『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』は、早慶・旧帝大を目指している受験生の皆さんに是非お勧めしたい参考書です。
『大学入試問題集 ゴールデンルート』シリーズの数学は「基礎・標準・応用」の三段階のレベルがありますが、ここでは「応用編」について内容の解説とポイントをご紹介していきます。
最難関レベルの問題を解くのに苦労している方は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
科目 | 数学 |
出版社 | 株式会社KADOKAWA |
目的 | 解法理解 |
対象者 | 早慶、旧帝大を目指す受験生 |
難易度 | 早慶、旧帝大レベル |
分量 | 176ページ |
使用期間 | 高校3年生の秋まで |
ジャンル | 数学問題集 |
・具体的なオススメポイント
難問の解き方を思いつく思考力・ひらめき力を鍛えるのに最適
・注意点
基礎がしっかりできている状態で始めないと効果が半減する
難問への取り組み方を学ぶ問題集『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』
今回ご紹介する『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』は、早慶旧帝大レベルの難問への取り組み方や回答に至るまでのプロセスを分かりやすく解説してくれる問題集です。
この参考書を極めることで、
①公式の使い方や解法をしっかりと理解し、計算力をさらにレベルアップさせる。
②数学そのものに対する理解を深める。
といった2つの効果を得ることができます。
数学は基礎的なレベルの問題であれば公式の暗記でどうにかなる側面も多いですが、一つ上のレベルに上がるとそうはいきません。
特に早慶・旧帝大レベルともなると、問題文の中から限られた情報を汲み取って思考を重ねて解き方を思いつく応用力・考える力が必要とされます。
『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』では最難関大学の難問の解き方が分かりやすく解説されているため、難関大学の試験問題の解き方を学ぶための問題集として最適です。
早慶・旧帝大を目指している方で数ⅠAⅡBの入試対策を仕上げたい人は是非お手に取ってみて下さい。
『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』の使い方
『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』は問題を解いて解説を読むという非常にシンプルな使い方ができる問題集です。
問題のページは見開き1ページで、左側のページに難関大で頻出の問題が出題されており、右側には問題を解くためのヒントが記載されています。
最初は自力で問題を解き、わからなくなったらヒントを読むことで自分の頭で考えて問題に取り組む力を養うことができます。
解説・解答のページに記載されているのは、作問者の意図(この問題で何が問われているのか)と丁寧で親切な解答・解説です。
また、「公式・定理のおさらい」で教科書レベルの基本事項が確認できるようになっており、「COLUMN(コラム)」ではその問題に付随する重要項目がまとめられています。
解説・解答が非常に分かりやすく充実していることがこの問題集の最大の特徴となっているため、解説・解答の項目は参考書のように重点的に学習していきましょう。
この問題集の解説にある解き方・問題の取り組み方を理解しきれるようになった頃には、数学の本質も理解できるようになっているでしょう。
何度も反復練習をして、ヒントや解説を見直さなくても問題を解けるようになるまで繰り返す価値のある問題集です。
正解へのゴールデンルートが丁寧に分かりやすく説明されているのが特長
『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』は、正解へのゴールデンルートや問題へのプロセス、アプローチ方法が丁寧に分かりやすくまとめられているのが特長です。
早慶・旧帝大クラスになってくると2~3段階ほど思考の操作が必要な問題が多いため、どのように解答を出していくか考え方を理解していく必要があります。
そのためには、闇雲に問題を解いて答え合わせをしていくという学習方法よりも、解説が充実している問題集でじっくりと1つ1つの問題に取り組む学習方法が効果的です。
その学習方法に最適な問題集が『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』です。
『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』で問題を解くための考え方やプロセスをしっかりと定着させると、問題に触れた時に、さっと全体の設計図を組み立ててから計算するクセが身に付きます。
「基礎力には自信があるけれど応用力に不安がある」「難関大学の試験問題がきちんと解けるようになりたい・考え方を学びたい」という早慶・旧帝大志望の受験生の方はぜひ参考にしてみて下さい。
40題というコンパクトな量で、反復練習もしやすい作り
『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』は最難関大学の入試で頻出の40題が出題されており、最小限の問題数となっているため取り組みやすい一冊となっています。
問題数がそこまで多くないため短期間での取り組みが可能となっており、志望校の過去問に取り組む前の下準備として取り組んでいただくのがおすすめです。
また、復習がしやすい事も『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』の魅力の一つです。
プロセスをていねいに解説してくれている問題集のため、問題を再度見返した時に「この問題はどうやって解くんだっけ?」と解き方を思い出しやすい作りとなっています。
受験本番に問題を解いていて「あ!この問題はあの考え方・解き方で解けるな」と思いつけるようになるために、繰り返しこの問題集を解いて数学の解き方を思いつくトレーニングをしていきましょう。
初見はできるだけ自分で考えて解いてみるのがポイント
難問の解き方が分かりやすく丁寧に説明されている『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』ですが、初見時はじっくりと問題に取り組むことが大切です。
分からないと思っても最低15分はその問題に向き合って、解くための努力をしてみてください。
あれこれと思考を重ねて自分が現状できる努力を尽くしたうえでヒントを読み、それでもわからなかったときのみ解説・解法を読むことで、この本の効果が最大限発揮されるでしょう。
また、解けなかった場合は解法を読みながら、「どうして自分はこの解き方が出来なかったのか」「どうしたらこの解き方を思いついたのか」を考えていきましょう。
自分の反省点を持つことで、問題への取り組み方が徐々に身に付くようになっていきます。
すぐに解説を読んでしまってはなかなか知識が身に付かず、自分で考える力もなかなか身に付かないため、最初は自分で試行錯誤してみることをおすすめします。
『ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』の特徴・使い方まとめ
今回は、難問への取り組み方を学ぶ問題集『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』についてご紹介しました。
最難関大学の数学の問題は非常に難しく、高い思考力やひらめき力が必要とされます。
これらに苦手意識を持つ人は、この教材で対策をしておくことがおすすめです。
また、早慶・旧帝大レベルではない大学を志望している生徒さんにも、『大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B 応用編』は入試に通用する数学の応用力を身に付けるために役立ちます。
この問題集はハイレベルな問題を採用しているため、自力で解けるようになった時のも喜びもひとしおでしょう。
『大学入試問題集 ゴールデンルート』シリーズは「基礎編」「標準編」も出版されているので、まだ応用編のレベルに達していない方は、これらの問題集から取り組んでみるのも良いかもしれません。