
共通テストをはじめとする大学入試において、現代文の得点力は合否を左右する重要な要素です。
そこで注目したいのが、『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』です。
『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』は、内容説明・理由説明・空所補充などの頻出問題に対応し、「感覚」ではなく「ロジック」で現代文を読み解く力を身につけられます。
本記事では、『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』のおすすめポイントや効果的な使い方、レベル、さらにはいつから使い始めるべきなのかについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
教材名 | 大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール |
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ジャンル | 参考書 |
出版社 | KADOKAWA |
出版日 | 2020/11/27 |
必要時間目安 | 20時間 |
目指す大学群レベル | 東京一工・旧帝大・電農名繊・金岡千広・5S・STARS・早慶上智・GMARCH・関関同立 |
分量 | 192頁 |
具体的なおすすめポイント
- 論理的な読解力が身につく
- 問題形式ごとの攻略法が明確
- 豊富な演習問題が掲載
注意点
- ルールの暗記だけでは不十分
- 記述対策の量はやや少なめ
論理的な読解力が身につく『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』
現代文を感覚で解いているあまり、なかなか成績が上がらずに困っているという時におすすめの一冊が『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』です。
というのも、本書は設問ごとに「どう読めば、どう答えを導けるか」を明示し、論理的に読む力を鍛える構成になっているからです。
例えば、内容説明問題であれば、傍線の前後をどうチェックし、本文全体との関係をどう捉えるかというプロセスが丁寧に示されています。
こうした手順を学ぶことで、フィーリングに頼らず自信を持って設問に取り組めるようになります。
『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』はどんな人におすすめ?
本書は現代文の点数が安定しない人や、選択肢問題でいつも迷ってしまう人に特におすすめです。
なぜなら、設問ごとに「正解の出し方」をパターン化しているため、迷いを減らし確実に正解へと導いてくれるからです。
例として、理由説明問題では因果関係の見つけ方が体系的に示されており、勘に頼らず論理的に答えを選べるようになります。
解説が丁寧で初学者にも取り組みやすくなっているので、現代文に苦手意識を持っているなら、まずはこの一冊で「読み方の土台」を築いてみてください。
『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』のレベル
『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』は、基礎〜標準の現代文をしっかり押さえられるようになっています。
入試でよく出る設問タイプを体系的に学べる構成で、現代文の解き方を一から身につけたい人にも無理なく取り組めるレベルです。
加えて、国公立・難関私大レベルの問題に向けての足がかりとしても十分な内容が揃っています。
そのため、本書を活用することで基礎固めから得点力強化までをカバーすることができるでしょう。
『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』はいつから使えばいい?
それでは、本書は具体的にいつから使い始めればよいのでしょうか。
結論から言えば、高2の冬〜高3の春にかけて取り組むのがおすすめです。
この時期であれば、入試本番までにルールを定着させ演習を重ねる余裕があるほか、共通テストや模試が本格化する前に読解力を身につけることで、焦らず実力を伸ばせます。
いつから使い始めるべきかは、それぞれの進み具合によって異なりますが、一つの指標としてぜひ参考にしてみてください。
『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』の特徴
『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』の最大の特徴は、設問タイプごとに明確な読解ルールを提示し、感覚ではなくロジックで文章を捉える力を養えるところです。
ただ、その他にも本書には魅力的な特徴が備わっているので、このトピックではそれらの点について解説します。
問題形式ごとの攻略法が明確
まずこの参考書の強みの一つが、頻出する現代文の問題形式ごとに解法が整理されている点です。
というのも、共通テストや私大入試では、「内容説明」「理由説明」「空所補充」など、定番の設問が毎年のように出題されます。
本書ではそれらの形式に対し、それぞれの正答を導き出すための「プラチナルール」を提示しています。
そのため、本書を活用することで、初見の問題にも対応できる読解力を自然と身につけることができるでしょう。
豊富な演習問題が掲載
『現代文プラチナルール』は、解説だけで終わらない点が大きな魅力です。
各章ごとにルールを学んだ後には、それを実際に使って解いてみる演習問題がしっかり用意されています。
加えて、その問題は入試傾向をしっかり反映した内容になっているので、本番さながらの実戦力を養えることができます。
読んで終わりにならず、「わかる」から「できる」へとスムーズに移行できるのが本書の大きな特徴です。
『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』の使い方
効果的に学習するためには、参考書の「使い方」を正しく理解しておくことが欠かせません。
特に『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』では、単に読むのではなく「インプット→アウトプット→復習」の3ステップを意識して取り組むことが重要です。
①プラチナルールをインプット
まず最初の使い方のステップは、読解の基本となる「プラチナルール」のインプットです。
例えば、傍線部理由説明問題では「直前の因果関係に注目」など、具体的な判断ポイントが整理されており、効率的に読解力を身につけることができます。
特にこのインプット段階では、理解だけでなく「どう使うか」を意識しながら読み進めることで、次のアウトプットへの移行がスムーズになるでしょう。
②実践問題でアウトプット
プラチナルールをインプットしたら、次に実践問題でその知識をアウトプットしていきます。
この段階で大切なのは、正解・不正解に一喜一憂するのではなく、「自分の読み方がルールに沿っているか」を確認することです。
ここでアウトプットを繰り返すことで、読解の型が自然に身につき、試験本番でも迷いなく解答できる力が養われます。
③解説を確認して復習
最後の使い方のステップは、解説を活用した「復習」です。
本書の解説は、なぜその選択肢が正解なのか、なぜ他が不正解なのかを論理的に説明してくれているため、読み返すことで理解がより深まります。
特に、自分が選んだ答えと解説とのズレを客観的に見ることは、今後の得点力アップに直結するので、間違えた問題はもちろん、正解した問題も「ルール通りに読めていたのか」を確認するようにしましょう。
『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』の注意点
本書は非常に実用性の高い現代文参考書ですが、使い方や内容において注意すべき点もあります。
ここでは、効果的に活用するために知っておきたい2つの注意点について詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
ルールの暗記だけでは不十分
本書を使う際の最大の注意点は、「ルールの暗記」だけで満足しないことです。
確かにプラチナルールは論理的で再現性のある解法ですが、それをただ覚えるだけでは本番で応用できない場合があります。
そのため、ルールの意図や背景にある読みの考え方を理解したら、自分の中で柔軟に使えるように練習するのを忘れないようにしましょう。
記述対策の量はやや少なめ
本書は選択肢問題への対策には優れていますが、記述問題の対策量はやや限定的です。
そのため、記述式の配点が高い大学や国公立志望者にとっては、これ一冊だけでは記述力を十分に鍛えるのは難しいかもしれません。
記述の表現力や構成力を高める際は、別の教材と併用するのが効果的でしょう。
『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』|まとめ
ここまで『大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール』の特徴や効果的な使い方、また注意点やいつから使うべきかなどについて解説してきました。
本書は、現代文を「感覚」ではなく「論理」で解きたい受験生にとって、非常に実践的な一冊です。
一方で、ルールの暗記だけで終わらせず、実戦で使えるように演習を重ねること、そして記述問題対策には別教材を併用するなどの工夫を怠らないように意識しましょう。