科目 | 現代文 |
出版社 | 日栄社 |
目的 | 過去問演習 |
対象者 | GMARCHや関関同立を受ける受験生 |
難易度 | GMARCH、関関同立レベル |
分量 | 140ページ |
使用期間 | 高三10月~11月、過去問演習直前 |
ジャンル | 過去問集 |
・具体的なオススメポイント
GMARCHと関関同立の過去問が詳しく解説されている
・注意点
標準的な問題を解けるようになってから取り組むこと
有名私大の過去問が1冊で一通り学べる問題集『GMARCH&関関同立の現代文』
今回ご紹介する『GMARCH&関関同立の現代文』は、タイトルに含まれている有名私大の過去問が1冊にまとめられた形式の問題集です。関東の私立大学として有名な明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学・学習院大学と、関西の私立大学として有名な関西大学・関西学院大学・同支社大学・立命館大学について、各2年分ずつの過去問が収録されています。
一般的な過去問集との違いは、解説の詳しさや補足情報の多さです。通常の赤本などの過去問集では、出来るだけたくさんの年度や科目の問題を掲載する都合上、詳しい解説は載っていません。一方、『GMARCH&関関同立の現代文』ではそれぞれの問題に対する解き方が丁寧に解説されています。今回は、そんな『GMARCH&関関同立の現代文』について詳しい内容や学習のポイントをまとめました。
GMARCHや関関同立を受験したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
入試の標準レベルの現代文が解けるようになってから取り組もう
『GMARCH&関関同立の現代文』に取り組むベストなタイミングは、入試の標準レベルの現代文の問題が解けるようになった後、実際の過去問に取り組む直前がおすすめです。現代文の基本的な解法テクニックが身についていない段階で『GMARCH&関関同立の現代文』に取り組んでも、勘に頼った解き方になってしまいあまり学習効果が高まりません。
入試レベルの現代文の解き方を解説している他の参考書を使って、読解方法を学んでから『GMARCH&関関同立の現代文』に取り組むようにしましょう。また、過去問演習をスタートする直前にこの教材に取り組むべき理由としては、各大学の出題傾向が満遍なく学べるということが挙げられます。同じ現代文の問題とは言え、それぞれの大学の出題傾向は大きく異なっているため、一通り解いて自分が解きやすい大学を見つけておくことが大切です。
先入観やなんとなくのイメージだけで受ける大学を絞ってしまわず、まずは『GMARCH&関関同立の現代文』で一通りの入試問題を解いてみることをおすすめします。
大学ごとに大きく異なる現代文の出題傾向と対策が詳しく解説されている
現代文の入試問題は、基本的には日本語で書かれた文章をベースに、いくつかの設問を解いていくという形式です。しかし、大学によって記述問題が中心のところもあればマーク式のところもあったり、中には本文中に全く傍線が引かれていないという変わった出題形式のところもあります。
『GMARCH&関関同立の現代文』では、そうした大学ごとの出題傾向の違いをまとめて把握できるように、各大学の過去問の前に傾向と対策のまとめが書かれているのが特徴です。もし、GMARCHや関関同立の中に第一志望の大学が含まれていない場合でも、自分の第一志望の大学の出題傾向に近い大学をこの中から選んで演習することもできます。
現代文の入試問題は、他の科目よりも各大学ごとの出題傾向のバラつきが多いため、自分が受ける大学でしっかり点が取れるように繰り返し演習をしておきましょう。
単に答え合わせをするだけでなく、間違った問題については正解の根拠を確認しておくこと
『GMARCH&関関同立の現代文』を使って現代文の問題演習をするときには、解いた問題をただ答え合わせするだけでなく、解き方をしっかりと確認していくのがおすすめです。答えがあっていたかどうかよりも、自分が間違ってしまった問題がなぜ間違いだったのか、何に気を付ければ似たような問題で点がとれるのかといったポイントが大切になります。
『GMARCH&関関同立の現代文』では、各設問に対する考え方や正解の根拠が書かれていますので、解説を参考にしながら解法をマスターしていきましょう。特に、記述問題が出題される大学の問題を解く際には、自分の書いた答案と模範解答を見比べて、どこが改善できるかチェックしていくのがおすすめです。
なお、実際に自分が受ける大学が固まった段階で、過去問演習をできるだけ昔のものまでさかのぼって、初見の問題をしっかりと解く練習を積み重ねていってください。
まとめ
今回は、GMARCHや関関同立の過去問を1冊で演習できる問題集『GMARCH&関関同立の現代文』についてご紹介しました。この教材では、単に過去問がまとまっているだけでなく、各大学の出題傾向や対策、各設問を解くためのポイントが詳しく解説されています。
現代文の標準的な問題が解けるようになった段階で、『GMARCH&関関同立の現代文』に載っている問題を一通り解いて出題傾向を把握するようにしてください。大学ごとに出題傾向が異なりますので、自分が解きやすい問題を出題している大学がどこなのかをチェックすることが大切です。今回ご紹介した情報を参考に、GMARCHや関関同立の対策をスムーズにスタートしましょう。