくなっています。
この教材で解説されている解き方を参考にしながら、入試レベルの実践的な問題に取り組む実力を身につけていきましょう。
まとめ
今回は、入試レベルの問題がコンパクトにまとまっている問題集『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』についてご紹介しました。数Ⅲの入試問題では、微分積分や難しい証明問題などが出題されます。
一般的な教材では、なかなか記述対策を行うことが出来ませんが、この教材を使うことでわかりやすい解説とともに記述形式の問題を練習することが可能です。
なお、私立大学志望の人でも、『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』に掲載されている問題が解けるかどうかチェックすることで、基本的な知識がきちんと身についているかどうか確認できます。
数Ⅲの基本的な問題が解けるようになったら、『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ』に載っている入試レベルの問題を解いて、数学の実力を仕上げていってください。