日東駒専&産近甲龍の現代文|大学ごとの傾向が1冊で学べる問題集

逆転合格.com|大学受験勉強法,参考書,大学別攻略情報オススメ国語の参考書68選日東駒専&産近甲龍の現代文|大学ごとの傾向が1冊で学べる問題集
科目 現代文
出版社 日栄社
目的 現代文過去問演習
対象者 標準レベルの問題集を解き終えた受験生
難易度 日東駒専・産近甲龍レベル
分量 105ページ
使用期間 高三10月~11月ごろ
ジャンル 現代文問題集

・具体的なオススメポイント
高三10月~11月ごろ
・注意点
標準レベルの現代文問題集を解いた後に取り組むこと

各大学の現代文の出題傾向が1冊で詳しく学べる問題集『日東駒専&産近甲龍の現代文』

今回ご紹介する『日東駒専&産近甲龍の現代文』は、タイトルに含まれる私立大学の過去問がまとめて学べる問題集です。関東エリアの私立大学として有名な日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学の問題と、関西エリアの私立大学として有名な京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学の問題が1冊にまとまっています。

各大学の過去問集として出版されている教材と異なり、大学別の出題傾向や各問題の解き方が詳しく解説されているのが特徴です。なお、『日東駒専&産近甲龍の現代文』に含まれている大学を第一志望としていない人であっても、これらの大学の入試問題は入試標準レベルの仕上げとして活用できます。

そのため、入試の現代文の基本的な問題集を一通り解き終えた後の仕上げ用としてもおすすめです。今回はそんな『日東駒専&産近甲龍の現代文』について詳しい内容や学習のポイントをまとめてご紹介します。

日東駒専、産近甲龍の過去問が2題ずつ掲載されていて過去問集よりも解説が詳しい

『日東駒専&産近甲龍の現代文』では、日東駒専及び産近甲龍の各大学の過去問が2題ずつ掲載されているのが特徴です。それぞれの大学では出題傾向が異なるため、自分が受験する大学の問題については特に詳しく把握しておく必要があります。たとえば、産近甲龍に含まれる京都産業大学の現代文では、他の私立大学の現代文にはあまり出題されない小説の問題が出題されるため、特化した対策が大切です。

『日東駒専&産近甲龍の現代文』では、各大学の問題が載っているページの最初に、傾向と対策が詳しく紹介されています。まずはそのページを見ずにいきなり問題を解いて実力のチェックをしても良いですし、ある程度出題傾向を把握してから各大学の対策用として問題を解いても大丈夫です。

すべての問題について、解き方のポイントが丁寧に解説されているため、答えしか載っていない赤本系の過去問集と比べると勉強しやすくなっています。間違ってしまった問題については、なぜ間違えてしまったか、今後の対策として何に気を付けるべきかなどを確認してから次の問題に進むようにしましょう。

『日東駒専&産近甲龍の現代文』に取り組む前に基礎的な演習教材を解いておこう

学習の進め方として、現代文の基本的な教材を一通り解いた上で『日東駒専&産近甲龍の現代文』に取り組むのがおすすめです。現代文の入試問題の解き方が分からない状態で過去問を解いても、やみくもに問題を解くだけになってしまい得られるものが少なくなります。

まずは、『決める!共通テスト現代文』や『マーク式基礎問集』などの問題集を使って、現代文の入試問題の基本的な解き方を身に付けましょう。これらの教材では、説明文や物語文などについてどのような点に注目して読解すればよいのかといったテクニックが学べます。

基本的な問題集を繰り返し解いて、正解の根拠を読み取れる読解力を身に付けていってください。その上で、『日東駒専&産近甲龍の現代文』や志望大学の過去問を解くことで、さらなる実力アップが可能です。

志望大学の過去問はできるだけ昔のものまで解いておくことが大切

『日東駒専&産近甲龍の現代文』に掲載されている問題は、あくまでも各大学の過去問の一部となります。そのため、この問題集だけで過去問対策を終わらせるというよりは、さらに前年度の過去問にさかのぼっていくための最初の1歩として使うのがおすすめです。

また、これらの大学よりも難易度の高い大学に挑戦したい人は、よりハイレベルな現代文の問題が掲載されている問題集や、志望大学の過去問も繰り返し解くようにしましょう。一度解いた年度の過去問でも、繰り返し解いて正解の根拠をしっかり捉える練習をするのが効果的です。

また、大学によっては出題傾向に合わせた対策や、制限時間内に解ききるためのペース配分練習も必要になります。特に、第一志望の大学の過去問に関しては、できるだけ昔のものまでさかのぼって解いておいてください。ただし、大学によってはある年度を境に出題傾向が変わっている場合もあるため、その際は最近の出題傾向に近い問題まで解いておけば大丈夫です。

まとめ

今回は、日東駒専や産近甲龍といった関東・関西の有力私大対策がまとまった問題集『日東駒専&産近甲龍の現代文』についてご紹介しました。この問題集は、日東駒専や産近甲龍の過去問が分かりやすい解説とともに学べるのが特徴です。各大学の問題が始まる前のページには、その大学の出題傾向や注意すべき対策ポイントがまとまっています。市販の各大学の過去問集では単に問題と答えが掲載されているだけのものがほとんどですが、『日東駒専&産近甲龍の現代文』なら問題の解き方をきちんと学ぶことが可能です。

なお、『日東駒専&産近甲龍の現代文』に取り組む前に標準レベルの現代文の問題集を解いて、現代文の解き方の基本をマスターしておくようにしてください。勘に頼った解き方で『日東駒専&産近甲龍の現代文』や過去問に取り組んでも、得点力アップには結びつきません。

演習を行う際には、正解の根拠をきちんと考えながら問題を解くようにしましょう。今回ご紹介した情報を参考に、『日東駒専&産近甲龍の現代文』で現代文の入試対策を進めて頂ければ幸いです。

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