
科目 | 古文 |
出版社 | Z会 |
目的 | 難関大学志望者 |
対象者 | 教科書~入試基礎レベルの数学の実力を身に付けたい人 |
難易度 | 入試基礎~標準レベル |
分量 | 971ページ |
使用期間 | 高三9月以降 |
ジャンル | 古文問題集 |
・オススメポイント
幅広い年代の高難易度な問題が載っていてハイレベルな実力が身に付く
・注意点
非常に難しいため、過去問演習が終わって余裕がある場合に取り組むこと
難関大学の過去問演習後に取り組むべきハイレベルな古文参考書
『最強の古文 読解と演習50』は、旧帝大や早稲田大学の文学部、法学部、政治経済学部など文系の難関大志望者のための古文参考書です。非常に難しい問題が掲載されているため、過去問演習が終わった後、さらにレベルアップしたい場合にのみ活用しましょう。
出題されている文章は古事記から江戸時代の文学まで幅広いため、『最強の古文 読解と演習50』の問題を一通り解けばどのような出題パターンにも対応できる実力が身に付きます。特に、江戸時代の文学は扱っている参考書が少ないため、ハイレベルな問題を解きたい人にとっては貴重です。
また、問題自体が難しいことに加えて、解説の情報量が多いことも特徴となっています。以下では、『最強の古文 読解と演習50』に関する詳しい内容や学習の注意点についてまとめました。古文で高得点を狙いたい難関大学志望の受験生はぜひ参考にしてください。
古事記から江戸時代の文学について、記述式とマーク式の問題が演習できる
難関大学レベルの問題が掲載されている『最強の古文 読解と演習50』では、古事記から江戸時代の文学まで幅広い年代の文章が収録されています。また、問題形式は最新の大学入試の傾向を加味したもので、記述式とマーク式の両方が演習可能です。
問題数は全部で50問でボリュームが多く、1つ1つが難しい問題となっています。50問の問題は文学史の流れに沿う順番に配置されている点も、『最強の古文 読解と演習50』の特徴です。
古事記、万葉集、日記文学と随筆、歴史物語をはじめ、和歌集や説話文学、軍記物語、物語論・能楽論、随筆などが扱われています。ジャンル別に問題が分かれているため、志望大学の出題傾向に合わせて特定のジャンルだけをピンポイントで学習することも可能です。
対策したい時代が明確な場合は、『最強の古文 読解と演習50』からその年代の問題をピックアップして解くようにしましょう。
解説の情報量が多いため、正解した場合も目を通すのがおすすめ
『最強の古文 読解と演習50』は問題の難易度が高いことに加えて、解説もハイレベルな点が特徴です。解答編には問題の答えや解き方だけでなく、テーマとなっている古文の出典や関連文学史、全訳が掲載されています。
さらに、問題文に出てきた古文の基礎知識や重要事項、古典文学の教養も合わせて学ぶことが可能です。古文に関する背景知識を増やしておくと、入試本番で初見の問題を解く際に役立ちます。
問題を解いて不正解だったものの見直しをするだけでなく、正解の場合も解説に目を通しておくことがおすすめです。読解問題対策に加えて、文学史対策もできます。
また、『最強の古文 読解と演習50』の巻末付録には「古典文学の流れ」「敬語動詞のポイント」「単語チェック」「枕詞・50」が掲載されています。古文の重要な知識を整理する際に役立ててください。
あくまでも志望大学の過去問演習を優先し、余力があれば取り組もう
ハイレベルな問題が多数収録されている『最強の古文 読解と演習50』は、志望大学の過去問演習が終わった後に取り組むべき参考書です。まずは志望大学の過去問を繰り返し解き、出題傾向や時間配分に慣れるようにしましょう。
その後、入試本番までに時間的な余裕があれば『最強の古文 読解と演習50』に取り組んでください。過去問演習前に『最強の古文 読解と演習50』に取り組んでしまうと、志望校対策が不十分になってしまうリスクがあるため要注意です。
なお、『最強の古文 読解と演習50』の問題に取り組む際には、初見で解けなくても気にする必要はありません。難易度が非常に高い問題が多く、ものによっては志望大学のレベルをオーバーしている場合もあります。初見で解けるかどうかよりも、ハイレベルな問題に慣れることを意識しましょう。
『最強の古文 読解と演習50』のレベルに慣れておけば、入試の本番で安心して取り組むことが可能です。また、『最強の古文 読解と演習50』の問題は難易度が非常に高いものの、設問の構成は一般的な古文の参考書とほとんど変わりません。そのため、1題ずつ丁寧に取り組めば着実にレベルアップできます。過去問演習が終わったあと、時間の許す限り『最強の古文 読解と演習50』の問題をこなしていきましょう。
まとめ
『最強の古文 読解と演習50』は、旧帝大や早稲田大学の難しい学部の志望者が、過去問演習後に取り組むべきハイレベルな古文参考書です。扱われている問題の難易度が高く、江戸時代の文学など他の教材ではほとんど扱われることのない分野もカバーしています。
また、マーク式と記述式問題がどちらも掲載されていることや、読解問題と文学史の両方に取り組めることも『最強の古文 読解と演習50』の特徴です。志望大学の過去問の傾向を掴んだ後、さらに演習を積み重ねて確実に高得点を狙っていきたい人のみ、『最強の古文 読解と演習50』に取り組んでください。